氷付けにされた悪魔は別の悪魔により会場を追い出された。


首「まったく、俺達を犯人にするなんて酷いぞ」

天「そーだそーだ」

レイ「悪かったよ、疑って」

華蓮「それにしても、クリスマスケーキどうしよう」

莉々亜「また作り直すしかないね。材料はまた買い直さなくちゃいけないけど」

ビュ「私も手伝います」

入「僕も、何かお手伝い出来ることがあれば何でもやります！」

アス「入間様が動かれるのであれば私も」

クラ「はいはーい！私も私も！」

レイ「よし。みんなで作るか」

首「やったー！白い生クリームとチョコの生クリームのクリスマスケーキ！！」

レイ「・・・おい。

なんでクリスマスケーキが普通の生クリームとチョコの生クリームの２種類だって知ってるんだ？」

首「Σ！！（ﾄﾞｷｯ）」

天「バカ！首領パッチ！」


しまった！と言う表情をする首領パッチに慌てる天の助。

すると次々とこんな証言が出てきた。


ビュ「そう言えば首領パッチ君と天の助君、トイレに行くって言ってなかなか戻ってこなかった時あったよね？」

アス「あったな。そして戻ってきた時、口元にクリームみたいなものが付いていたな。それも白と黒」

レイ「・・・おい、どう言う事だ？」

首「な、何よ！私達を疑おうって言うの！？」

天「そんな証言で私達を犯人に仕立て上げようって言うの！？信じられない！」


怒りのオーラを纏うレイ達に首領パッチと天の助は女装して自分達はやってないと否定を見せる。


クラ「もしかして、パチパチと天天が食べてたアレがクリスマスケーキなの？」

首「テメーー何喋ってくれてんだ！！？」

天「テメーも共hゴフッ！！！」

首「ギャ！！！」


クララに噛みつこうとする首領パッチと天の助をボーボボとカルエゴが踏みつけて黙らせた。


莉々亜「クララちゃん、教えてくれる？」

クラ「んっとねー・・・パチパチと天天が何か甘いお菓子を食べてて、私にもあげるから黙っとけって言われて貰った！」

莉々亜「と、言ってるけど？」

華蓮「首領パッチ君・・天の助君・・・」

首＆天「ピューピュー・・・」


それでも２人は視線を反らし口笛を吹きシラを切ろうとする。


レイ「・・・・・なぁ、魔界の拷問教えてくれね？

とびっきり惨いのをコイツらで実践する」

首＆天「ぎゃああああごめんなさーーーーいい！！！ (泣)」


目がマジのレイに首領パッチと天の助は抱き合って涙を流し謝罪し、自白した。


数十分前、クリスマスケーキ２種類完成したレイ達は休憩する為その場を離れた。そこへ首領パッチと天の助が忍び込み、ケーキを盗み食いしだしたのだ。

そこへ先程の悪魔が現れ、２人はケーキを食べた現場を見られ焦り、口封じにとその悪魔にケーキを捩じ込み食べさせ共犯に仕立て上げた。

すると甘い匂いにつられてやって来たクララにも見られ、ケーキを食べさせ、黙っていたらもっと食べさせてやると言ってこちらも共犯に仕立て上げた。

こうして４人で２つあったクリスマスケーキを食べてしまったのだ。


レイ「結局テメーらが犯人じゃねーか！！！」

ボ「何悪魔１人に罪擦り付けようとしてんだー！！」

首「待って待って！！それを言うならあの珍獣小娘も同罪よ！！一緒にクリスマスケーキ食べたのだから！！」

莉々亜「は？勝手に食べさせて勝手に共犯にさせたんでしょ。何言ってるの？ふざけないでくれる？」

入「(莉々亜先生から黒いオーラが・・！)」


レイとボーボボは怒り心頭で首領パッチと天の助に制裁を与える。

普段怒らない莉々亜も自分の生徒を共犯に仕立て上げようとする２人に怒り冷たい目を向ける。

首領パッチと天の助の自業自得な為誰も２人を助けない。





その後、材料を買い直し、みんなで分担してクリスマスケーキを作り直し、通常の生クリームのとチョコの生クリームのクリスマスケーキが完成した。

一方、ボコボコにされた首領パッチと天の助はサンタならぬサタンの格好をさせられクリスマスツリーのてっぺん近くに吊らされた。




レイ「えーでは、改めて、」


「「「「「「メリークリスマース！！！」」」」」」




終わり