ああもう・・・！！なんで顔が熱いのよ・・・！？




　 †貴女にとっての†




森の中、今は休憩中で##NAME1##は散歩していた。


森を出ると大きな湖が目に飛び込んだ。


太陽の光でキラキラと反射していて、とても綺麗だった。


その光景に思わず感激する。



「わあ～～！キレーー！」


「そうですね。こうして見ると心が安らぎますね」


「ねー・・・・・・ん？」



今自分は誰と話しているのか？クルッと振り向くと、樹に凭れながら座り込んでる天ボボがいた。



「て、天ボボ！？なんで、どうして！？いつの間に融合したの！！？」


「話せば長くなりますが、実は・・・・・・」





『天の助ー##5X##』


『何ーボーボボー？』



バグッ！



『Σギャーーいきなり(頭を)食われたーー！！！？』





「・・・そして融合したというわけです」


「短っ！！全然長くないじゃん！！
というかボーボボも何で突然天の助君(の頭)を食べちゃったの！？」


「そんな気分だったのでは？」


「どんな気分だよ！？」



ハハハと笑う天ボボに呆れて溜め息をそっと吐き、隣に座った。


何故隣に座ったのか##NAME1##自身特に深く考えず、ただなんとなく。


湖を眺めていると、ふと天ボボが視線を湖に向けたまま話し掛けてきた。



「・・・ねぇ##NAME1##」


「ん？何？」


「##NAME1##にとって、平和ってなんですか？」


「・・・・・どうしたの？いきなりそんなこと聞くなんて？」


「今こうやって、##NAME1##と２人っきりで森の中にいて、

２人っきりで樹に座って、

２人っきりで湖眺めて、

世界のどこかでは争い事が起こっているのに今はそれを忘れてしまい、あぁ平和だなぁっと思ってしまったんです。

ですから、##NAME1##にとって平和は何かなぁと思いまして」


「・・・・・・私は・・・・・・争い事が全く無い世界、かな？」


「・・・・・・」


「やっぱりさ、誰かが傷付くところなんて見たくないし、考えたくもないよ・・・。

今もどこかで毛狩り隊が、みんなを襲って、たくさんの人が傷付けられていると思うと・・・私・・・！」



抱えていた膝をギュッと抱き寄せ、微かだが震えている。


そんな##NAME1##を天ボボは抱き締めた。


そして慰めるように頭を優しく撫でる。



「・・・天ボボ？」


「ごめんなさい。そんなつもりで聞いたわけでは無いんです。

そうですよね。##NAME1##にとって平和とは毛狩り隊がいない、人が傷付かない世界ですよね。

大丈夫。僕が・・・僕達が必ず毛狩り隊を壊滅させます。

誰も傷付かない・・・##NAME1##が笑って暮らせる平和を作ってみせますよ」



安心させるように、にっこりと優しい笑顔を見せる。




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