「ルフィさん・・･」


「ピカ・・・」


「くっ、まさか海賊がバックについていたとは・・！

全員捕らえろーー！！！」



中将の命令に一斉に襲い掛かってきた。


ピカチュウは“アイアンテール”でサトシの手錠を外す。



「サンキューピカチュウ。

みんな！行くぞ！」


「ピカッ！」「コウガッ！」「アロー！」「チャブ！」「ヌゴ！」「バオーン！」


「ヌメルゴン“竜の波動”！
オンバーン“爆音波”！」


「ヌゴーー！！」


「バオーーン！！」


「ゲッコウガ“つばめ返し”！
ルチャブル“空手チョップ”！」


「コゥガッ！！」


「チャブ！！」


「ファイアロー“ニトロチャージ”！
ピカチュウ“エレキボール”！」


「アローー！！」


「ピカピカピカ、ピッカ！！」


「「「「「ギャアアーーーー！！！」」」」」


「ウヒョーー！スゲーーーなー！！」



ピカチュウ達の攻撃に海兵達はバタバタ倒れ、ルフィはキラキラと表情を輝かせる。



「おとなしく捕まれ海賊！！」



ルフィの後ろ、剣を持った中佐がルフィ目掛けて振るう。


しかしルフィはサッと身を屈め逆立ちの体勢を取る。



「やなこった」


「なっ・・ぶっ！！」



中佐の顔を目掛けて思いっきり蹴った。


ルフィにも海兵達が襲いかかり、しかし臆する様子は無い。



「そうだ。イイ事思い付いた～。

サトシー！黄色いポケモン貸してくれねーかー？」


「ピカチュウを？


・・・わかりました。ピカチュウ」


「ピカ！」


「きっと何か考えがあると思うんだ。頼む」


「・・・ピカ」



助けてもらったとは言え海賊であるルフィに手を貸すのに躊躇するがサトシからのお願いに(渋々だが)了承しルフィの所に行く。



「ピカチュウ・・だったな。
ピカチュウ！俺に電撃を放て！」


「ピカッ！？

・・・ピカ！ピカヂュウーーー！！」


「ゴムゴムのぉ・・“電撃銃乱打(ｴﾚｸﾄﾘｯｸｶﾞﾄﾘﾝｸﾞ)”ーーー！！！」


「「「「「うわああーーーー！！！」」」」」



ピカチュウがルフィに電撃を放ち、ルフィはそれを拳に纏わせ技を繰り出した。


打撃と電撃の二重攻撃に海兵達は為す術無く倒れる。



「どうだ！！」


「・・・すっげ。

俺も、俺達も負けてられないな。

ゲッコウガ！」


「コウガ！」


「行くぞ！俺達の絆、見せてやる！」



サトシとゲッコウガの動きが連動し、波長がシンクロした。


ゲッコウガが水のベールに包まれ、その水がゲッコウガの背中に集まり手裏剣の形となる。


さらに、ゲッコウガの姿がサトシに似た姿へと変わった。



「な、なんだ？」


「急に姿が・・･あの子供みたいに変わった・・・！？」


「ゲッコウガ“つばめ返し”！」


「コウ、ガ！！」


「「――ッ！？」」



さっきまで離れていたのに、気が付けば目の前にいて、強い衝撃に遭い、海兵２人は手も足も出ず膝から崩れ落ちた。




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