真実を求めて
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「俺に歯向かったことに後悔して死ねェエーーーー!!!!」
【Argent satan】は持っていた日本刀を放り投げ、懐からナイフを取り出し女に向かっていった。
「危な・・・」
――ドンドンドンドンドン!!
##NAME1##が叫ぶ前に女は拳銃で【Argent satan】を撃った。
1発はナイフを、残りの4発は四肢を。
当然【Argent satan】は前に倒れてしまい、先程まで浮かべていた余裕の笑みは消え、呆然とした顔になってしまった。
「な、なんだこれ・・・?何故、この俺が・・・・・・?」
「噂はあてにならねぇって聞くが、ここまであてにならねぇとはな。
教えてやるよ」
女は【Argent satan】の側まで歩み寄り、見下ろしながら喋りだした。
「まず髪は銀髪じゃねぇ。生き返ったときに黒髪になっちまってな。長髪なのは合ってっけどな。
武器も日本刀じゃねぇ、オリハルコン製で出来た銀色のちょっと大きめの拳銃だ」
拳銃を見せて淡々と話す女に、その威圧感に##NAME1##は、【Argent satan】は眼を見開きある考えに達する。
「・・・・・ま、まさか・・・お、お前・・・が・・・・・・」
「そして、大男ではなく、まして“男”ですらねぇ。
言葉使いはこんなんだが、“女”だ」
「【Argent satan】・・・・・・!!!」
――ドンドン!!
【Argent satan】、いや、男が叫んだ後に女は銃口を男に向け2発撃ち、男はパタリと倒れてしまった。
目の前で起きた出来事に##NAME1##は自分の眼を疑った。
思考が止まり、呆然としてしまった。
「おい、大丈夫か?」
「――――ッッ!!!」
いつの間にか目の前までやって来た女に##NAME1##はようやく正気に戻り、怯えた表情を取った。
一瞬、女が悲しそうな顔をした。
「安心しろ。あの男は死んじゃいねぇよ。【Argent satan】に関する全ての記憶を失って貰い、眠っただけだ」
女の安心させるような声色に##NAME1##は男の方に眼を向ける。
確かによく見れば上半身を上下に動かしている。
そして四肢からも頭からも血が一滴も流れていない。
ホッと息を吹いたのと同時に女が今度は##NAME1##に抱えられてる女性と楓の傷口に向けて発砲した。
「ッッ!?何を・・・」
「大丈夫だ。今のは解毒しただけだ」
「え・・・?」
楓の方に視線を移せば、信じられないと言った顔で塞がっていく傷口を凝視する楓。
そして女性に視線を向ければ先程の辛そうな顔ではなく安らぐ様な顔になっていて、額に手を当てれば嘘のように熱はなくなっていた。
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