真実を求めて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「・・・・・貴方が、本物の【Argent satan】、ですか?」
再び女に向き直り、真剣な眼で##NAME1##は問い掛けた。
暫くの沈黙後、女はフッと口角を上げこう答えた。
「その答えを探すのがお前等[情報屋]だろ?違うか?」
女の言葉に##NAME1##と楓はお互い顔を見合わせ、二人とも口角を上げて高々に宣言する。
「えぇ、そうですの。
私達は必ず貴方が【Argent satan】だという情報(証拠)を掴んでみせます」
「解毒や治療して貰ったのは礼を言う。けどそれとこれとは別だ。余裕こいてるのも今の内だ」
「・・・そっ。せいぜい頑張れよ」
その女頼むぜ、と女は##NAME1##達に背を向け立ち去った。
***
数日後、あの時自ら【Argent satan】と名乗った男は3年前##NAME1##達に【Argent satan】の情報を提供してきたあの時の依頼人だってことが分かった。
どうやら【Argent satan】に憧れ、その名を語り自分が【Argent satan】になろうと考えたらしい。
そして今、##NAME1##と楓はある店の前にやって来た。
店の看板には万事屋“金鎖”と書かれている。
二人は顔を見合せ1つ頷き、ドアを開けた。
「いらっしゃ・・・あぁ、お前等か」
そこにはあの時の女がいた。
女は二人をもてなそうとしたが二人はやんわりと断った。
「何か分かったのか?」
「はい。貴方の名前は##NAME2##。この万事屋“金鎖”の店主にしてSHOT真拳の使い手」
「しかもマルハーゲ四天王のOVERの妹。こればかりは驚いたぜ」
「へぇー結構調べてんじゃん。で?肝心なとこもちゃんと調べたのか?」
挑発するような態度を取る女――##NAME2##に二人は悔しそうに、けど清々しそうにこう答えた。
「まだです。けど諦めていません」
「それに引き出しちゃったら楽しみが無くなってつまらなくなるしな」
「そっか。それにしてもやっぱ私生活調べられんのはヤダなー。おちおち気休めも出来やしねぇ」
「あっ、そういえば。貴方の近辺にマルハーゲ帝国四天王に暗殺部隊総隊長にサイバー帝国帝王に電脳6闘騎士、それに旧マルハーゲ帝国隊長に旧皇帝に闇マルハーゲ帝国四天王に右腕左腕に闇皇帝、そしてボーボボ達等々が貴方に対してのストーカー行為をしているの気付いてましたか?
今もこの近くにいまして・・・」
「・・・・・・ほーぅ」
突如##NAME2##から黒いオーラが流れ、##NAME1##も楓も顔を引きつり言葉を失ってしまった。
「悪ぃ、ちょっと店番頼む」
そう言うと黒いオーラを纏ったまま##NAME2##は店を飛び出していった。
「・・・##NAME1##、今のは言わなかった方が良かったぞ」
「私、何か言った?」
「・・・・・・・・
(御愁傷様ι)」
楓が心中で合掌していると店の外から悲鳴と叫び声と銃声が聞こえた。
END