真実を求めて
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「お金は後で払います。
ですから【Argent satan】の次の犯行現場の情報を提供してください。
お願いします」
頭を下げる##NAME1##にオヤジはジッと見つめ、そして・・・
「ええで。今回は同業者のよしみっつーことでチャラにしといたる」
「Σっ!?ありがとうございます!」
再びバッと頭を下げた##NAME1##。
オヤジはカメラを取り出し、真拳を発動した。
「SCOOP真拳奥義 さまよえる念写!」
パシャパシャと言う音だけが部屋の中に響き、やがてオヤジから一枚の写真を手に入れた。
「ほれ、これが奴の次の犯行現場じゃ」
「ありがとうございます」
写真を除き込む##NAME1##と楓にオヤジが忠告をする。
「お前さん等、気を付けろよ。
今まで奴の正体はおろか犯行現場を撮ろうとした瞬間になって掴めなかったものが今回は掴めた。
もしかしたら、」
「罠かもしれない?ということですか?」
##NAME1##の言葉にオヤジは何も言わず肯定の視線を送る。
「確かに、もしかしたらこれは罠かもしれない。
だが俺達は、俺達情報屋は」
「真実を知って、真実を伝えなくてはいけない。
違いますか?」
「・・・・・・・・
フッ、全く。昔は半人前でひよっこだったお前さん等が言うようになったじゃないか。
行ってきな。そしてワシにもきちんと伝えてくれよ。
真実をな」
「勿論です」
##NAME1##と楓はオヤジと約束し、楓のテレポートによってその場から消え去った。
***
犯行現場に飛んできた##NAME1##と楓。
すると丁度目の前で、地面に座り込んで肩を押さえてる女性に日本刀を持った男が斬りかかろうとしていた。
女性の肩から血が流れていた。
「Σっ!!楓!!」
「了解!!」
すぐに楓は男の腕を取り押さえ、斬りかからせることを阻止した。
##NAME1##は女性の元に駆け寄り怪我の状態を見る。
「大丈夫ですか!?」
「あ、ありがとうございま・・・」
「!?大丈夫ですか!?しっかりして下さい!!」
突然倒れてしまった女性。
頬に赤みが増し、おでこに手を当てるととてつもなく熱かった。
「まさか・・・」
「っ!!チッ!」
「Σ!?楓!?」
大きな舌打ちが聞こえそちらに眼を向けると腕を押さえ眉間に皺を寄せ男に睨み付ける楓。
だがもっとも視線がいったのは楓の腕から流れてる血。
「悪ぃ、チィッとばかし油断した・・・・・・ッ!!?」
「楓!!!」
ガクッと膝を付く楓に##NAME1##が悲鳴じみた声をあげる。
そしてニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべる男を睨み付ける。
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