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そして今自分がどんな時代にいるのか理解し、何故こんなところに来てしまったのか分からないマサオ君はまた泣き出してしまい、そんなマサオ君に慶次はどう声をかけてば良いのか分からず困惑していた。



「ワア～～～～ン！！！」


「あ～～えーっと～・・・そ、そうだ！！とりあえず俺と一緒にこの兜届けに行くかい？」


「（ﾋﾟﾀｯ）・・・・・と、届けに行くって、それってまおうに届けに行くってこと！？え～～！！じゃあぼく、地獄とか魔界とかに行っちゃうの～！？やだぁああーーー！！！」


「べ、別にそんなおっかない所でもないから！！魔王だってそんなおっかなくねぇし。(まあ顔は怖いが。)

大丈夫！！俺も一緒に行ってやるし、何かあったら俺が守ってやっから！な？」


「ほ、ほんとう？」


「ああ！約束だ！！」


「・・・うん！じゃあぼく、行く！！」


「よしっ！そうと決まれば行きますかね」



こうしてマサオ君と慶次は信長の兜を届ける為安土城に向かった。




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庭園から離れに移動して話すこととなった謙信、かすが、そしてねねちゃん。



「いま、このじだいがどんなじだいなのか、おわかりですね？」


「・・・え、えーっと、・・・まぁ・・・(テレビで見たぐらいしか・・・)」


「あわてることはありません。しばらくのあいだ、ここにすんでていいですよ」


「Σっ！？け、謙信様っ！？」


「おや？どうかしましたか？みしらぬじだいにきた、しかもおさなごをほうっておくつもりですか？」


「い、いえ・・・。しかし、」


「わたくしのうつくしきつるぎよ。おまえは、ひとをたいせつにするやさしいこころのもちぬしだとわたくしはしんじています。
だからおまえも、わたくしをしんじなさい」


「は、はぃぃぃ・・・・/////」


「・・・・・・・・・・」



突如二人からバラの花びらが舞い散り、宝塚でも見ているのかという顔をするねねちゃんはただただ呆れた視線を向けるのだった。



「そういえばこの眼帯、誰のかしら？」




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