小さな君とのささやかな記憶
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ある日、今日も今日とて仕事がないので気晴らしに散歩していたら気を失った少年が倒れていたので、思わず家に持ち帰りました。
簡単に今の状況を説明をすれば上記の通りだ。
「…はぁ」
らしくもないため息を吐いて##NAME1##はだるそうに頬杖をついて来客用のソファーをちらりと見る。そこには座っている、いや寝てるのは自営業万屋「金鎖」の客ではない。##NAME1##が拾ってきた少年だ。近くの野原で突っ伏すように倒れていたのだ。ほっとく訳にもいかないので、連れてきたのだ。
少年の顔はとても整っているが、髪型は変わっている。髪は青いが、メッシュとして染めてるの前髪の三束だけ赤い。それに左側の前髪だけ顎に届くまで長く伸びている。服装も変わっている。右半身は肌を現れにしている軽い感じの服装に対して、左半身は白く長いローブと長いパンツとで皮膚を覆いかくしている。まるで、左半身だけ何者にも決して見られないようにガードしているように。
だが、##NAME1##は少年の見かけの云々なんて気にしていなかった。見た目がおかしいとゆうなら##NAME1##も同じだったからだ。ついついと、本当なら白かった筈の黒い髪先を引っ張って、眠る少年をじっと見る。
さてどうするか。本来ならドクターのところに行って診てもらうべきだが、この少年は見るところ診れるだけの手持ちを持ち合わせていないよう見える。それにあの男色好きのドクターのことだ。診察料は身体、でとかなんとか言いながら…ああ想像したくもない。
とにかくドクターに診てもらうか否かは胸を上下にさせている少年が起きていろいろと話しを聞いてからでもいいだろう。何せ本人の貞操がかかっているわけだし。
うんうん、と自分を納得をさせて##NAME1##は席から立ち上がり、窓を開ける。籠もっていた部屋に外からの風が入って来て気持ちいい。心地いい風を顔で感じながら、##NAME1##は薄く目を細めながら風を堪能して――――――
「…##NAME1##?」
突然、窓から強い風が吹き、##NAME1##の髪を激しく靡かせた。
「…」
##NAME1##は強風を浴びながら細めていた両目を開眼させる。
誰かが、自分の名前を読んだ。とても親しげに。しかし、##NAME1##が知っている人物たちにその声は当てはまらない。だけれども、何処か懐かしい。懐かしい?何故?初めて聞いた声なのに。
気付いたら、##NAME1##の首は後ろに、来客用のソファーへとくるりと向いていた。
「…##NAME1##」
声はもう一度##NAME1##の名前を呼んだ。声の主はあの少年だ。上半身を起こして、右の目を開けている少年だったのだ。
「…」
ぽかんと開けていた口を閉じて、気を引き絞める。
「…お前、」
どうして俺の名前を知っている何者だ、と起きたばかりの少年にそう聞こうとした瞬間。視界に黒い何が映ったかと思ったらそれはべちゃ!と##NAME1##の顔に張り付いた。
【ぐぉらぁあああ!##NAME2##に気安く話しかけてんじゃねーぞぉ!小娘がぁぁあああ!!】
大きく低い怒声に、##NAME1##は耳なりを覚え、目の前が真っ暗になった。とゆか視界が黒い。つか息苦しい。
「んー!んー!」
顔に張り付くなま温かい黒い物体、いや生き物を引き剥がそうとするが、きぃきぃ喚く黒い生き物は##NAME1##の顔から離れる気はないらしい。
【ぐぉらぁ!ちぃとばかり美人だからって##NAME1##を誘惑すんじゃねぇぞぉ!ごらぁ!##NAME2##がちょっとエネルギー切れみたいな状態だから拉致しやがって!ぐぉらぁ!】
「んー!んー!」
知るか!つか離れろ!ぐいぐいと視界を塞いでいる黒い生き物を力任せに引っ張り出す。しかし、生き物も負けじと##NAME1##の顔を抱き絞める。やるなコイツ。だが俺は負けねぇ!ついつい負けず嫌いの部分が燃えて、うぉら!と手に力をめいいっぱい込めて引っ張った。と同時に、必死に黒い生き物と格闘して後ずさっていた身体が、開けっ放しの窓に大きく傾き――――――――――――
「は?」
そのまま頭から落下した。
「##NAME1##!ビト!」
落ちた窓際から少年が焦った表情で顔を出して、何かを叫んでいた。##NAME1##には少年の声が聞こえない。何故なら両手に抱える黒い兎もどきのぶわきゃっろろ!と言う罵声に耳の神経を使わされていたのだから。
「ああ、もう今日は一体なんなんだよ!」
そう呟いて数秒後、##NAME1##の意識は目の前の黒兎もどきの色のように黒く塗りつぶされたのだった。
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簡単に今の状況を説明をすれば上記の通りだ。
「…はぁ」
らしくもないため息を吐いて##NAME1##はだるそうに頬杖をついて来客用のソファーをちらりと見る。そこには座っている、いや寝てるのは自営業万屋「金鎖」の客ではない。##NAME1##が拾ってきた少年だ。近くの野原で突っ伏すように倒れていたのだ。ほっとく訳にもいかないので、連れてきたのだ。
少年の顔はとても整っているが、髪型は変わっている。髪は青いが、メッシュとして染めてるの前髪の三束だけ赤い。それに左側の前髪だけ顎に届くまで長く伸びている。服装も変わっている。右半身は肌を現れにしている軽い感じの服装に対して、左半身は白く長いローブと長いパンツとで皮膚を覆いかくしている。まるで、左半身だけ何者にも決して見られないようにガードしているように。
だが、##NAME1##は少年の見かけの云々なんて気にしていなかった。見た目がおかしいとゆうなら##NAME1##も同じだったからだ。ついついと、本当なら白かった筈の黒い髪先を引っ張って、眠る少年をじっと見る。
さてどうするか。本来ならドクターのところに行って診てもらうべきだが、この少年は見るところ診れるだけの手持ちを持ち合わせていないよう見える。それにあの男色好きのドクターのことだ。診察料は身体、でとかなんとか言いながら…ああ想像したくもない。
とにかくドクターに診てもらうか否かは胸を上下にさせている少年が起きていろいろと話しを聞いてからでもいいだろう。何せ本人の貞操がかかっているわけだし。
うんうん、と自分を納得をさせて##NAME1##は席から立ち上がり、窓を開ける。籠もっていた部屋に外からの風が入って来て気持ちいい。心地いい風を顔で感じながら、##NAME1##は薄く目を細めながら風を堪能して――――――
「…##NAME1##?」
突然、窓から強い風が吹き、##NAME1##の髪を激しく靡かせた。
「…」
##NAME1##は強風を浴びながら細めていた両目を開眼させる。
誰かが、自分の名前を読んだ。とても親しげに。しかし、##NAME1##が知っている人物たちにその声は当てはまらない。だけれども、何処か懐かしい。懐かしい?何故?初めて聞いた声なのに。
気付いたら、##NAME1##の首は後ろに、来客用のソファーへとくるりと向いていた。
「…##NAME1##」
声はもう一度##NAME1##の名前を呼んだ。声の主はあの少年だ。上半身を起こして、右の目を開けている少年だったのだ。
「…」
ぽかんと開けていた口を閉じて、気を引き絞める。
「…お前、」
どうして俺の名前を知っている何者だ、と起きたばかりの少年にそう聞こうとした瞬間。視界に黒い何が映ったかと思ったらそれはべちゃ!と##NAME1##の顔に張り付いた。
【ぐぉらぁあああ!##NAME2##に気安く話しかけてんじゃねーぞぉ!小娘がぁぁあああ!!】
大きく低い怒声に、##NAME1##は耳なりを覚え、目の前が真っ暗になった。とゆか視界が黒い。つか息苦しい。
「んー!んー!」
顔に張り付くなま温かい黒い物体、いや生き物を引き剥がそうとするが、きぃきぃ喚く黒い生き物は##NAME1##の顔から離れる気はないらしい。
【ぐぉらぁ!ちぃとばかり美人だからって##NAME1##を誘惑すんじゃねぇぞぉ!ごらぁ!##NAME2##がちょっとエネルギー切れみたいな状態だから拉致しやがって!ぐぉらぁ!】
「んー!んー!」
知るか!つか離れろ!ぐいぐいと視界を塞いでいる黒い生き物を力任せに引っ張り出す。しかし、生き物も負けじと##NAME1##の顔を抱き絞める。やるなコイツ。だが俺は負けねぇ!ついつい負けず嫌いの部分が燃えて、うぉら!と手に力をめいいっぱい込めて引っ張った。と同時に、必死に黒い生き物と格闘して後ずさっていた身体が、開けっ放しの窓に大きく傾き――――――――――――
「は?」
そのまま頭から落下した。
「##NAME1##!ビト!」
落ちた窓際から少年が焦った表情で顔を出して、何かを叫んでいた。##NAME1##には少年の声が聞こえない。何故なら両手に抱える黒い兎もどきのぶわきゃっろろ!と言う罵声に耳の神経を使わされていたのだから。
「ああ、もう今日は一体なんなんだよ!」
そう呟いて数秒後、##NAME1##の意識は目の前の黒兎もどきの色のように黒く塗りつぶされたのだった。
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