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異世界同士の衝突



「な、なんだえ!?我輩に逆らう気かえ!」


サトシに焼き印を押そうとした男が懐から拳銃を取り出し、ルチャブルとファイアローに向ける。

拘束が解けたサトシが2匹を庇うように前に出た。


「人間が・・!死ね!!」


男が引き金を引こうとする。

すると


ドガーン

「こ、今度はなんだえ!?」

「ピッカ!」

「ピカチュウ!」


突然壁が崩れ、その向こうからピカチュウが姿を見せる。

サトシが安堵の表情をする。

しかしピカチュウもサトシの顔にある殴られた痕を目にした瞬間、怒りが沸いた。

彼の後ろに彼のポケモン達がいるが、彼らが危害をくわえる筈がない。

よって、サトシに酷い事をしたのは見知らぬ男達の仕業だと理解し、頬の電気袋をバチバチさせ睨んだ。


「な、なんだえこの生き物は?生意気にも我輩を睨んで」

「――ッ!やめろ!!」


男が拳銃をサトシからピカチュウに向ける。

サトシが飛びがかり、男の腕を掴む。


「離せ!!汚らわしい人間が!!」

「うわっ!」

「ピカピ!」

「そんなに死にたいのなら今すぐ殺してやるだえ!!」

「コウ、ガァッ!!」

「ピカ、ヂュウーー!!」


怒り心頭の男が再び銃口をサトシに向け、引き金を引こうとする。

けどそんな事を彼らが許す筈がない。

ゲッコウガが“つばめ返し”で男の(拳銃を掴んでる方の)腕を蹴り、すかさずピカチュウが“10万ボルト”をお見舞いする。


「だええええーーー!!!」

「グロリア聖!!」


電撃を浴びた男―グロリア―は痺れ、倒れた。


「おのれ!天竜人であられるグロリア聖によくも!」

「バオーン!」

「ヌゴー!」

「「「「ぎゃああああーー!!!」」」」


他の男達がサトシ達に襲い掛かってきたが、オンバーンが“爆音波”を、ヌメルゴンが“竜の波動”で蹴散らした。


「みんな、ありがとう」

「ピカチュ」

「チャブ」

「鍵だ!サンキュールチャブル!」


ルチャブルが鍵を見つけサトシに渡す。

サトシは首輪と枷を外し、何ともない事を確認するとピカチュウ達と共に壊れた壁から外に出た。


「・・・ゆ、許さんだえ、アイツら・・・!目にものを見せてやるだえぇ・・・!」





外に出ればミアレシティではない全く知らない家並みに困惑する。


「どこなんだ?ここ・・?」

「ピィカ・・・」

「とにかく、走ろう」


サトシが走り出すとピカチュウ達が肯定の鳴き声を上げ後に続く。

しかし突如警報音が辺りに鳴り響きだし、足を止めた。


「なんだ!?」

「ピカァ!?」


≪緊急事態発生!!緊急事態発生!!グロリア聖が襲撃に遭われた!!警備員は他の天竜人を警護せよ!!
衛兵は直ちに襲撃犯を取り押さえよ!!
なお、襲撃犯は青と白の服に赤い帽子を被った子供。さらに奇妙な生き物共を引き連れている。
繰り返す―――≫




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