戦国カスカベ防衛隊
みんな無事かなー?
―戦国カスカベ防衛隊―
「やれやれ、母ちゃんも人づかいあらいぞ」
背中にひまわりを背負い、手にはシロを繋ぐ手綱を握って、この場にいない母親、みさえに文句を垂れながら外を歩くしんのすけ。
向かう場所は友達と待ち合わせをしているカスカベ公園。
「・・・・・・お?」
途中に道の真ん中に何かが落ちてることに気付いた。
「なんだコレ?
・・・・・・はちまき?」
落ちてるものを拾うと、それは真っ赤な鉢巻きだった。
「なんでこんなところに・・・・・・おぉ!そうだ!」
何かを思い付いたしんのすけはその鉢巻きをシロの首に巻き始めた。
リボンに縛ったが形がグチャグチャである。
ちょっとキツメに巻いてしまった為シロが若干苦しそうだ。
「よし!シロ、そのはちまきの人が見つかるまで決してはずしちゃダメだぞ」
「クゥーーン・・・」
しんのすけのアイディアには納得したが、せめてもうちょっと緩めてほしいと眼でしんのすけに訴えました。
「よーし。しゅっぱつおしんこー!」
が、聞き取ってもらえませんでした。
というか気付いていません。
シロは諦め、しんのすけは再び歩き始めようとした。が、
「たぁや!たい!!」
「ん?どうしたひま?」
今度はひまわりが何かを見つけたようだ。
ひまわりが視線を向ける方にしんのすけもシロもそちらに視線を向ける。
すると今度は塀のところに何かが掛けてあった。
気になるしんのすけはひまわりを抱えたまま器用に電柱に登り、塀に着地してその何かを手に取り、再び電柱で降りた。
「今度はなんだろ~。
・・・・・・なんだコレ?ハンカチ?」
手にしたのは緑色の手拭い。
所々に刺繍され、高価なものに見える。
う~~ん、と唸ったしんのすけは今度は何を思い付いたのか自分の首にその手拭いを巻いた。
「おぉ!カッコいい!」
水溜まりに自分の姿を映し感嘆の声を上げた。
そしてようやく友達が待つ公園に向かった。
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―戦国カスカベ防衛隊―
「やれやれ、母ちゃんも人づかいあらいぞ」
背中にひまわりを背負い、手にはシロを繋ぐ手綱を握って、この場にいない母親、みさえに文句を垂れながら外を歩くしんのすけ。
向かう場所は友達と待ち合わせをしているカスカベ公園。
「・・・・・・お?」
途中に道の真ん中に何かが落ちてることに気付いた。
「なんだコレ?
・・・・・・はちまき?」
落ちてるものを拾うと、それは真っ赤な鉢巻きだった。
「なんでこんなところに・・・・・・おぉ!そうだ!」
何かを思い付いたしんのすけはその鉢巻きをシロの首に巻き始めた。
リボンに縛ったが形がグチャグチャである。
ちょっとキツメに巻いてしまった為シロが若干苦しそうだ。
「よし!シロ、そのはちまきの人が見つかるまで決してはずしちゃダメだぞ」
「クゥーーン・・・」
しんのすけのアイディアには納得したが、せめてもうちょっと緩めてほしいと眼でしんのすけに訴えました。
「よーし。しゅっぱつおしんこー!」
が、聞き取ってもらえませんでした。
というか気付いていません。
シロは諦め、しんのすけは再び歩き始めようとした。が、
「たぁや!たい!!」
「ん?どうしたひま?」
今度はひまわりが何かを見つけたようだ。
ひまわりが視線を向ける方にしんのすけもシロもそちらに視線を向ける。
すると今度は塀のところに何かが掛けてあった。
気になるしんのすけはひまわりを抱えたまま器用に電柱に登り、塀に着地してその何かを手に取り、再び電柱で降りた。
「今度はなんだろ~。
・・・・・・なんだコレ?ハンカチ?」
手にしたのは緑色の手拭い。
所々に刺繍され、高価なものに見える。
う~~ん、と唸ったしんのすけは今度は何を思い付いたのか自分の首にその手拭いを巻いた。
「おぉ!カッコいい!」
水溜まりに自分の姿を映し感嘆の声を上げた。
そしてようやく友達が待つ公園に向かった。
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