続いて入ったのは１階の病室を見て回りながらこれ完璧に子守りと散歩じゃね？と疑いたくマルコさんとシロ君に乗って興味津々な様子で辺りをキョロキョロするひまわりちゃんペア。



マル「・・・・・・何なんだ、何なんだよいコレ・・・？何で俺のペアが赤ん坊と犬なんだよい、可笑しいだろコレ、てかこんな時間に赤ん坊をこんなとこに連れだすこと自体どうなんだよい」


ひ「たぁや？」


マル「ん？どうした、って、なんだこの音・・・？」




シャコ・・・シャコ・・・



マル「あ？」


？「・・・ひっひっひっ・・・今宵も来るぞ、この山に迷いし、旨そうな人間が・・・」


マル「・・・・・・・」


？「・・・！・・・・・・みぃ～たぁ～n「何で病院なのに山姥なんだよい！！！」



バゴッ！



？「Σイダッ！！？」


マル「アトモスだろお前、カツラを被って着物着てるみてぇだが何で出刃包丁じゃなくてお前の剣！？」


ア「マルコ、振り向く前に近くにあった椅子投げつけんな・・・」


マル「お前が振り向いた時お前のその特殊メイクでコイツ等を怖がらせちゃいけないと思ったからな」


ア「・・・マルコ、すっかり子守りに慣れてないか？」



＊＊＊



――屋上



マル「あーー・・・よしよし、もうお化けはいないよい、いい加減泣き止んでくれよい」


ひ「ビェェェェン！！」


マル「・・・はぁ～・・・どうしよ」


ジ「おい」


マル「あ？」


ジ「いつまでその赤ん坊泣き続けているんだ。さっさと泣き止ませろ」


マル「いや、そうしたいところなんだがなかなか泣き止まなi「たぃや！！」


マル「・・・・・・へ？」


ひ「たぃや！たぁや！」



マルコに抱っこされあやかしてもなかなか泣き止まなかったひまわりが突然泣き止み、それところか興奮したように必死にジンの方に手を伸ばしてる。



マル「おい、まさか、アイツに抱っこされたいのかよい？」


ひ「たい！！」


マル「・・・・・・・・」


赤「良かったなジン、赤ん坊になつかれて」


ジ「喧嘩売ってるのか赤井秀一」


ひ「たぃぁや！！##64##」


マル「・・・・・・・何、この妙な敗北感・・・・・・」



落ち込む中さすがしんのすけの妹だよい、と思ったそうだ。



＊＊＊



――地下・廊下



屋上から去った後またぐずり出したひまわりをなんとかたしなめたマルコ達。



マル「・・・・・・もう早く帰りたいよい・・・」


シロ「・・・クゥーーン」


マル「ん？どうし・・・」



廊下の端を見ると、明らかに作り物だと分かる、井戸があった。


すると、そこから声が聞こえてきた。



？「一ま～い・・・二ま～い・・・三ま～い・・・」


マル「・・・・・・・・」



マルコ、無言で能力を発動。



？「八ま～い・・・九ま～い・・・・・・

・・・一枚足りn「何で皿番長なんだよい！！」


？「Σアッツゥゥ！！！？マルコ能力発動すんな！！」


マル「うるさいよいイゾウ！！大体何で病院なのに井戸をセットしてんだよい！！何で皿番長！？何で女装してんだよい！！？そんなんだからしんのすけにオカマ呼ばわりされるんだよい！！！」


イ「マルコ、そんな大声を出すな。その赤ん坊がビックリしてるだろ」


マル「誰のせいだと思ってんだ・・・！！」



＊＊＊



マル「はぁ、やっと終わったよい・・・」


ひ「たぃや」


マル「お前、お疲れって言ってるのかよい？」


ひ「たぃや！」


マル「・・・ありがとよい」


シロ「ウウーー・・・アンアン！！」


マル「あ？今度はどうした、って、また井戸かよい。イゾウのヤツ、いくつ井戸作ってんだよい。さっきのに比べたらかなり本物っぽいが・・・ほらシロ行くよい」


シロ「クゥーーン・・・」



＊＊＊



ビュ「おかえりなさーい！」


マル「はぁ～。なんかいろいろ疲れたよい」


サ「お疲れのところ悪いんだけどさ、今しんのすけエースと回ってんだ。
だからしんのすけが戻ってくるまでその子の面倒もう少しよろしくな」


マル「はあ！？俺かよい！？」


##NAME1##「いいじゃねぇか。なんやかんやでその子もお前になついてるみてぇだしさ」


ひ「たぃや！(笑)」


マル「・・・なついてるっていうか、俺の頭に興味があるっていうか・・・」



遠い眼をして髪型変えようかと思い悩むマルコさんとマルコの髪に手を伸ばすひまわりちゃんと、廃病院を見て心配そうな顔をするシロ君なのであった。




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