どんな風に楽しむ?ワクワク学園祭☆
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「はっ破天荒先輩っ!?」
話し掛けてきた破天荒に驚きの声を上げる##NAME1##。
憧れの先輩である破天荒に声をかけられただけで昇天しそうになりかけたがグッと##NAME1##は堪えた。
「おっおはようございます!」
「おう、おはよう」
「いよいよ学園祭始まりますね」
「ったく、メンドクサイったらありゃしねぇ」
「え?なんでですか?」
「だって俺ずっと店番だぜ。つまんねぇと思わねぇか」
「そ、そうですね・・・」
大変だなー破天荒先輩は、と心中でそっと同情した。
***
「ねーねー##NAME1##聞いた!?破天荒先輩とこの出し物、『執事カフェ』のなんだって!!」
「『執事カフェ』?何それ?」
「メイドカフェの執事バージョンなんだって!!
行ってみようよ!!」
やたらテンションが高い##NAME1##の友達の##NAME3##は##NAME1##を誘う。
「(確か破天荒先輩一日教室にいるって言っていたよね・・・。)
・・・うん、いいよ」
「やったーー!!!」
こうして彼女たちは破天荒がいる『執事カフェ』へと向かった。
教室の前にはたくさんの女子たちが行列を作っていた。
「うわ、すごい行列。しかも女子ばっか」
「こりゃあ入るのに時間かかるかも・・・」
彼女たちは最後尾に並び、順番が来るのを待った。
そしてやっと##NAME1##たちの順番が来た。
教室の中に入ると机をくっつけそのクラスの中から選ばれた男子生徒が執事の格好してお客(女子)の相手をしていた。
そして一番目に引いたのが
「わっ、やっぱり凄い人気だね。破天荒先輩」
「う、うん・・・そうだね・・・」
四、五人の女子たちに囲まれ接客する執事姿の破天荒に##NAME1##は見とれた。
「おかえりなさいませ、お嬢様。
こちらの席へどうぞ」
一人の男子が##NAME1##たちを席へと案内し、説明する。
「もし指名したい執事がおりましたらお申し付けください」
「え!?いいんですか!?ねぇねぇ##NAME1##、破天荒先輩指名しちゃう?」
「え、でも今破天荒先輩接客中だよ」
「何言ってるの。本当は破天荒先輩と一緒にいたいくせに~」
このこの、とからかってくる##NAME3##に慌て出す##NAME1##。
「え!?いいいいや、そそそっそんっそんな、そんなこととと!!」
「どもりすぎだよ。
あっじゃあ破天荒先輩をお願いしまーす!」
「かしこまりました」
「あっちょっ・・・」
##NAME1##の制止も聞かず##NAME3##は破天荒を指名した。
そしてその男子は破天荒がいるテーブルに行き、一礼して破天荒に耳打ちする。
破天荒は##NAME1##の方に目を向けると##NAME1##と目が合った。
破天荒と目が合った瞬間##NAME1##は顔を赤らめ、俯いてしまう。
するとその様子を見ていた破天荒の隣に座っていたそこそこ綺麗な顔立ちをした一人の女子が何を思ったのかおもむろに席を立ち、##NAME1##たちがいる席へ向かった。
「ねぇ、何破天荒君を見て顔を赤らめてるの?
やめてくれる?気持ち悪いのよ」
「ちょっと!いきなりなんなんですか!?」
いきなり暴言を吐いてきた女子に##NAME3##が席を立ち怒鳴った。
「何、先輩にたてつく気?それとも、まさかアナタも破天荒君狙い?
ははっ、まさかね」
「あっあの!どう意味ですかソレ」
暫く見ていたが自分の友達に馬鹿にしたような口を効くためとうとう##NAME1##も席を立ち上がった。
すると今度は##NAME1##の方に視線を向けると、明らかに馬鹿にしたような視線を##NAME1##に向けた。
「ふんっ、まさかアナタも?
ははは!アナタみたいなブスが破天荒君と釣り合うわけないでしょ!
あははは!!あはははは!!」
女子が笑い出すと彼女の友達も笑い出した。
複数の笑い声に##NAME1##はスカートの端を強く掴み、涙を溜め下に俯き下唇を噛んで泣くのを堪えていた。
「キャッ!!?」
するとその女子の短い悲鳴が聞こえ、俯いてた顔を上げ女子を見る。
すると女子は床に尻餅をつきその近くには・・・
「・・・は、破天荒、先輩・・・」
「ちょっとぉ!いきなり何す・・・」
抗議の声を上げようと破天荒を見るが、破天荒はその女子に冷たい視線を向けていたため口を摘むんだ。
「悪ィが、俺・・・」
破天荒は##NAME1##の頭に手を回し自分の方に引き寄せ見せ付けるように言い放った。
「アンタみたいなドブスなんかより、コイツの方が好きなんで」
そう言うとその女子は眼を見開き、フルフル震え教室を飛び出した。
彼女の友達も慌てて彼女の後を追い掛ける。
どこかから、「お客様!お勘定!」という声が聞こえたが誰もつっこまなかった。
そんな彼女のことも気にせず破天荒は##NAME1##に席に着くよう促す。
「ご指名ありがとうございます。今日は存分に楽しんでください、お嬢様」
「へっ!あっいや、指名したのはあたしじゃなくて…「あーーっ!!私なんかお好み焼き食べたくなっちゃった!
というわけで私ちょっくら行くねー##5X##」
そう言ってその場からいなくなろうとする##NAME3##。
##NAME1##も慌てて教室から出ようとするが、それは破天荒が手首を捕まれたため失敗と終わった。
「は、破天荒先輩・・・?」
「行かないでくれ(ボソッ)」
「えっ」
一瞬聞き間違いしたのではないかと思い、もう一度聞こうとする。
すると
「・・・今日楽しみにしてたんだろ?
だから、俺の傍で楽しんでってくれないか?」
そう真剣な目で告げる破天荒に##NAME1##は頬を赤らめ、
「・・はい・・・///」
と答えた。
「あっ、破天荒先輩、先程は助けていただきありがとうございました」
「あぁ。いいってことよ。
ホントのことだし(ボソッ)」
「へ?今何か言いました?」
「いや、別に」
それから##NAME3##は戻ってくることもなく、##NAME1##は学園祭が終わるまでずっと破天荒と話していた。
終わり
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