夜の誤解事件無事解決
今まで見たどの推理小説よりも今日のが一番良かった!
《夜の誤解事件無事解決》
あーーもーー。事件のせいで昼飯食い損ねたし今日発売の人気推理小説が売り切れ、おまけにようやく家に着いたらもう辺り真っ暗。最悪だ~腹減った~。
ぶつぶつグチグチ言いながら新一は重たい足を動かして歩き玄関を開ける。
「お帰り、新一!」
「ただい・・・え、ええ!?
コ、コナン!?」
玄関を開けると愛しい愛しい恋人のコナンがいた。
普段は幼馴染みの蘭のところに居候しているのだが、何故この子がここに・・・?
「新一!コレ!」
「!それは・・・!」
コナンが新一に見せた物は今日発売の推理小説。
だがこの時いろいろ溜め込んでいた新一はコナンの行動にイラッときた。
「あのさ、この本…「なんだよ、その本を見せびらかす為にわざわざ俺のとこに来たのかよ」・・え?」
「悪ィけど俺は疲れてるんだ、その本の話もオチも聞きたくないんだ」
コナンから視線を外し冷たくあしらう。
「今日はもう遅いから博士のところに泊まってもら―――――っ!!?」
その為気付かなかった。
必死に泣くのを堪えて本をギュッと抱き締めてこちらを見てるコナンを。
「お、おいどうしたんだよ!?一体何が・・・」
「ひっく・・・お、俺、・・まだ、この本、読んでな、い・・・犯人も誰なのか、まだ、知らない・・・ぐず・・・全然、この本、の、話し知らない・・・ひっく、」
とうとう涙が零れ、泣きながらも必死に読んでないことを伝える。
「だ、だって、俺、新一と、大好きな新一と一緒に読みたいから、ずっと読むの待ってたんだ・・・」
「――――!!」
「だから俺、蘭姉ちゃんに今日は新一のところに泊まるって言って、新一が帰ってくるまでずっと待っていt「コナーーーーーーーン!!!!!!!」Σぐぇ!?」
途中コナンの言葉を遮り新一はこれでもかっていうくらい思いっきりコナンを抱き締めた。
「ゴメンよコナン!!
俺イライラしててお前のこと疑っちまってお前に冷たく当たってしまって・・・ホントにゴメン―――!!!!俺はなんて最低なんだーーーーー!!!!!」
コナンよりも泣き出す新一。さらに鼻水も出している為顔が涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。
そんな新一にコナンは泣き止み、若干引いた。
だがこれで
「・・・あのさ、俺に当たったこと許すからさ、その・・・一緒に読も、この本」
「ぐず・・・ああ勿論だ!一緒に読もう!!もう二回でも三回でも十回でも!!!」
先程までの疲れとイライラはどこへ行ってしまったのか?新一の顔はそれはもう誰が見ても浮き浮き気分であった。
「あ、その前にお腹空いたでしょ?一応(形だけの)飯作ったんだけど、食べるか?」
「え、マジ!?コナンが作ってくれたの!食う食う!!コナンが作ってくれた飯なら二杯でも三杯でも十杯でもいける!!!」
「いや十杯はキツいだろ」
突っ込むコナンを無視し、新一はコナンを抱き上げてリビングに向かった。
それから彼らは遅い晩御飯を食べ終え、二人で推理小説を読んで夜を明かしましたとさ。
おしまい
《夜の誤解事件無事解決》
あーーもーー。事件のせいで昼飯食い損ねたし今日発売の人気推理小説が売り切れ、おまけにようやく家に着いたらもう辺り真っ暗。最悪だ~腹減った~。
ぶつぶつグチグチ言いながら新一は重たい足を動かして歩き玄関を開ける。
「お帰り、新一!」
「ただい・・・え、ええ!?
コ、コナン!?」
玄関を開けると愛しい愛しい恋人のコナンがいた。
普段は幼馴染みの蘭のところに居候しているのだが、何故この子がここに・・・?
「新一!コレ!」
「!それは・・・!」
コナンが新一に見せた物は今日発売の推理小説。
だがこの時いろいろ溜め込んでいた新一はコナンの行動にイラッときた。
「あのさ、この本…「なんだよ、その本を見せびらかす為にわざわざ俺のとこに来たのかよ」・・え?」
「悪ィけど俺は疲れてるんだ、その本の話もオチも聞きたくないんだ」
コナンから視線を外し冷たくあしらう。
「今日はもう遅いから博士のところに泊まってもら―――――っ!!?」
その為気付かなかった。
必死に泣くのを堪えて本をギュッと抱き締めてこちらを見てるコナンを。
「お、おいどうしたんだよ!?一体何が・・・」
「ひっく・・・お、俺、・・まだ、この本、読んでな、い・・・犯人も誰なのか、まだ、知らない・・・ぐず・・・全然、この本、の、話し知らない・・・ひっく、」
とうとう涙が零れ、泣きながらも必死に読んでないことを伝える。
「だ、だって、俺、新一と、大好きな新一と一緒に読みたいから、ずっと読むの待ってたんだ・・・」
「――――!!」
「だから俺、蘭姉ちゃんに今日は新一のところに泊まるって言って、新一が帰ってくるまでずっと待っていt「コナーーーーーーーン!!!!!!!」Σぐぇ!?」
途中コナンの言葉を遮り新一はこれでもかっていうくらい思いっきりコナンを抱き締めた。
「ゴメンよコナン!!
俺イライラしててお前のこと疑っちまってお前に冷たく当たってしまって・・・ホントにゴメン―――!!!!俺はなんて最低なんだーーーーー!!!!!」
コナンよりも泣き出す新一。さらに鼻水も出している為顔が涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。
そんな新一にコナンは泣き止み、若干引いた。
だがこれで
「・・・あのさ、俺に当たったこと許すからさ、その・・・一緒に読も、この本」
「ぐず・・・ああ勿論だ!一緒に読もう!!もう二回でも三回でも十回でも!!!」
先程までの疲れとイライラはどこへ行ってしまったのか?新一の顔はそれはもう誰が見ても浮き浮き気分であった。
「あ、その前にお腹空いたでしょ?一応(形だけの)飯作ったんだけど、食べるか?」
「え、マジ!?コナンが作ってくれたの!食う食う!!コナンが作ってくれた飯なら二杯でも三杯でも十杯でもいける!!!」
「いや十杯はキツいだろ」
突っ込むコナンを無視し、新一はコナンを抱き上げてリビングに向かった。
それから彼らは遅い晩御飯を食べ終え、二人で推理小説を読んで夜を明かしましたとさ。
おしまい