シスコン&ブラコン座談会



『妹・弟に不満はありますか?』



OV「あっ、あるな。これ、俺からでも良いか?」

怜「?どうぞ」

OV「兄である俺にも甘えてこない」

怜「え?何でですか?」

OV「以前毛狩り隊に入れと口うるさく言ってな、そしたらレイが、「だって俺昔毛狩り隊の奴等いっぱい殺しちゃったし、もし昔の俺の素性がバレたらOVER兄ィに迷惑かかっちまうだろ?それにいつまでもOVER兄ィに頼るわけにもいかねぇしな」って。
アイツ一人で何でもかんでも背負い込むから、それが不安でしょうがねぇんだよなぁ。
まあごくたまに甘えてはくるんだがもう少し甘えてきてほしいな」

怜「あ~~~。分かります。一護も辛いこととか苦しいことを誰にも言わず一人で背負い込むんですよ。
あっ、あたしはこれだ。
一人で背負い込んで頼らないこと」

OV「いくらなんでもそれはねぇんじゃねぇのか?」

怜「いやあるんですよそれが。小学校の頃一護の髪の色とか幽霊のこととかでいじめられたことがありまして、一護その事一言も言わず黙ってたんですよ。
で、ある時一護が一人で泣いてるからどうしたの?って言っても何にも言わず、暫くこのやり取りが続いたらようやくポロポロ涙を溢しながら言ってくれてね、一護を慰めた後そのいじめた連中の頭を五発殴りました」

OV「・・・・・おい、それってお前より年下だったんじゃねぇのか?」

怜「いじめっ子に天罰下すのに年下も年上もありません。もちろん先生も殴りましたけどね」

OV「いや先生は殴っちゃダメだろ!!」

怜「あっ違いました、殴ったんじゃなくて蹴りました。脛を重点的に」

OV「いやどっちもダメだろ!!何でそんなことした!?」

怜「いや違うんですよ、その先生一護の髪を注意したらしくて、一護が何度地毛だって言っても聞き取って貰えず、しまいにはクラスみんなの前で叱ったんですよ!!暫く蹴り続けましたら偶然通りかかった校長先生での機転により勝利を勝ち取りました」

OV「お前、すげぇな」

怜「OVERさんだってするでしょ?」

OV「あ?・・・・・・・・・・・するな」

怜「でしょ」




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