1人勝ちなハロウィン
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「Σっ!?///」
「動かないでね~」
頬に何か書かれているが、正直それどころではない。
彰の行動や顔が近くて、顔に熱が集まるのを感じ、心臓がバクバクうるさく鳴っていて、目をあっちこっちに泳がせる。
カルマの様子に気付いてる彰だが気にせず、両頬に短い線を3本描く。
「今日1日、そのままでいるように」
悪戯が出来た笑みを浮かべて、その場を去っていく。
暫しその場で固まっていたカルマは、俯き気味で教室に戻り、机に突っ伏した。
「「「「(今度はカルマが悪戯されたーー!!)」」」」
「ぶはははは!!ざまーねーなカルマ!!悪戯しようとして逆に悪戯されたんだろ!?」
「寺坂・・・お前笑える立場じゃないぞι」
周りの声が聞こえるがどうでもいい。
赤くなってる顔を見られないように、次の授業が始まるまで熱を冷まさせようと必死だった。
***
「・・彰先生、カルマ君に何をしたのですか?」
「向こうが悪戯しようとしたので、返り討ちにしただけ」
「まぁカルマ君には1度悪戯される立場になってもらった方がいいかもしれませんねぇ。
まさか猫カルマ君を見る日が来るなんて・・・ヌルフフフ、これで彼も悪戯を控えてくれると嬉しいですねぇ」
「気持ち悪っ」
「Σにゅや!?ヒドイです!!私傷付きました!!」
「写メ見ながらニヤニヤしていたら誰だって思うでしょ。特にアンタは」
「烏間先生!!妹さんが私の心を傷付けます!!」
「それがどうした?」
「なんで何とも思わないんですか!?」
「ところで・・・」
彰が椅子から立ち上がり、殺せんせーに近付く。
にっこり笑みを浮かべる彼女に、殺せんせーが嫌な予感を覚える。
「Trick or tr」
―ビュン
―バッ
「「eat/どうぞ!」」
例の言葉を発してる途中殺せんせーがどこかへ飛んで行き、だがすぐに戻ってきて、彰が言い終えたのと同時にポッ●ーを渡した。
「セーフですよね?今のセーフですよね!?セーフでお願いします!!」
自分にはどんな悪戯されるのか分からないが恐ろしいものではないかと考える殺せんせーは必死だ。
彰は無表情で(つまらなさそうにも見える)そっと息を吐き、●ッキーを貰う。
「まっ、折角だし貰うよ」
「あ、あのー・・・ちなみにどんな悪戯をするおつもりでしたか?」
「触手を全部結んで頭を踏んづけて首を切り落とす」
「Σそれは悪戯ではありません!!!」
「彰、結べれるのか?」
「我慢して結ぶ」
「もうやだこの兄妹!!!」
それから、お菓子を催促される事はあったが悪戯したりされる事は無く、あっという間に時間は過ぎていった。
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