喧嘩のちカツ丼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――ドガッ!!
通り過ぎてった人が##NAME1##の頭目掛けて回し蹴りをしてきた。
それに気付いていたのか##NAME1##も回し蹴りをして受け止めた。
「テメェ、いきなり何しやがる?」
顔は見えないが体格や格好から見るに男だと分かる。
傘越しの相手の顔に睨み付けると相手の口元が見え驚いていることが分かる。
そしてフッと笑った。
「―――!」
すぐに離れ体勢を整えると男が一気に##NAME1##に近付き殴り掛かってきた。
##NAME1##はサッと避けるが男の攻撃が止まない。
「テメ、いい加減にしろ!!」
攻撃を止まない男に##NAME1##は足を振り上げて反撃するが、当たったのは傘だけだった。
傘が男の手元から離れると空高く舞い、二人より離れたところに落ちた。
相手を見ると、朱色の髪におさげして、笑顔を張り付けてる少年のような青年だった。
青年はニコニコ笑いながら##NAME1##をじっくり見る。
「へぇーー。君、なかなかやるね。名前なんて言うの?教えてよ」
「おいおい、いきなり喧嘩吹っ掛けてきてナンパか?まず相手の名前聞くときは自分から名乗るもんだって父親に言われなかったか?」
「うーーん・・・ないな。ろくに家に帰ってこなかったし、あんな父親。
まっいいや。俺の名前は神威ってんだ。君は?」
「・・・##NAME1##だ」
「##NAME1##っか、良い名前だね」
「何故いきなり喧嘩吹っ掛けてきた?」
青年――神威の行動、言動に気を配りながら##NAME1##は構えを解かない。
「うーんとねー、まず君から覇気っていうのかな?いや違うな、俺の中の本能がさ、君は強いから殺りあっちゃえって。
それに・・・
もう殆んど取れかかっちゃってるけど、君から血の臭いがする」
「―――っ!!?」
「あれ?もしかして図星?」
一瞬の隙に神威が##NAME1##の懐に入り込み、##NAME1##のお腹を殴った。
「―――ガハッ!」
吹き飛ばされた##NAME1##は建物にぶつかり、瓦礫の中膝立ちになり下を向く。
「あらら?まさかもう終わり?」
「・・・・・・・・・上等だ」
ゆっくりと立ち上がり顔を上げて神威の眼を睨む。
その眼に神威はゾクッと身震いした。
口角を上げ、久々の強い敵との交戦に楽しくて。
「良いね~。せいぜい俺を、がっかりさせないで
ねっ!!」
――ドカッッ!
同時に間合いを詰め、拳と拳がぶつかり合った。
.