喧嘩のちカツ丼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
***
ただ今##NAME1##は真選組屯所と書かれた建物に入らせ、さらに取調室に入らされている。
「まず、お前の名前は?」
「おい待て、なんだこの状況?まるで取り調べじゃねぇか。言っとくけど俺ぁ悪いこと何にもやっちゃあいねぇぞ。
それに人に名前聞くときはまず自分からって母親に教わらなかったか?」
「テメェ、自分の状況分かってんのか?」
先程のくわえタバコの男が額に青筋浮かばせながら##NAME1##の胸ぐらを掴む。
「そうですぜぇ土方さん。そんな常識的なことも知らないんですかぁ?そんなんだから部下にナメられるんですぜ」
「ナメてるのはお前だけだ総悟!!お前ぇは黙ってろ!!」
男――土方十四郎が青年――沖田総悟に怒鳴る。
「チッ、真選組副長土方十四郎だ」
「へぇー。良い名前じゃねぇか」
ニカッと笑う##NAME1##に土方は一瞬眼を見開き、頬を微かに赤く染めた。
「?おいどうした?顔赤いぞ?」
「べ、別になんでもねぇよ・・・///」
「どうしました土方さん、気持ち悪い顔になって」
「気持ち悪いってなんだ気持ち悪いってェェェ!!!!?」
二人の漫才のようなやり取りに##NAME1##は腹を抱えて笑いだした。
「アッハハハハ!!お前ぇ等おもしれぇな!!ハハハ!!」
「「ッ!!!////」」
##NAME1##の笑う姿に土方と総悟は顔を赤く染め、見とれた。
「ハハハッ!!あーおもしれ~~」
「・・・・っ、い、いつまで笑っていやがる・・・/////
ほら、さっさとテメェの名前を言いやがれ」
「ん?そういや取調室と言ったら・・・・・・カツ丼!!なあカツ丼出ねぇのかよカツ丼!?」
「いきなり何言い出してんだよ!!?今は取り調べ中・・・」
「なあカツ丼出してくれよ、ここんところくなメシ食ってねぇしさっきの喧嘩のせいで余計腹減っちまってよー。
なあカツ丼出してくれよ~カツ丼カツ丼カツ丼カツ丼カツどーーーーん!!!!!!」
「カツカツカツうるせぇんだよ!!!!さっさと答えろ!!!!」
あまりの空腹に我が儘を言い出した##NAME1##に土方が若干キレた。
だがしかしそんなことにも気にせず(というか無視)、さらに我が儘を言い出した。
「カツ丼出さねぇのなら何にも答えねぇ」
プイと横を向いてしまった##NAME1##に土方はヒクヒクと頬を引き吊らせ、堪忍袋の緒が切れることを何とか耐えた。
さっきの笑う姿やプイッと横を向いた仕草に思わず可愛いと思ったのは気のせいだと必死に自分に言い聞かせながら。
.