子ンデレラ



   ―子ンデレラ―




平「昔々あるところに父親と母親と暮らすシンデレラっちゅう女の子がおりました。(ホンマは男やけどな。)

シンデレラは何不自由なく育ったが、ある日母親が死んでしもうた。

数年後に父親は別の人と再婚しました。

その人には二人の姉がいて、シンデレラを大層可愛がりました。

しかし、とうとう父親もこの世を去ってしまいました。

悲しみにくれるシンデレラにころっと手の平を返したかのように義母と義姉がシンデレラをコキ使いました。

そして今日もシンデレラは二人の姉からいじめを・・・」


ジョ「はいコナン君、あーん##5X##」


キ「ほら、絵本を読んでやるよ」




平「Σちょお待てーー!!!?なんで義姉がシンデレラにアイス食べさせようとしたり本を読ませようとしとるんじゃ!!!なんで義姉がシンデレラに優しくしとるんじゃ!!?」


ジョ「こーーんな可愛いコナン君をいじめるなんて私にはできないわ」


キ「アタイもだよ。
それともなんだい?アンタはこのボウヤをいじめること、出来るのかい?」


平「うっ、それは・・・」


コ「ジョ、ジョディ先生、キャンディも、今は役になりきって。僕我慢するから」


キ「あぁ、なんて心の広い子なんだい」


ジョ「ゴメンねコナン君」



平「(何やこれ。早く終わらせよ。)

もう一回いくでえ。

・・・昔々あるところにシンデレラと言う義母と義姉にいつもいじめられとる可愛そうな少女がおりました」


ジョ「シンデレラ、私の部屋に埃が溜まってたわよ。一緒にお掃除しましょ」


キ「シンデレラ、それが終わったらアタイの服洗濯するんだよ。
アタイの部屋にあるから一緒に取りに行くよ」


コ「はいお姉様」


ベ「シンデレラ、ご飯の支度もよろしくね。そして「あーんvV」って言って食べさせてね##5X##」


コ「はっはい、義母様」


平「(やっぱ義姉・義母この三人選ばれて正解やったとちゃうかぁ?
てか、工藤と少しでも一緒に居たいよう仕向けとるし)」


ジョ&キ&ベ「・・・・・・・・・(キッ)」


平「(Σちょっ!!!!今工藤が見てない間に3人で睨み合ったでコイツら!!怖っ!!)」


ベ「何か言った?(黒笑み)」


平「Σいえいえいえ!!!!!何も喋ってまへん!!!!

そ、そんなある日のこと、お城で行われる舞踏会の招待状が届きました。

義姉と義母たちは王子様のハートをキャッチさせようと派手なドレスを着たりアクセサリーを付けたりして張り切っていました」


ジョ「シンデレラは当然留守番よ。
(こんな可愛いシンデレラを王子様に取られたくないもの!!)」


キ「留守してるときに掃除、洗濯、お風呂の準備しとくんだよ。
(下手したら人混みに紛れて誘拐されかねないからね。連れていくわけにはいかないよ!!)」


ベ「戸締まりをしっかりして留守番するのよ。
(シンデレラは本当可愛いんだから他の人たちに見させたくないのよ!!!)」


平「・・・あの~、気のせいかな、三人とも心の声が丸聞こえのような~・・・まあええわ!

こうして義母と義姉はお城に出掛け、シンデレラは一人家でお留守番しました。(なんでこんなに疲れなきゃアカンねん・・・)」




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