別世界でも歌は素晴らしい
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「ポケモン達の怒り、思い知った?」
ステージの上から見下ろす##NAME2##・・・に取りついてるマシュリナ。
「怒りって、ポケモン達を洗脳しといてよく言うよ・・!」
「ノゾミ、ニャルマー、ありがとう」
「ヒカリ、ためらう気持ちはわかるけどこっちも身を守るために反撃しないと。ポッチャマ達だって自分の意志じゃないのにヒカリ達を攻撃して苦しんでるはずだよ」
「ノゾミ・・・・・うん」
「おいタケシ!大丈夫か!?」
「あぁ・・・いつも‘どくつき’をくらってるからもつかと思っていたが、やっぱりそううまくはいかないか・・・」
「くっ・・マシュリナ!!もういいだろ!!##NAME2##とポケモン達を解放しろ!!」
「何を言ってるの?今、ここにいるポケモン達はキサマ達人間から解放させてるでしょ」
「コレが解放かよ!?ふざけるな!」
「そして、この人間はまだ使えるから手放すつもりはないっ」
「何ぃ!?」
勝手なことを言うマシュリナに今すぐ飛びかかりたい。
##NAME2##を助けたい!
「ダメだ!これ以上歌い続ければその子の命が危ない!」
「ぇ?」
だけど、ギルドさんの焦った声に俺は踏みとどまり振り向く。
「ギルドさん、どういうことですか?」
「・・・気付いてますか?ポケモン達は歌声を聞いた辺りから洗脳が始まってます。前奏ではポケモン達は何ともなっていなかったでしょ?」
「たしかに・・!」
「それに取り憑かれてるあの女の子、昨日より顔色が悪くなってます。つまり彼女・・マシュリナは、自分の力とあの子の生命力を歌声に乗せてポケモン達を操っていると仮定していいでしょう。
生きてるポケモン達を操るのに生者の力が必要だから、だから取り憑く必要があったんだと思います」
「そんな・・!」
「ちょっと待って。もし、このまま歌い続けたら##NAME1##さんは」
「死ぬでしょうねっ」
ギルドさんの仮定に、シロナさんが最悪の結果を口にするのをマシュリナが言い切った。
それも、おもしろそうに・・!
「でも関係ないわ。この人間が使い物にならなくなったら別の人間に取り憑いてポケモン達を解放させる。それだけよ」
「ふざけるな!!!##NAME2##を・・・命をなんだと思ってるんだ!!?そんな勝手なことで俺の双子を奪うな!!!」
俺は本当にもう、怒りでどうにかなりそうで、許せない。
だけど
「ポケモン達が受けてきた理不尽な仕打ちに比べたらね、こんな人間の命の1つや2つどうってこと無いのよ!
それに、ポケモンのために命を捧げられてこの人間も嬉しいでしょう?フフ。アハハハハハハ!」
狂ったように、##NAME2##の体で笑うマシュリナに、俺は気が付いたらステージに走っていた。
「サトシ君ダメ!!」
「サトシ待って!!」
「・・無駄なことを。スゥー・・・
<div style="font-style:italic">一人ぼーっちーにはぁ飽き飽きーなのっ繋がーってーいたいーのー♪</div>」
「また歌いだした・・!」
「マズイ!これ以上##NAME2##の体で歌い続けたら本当に・・!」
「マシュリナやめろーーー!!!」
「リュウーー!!」
「サトシミニリュウ危ない!!」
「ピカピ!!」
「みんな!サトシ君を援護するのよ!」
「「「はい!」」」
「これって、私達も協力しなきゃいけない感じ?」
「そうニャるニャ・・・」
「そうだよ!俺のマスキッパが操られたまま・・」
「<div style="font-style:italic">リアルっなんっていらないよーね?あーとで気付いったーてもぅ遅いー♪</div>」
「マ、マネ・・マネネ・・!」
「マネネ!?どうした!?」
「ソ、ソ、・・・!」
「ちょ、ちょっとソーナンス!?」
「Σ! まさかっ」
「<div style="font-style:italic">グッグッグッボーイズアンドガールズ♪誤魔ぁ化ーしーてー♪強がーらなーいでもぅー♪ほら早くこっちおいでー♪全てー楽しーいーこのーステージー上ー一緒に歌おうよぉーーーぅ♪ヘヘイ♪</div>」
「フィーーー!!」
「エーフィ!?」
「バリーーー!!」
「うわあああバリヤード!!やめろーー!!」
「マーネーーー!!」
「マネネ!!やめるんだマネネ!!歌を聴くな!!」
「今度はエスパータイプか!チッ!ドンカラス‘あくのはどう’!エレブー‘かみなり’!」
「「カァア゛アア/レッブーー!」」
「フワライドもう少しガンバってください!」
「フワッ!」
「‘あやかしいかぜ’!」
「フゥワーー!」
「ニャルマー‘シャドークロー’!」
「ニャルゥゥー!」
「あたしもっ、ミミロル‘れいとうビーム’!パチリス‘ほうでん’!」
「「ミィミル/チュゥパーー!」」
「ウソッキー!‘すてみタックル’でサトシ達を援護するんだ!」
「ウソッキッ!」
「ムクホークもガンバってくれ!‘つばさでうつ’だ!」
「ホォーー!」
「ガブリアス‘ストーンエッジ’!」
「ガァァーー!」
エスパータイプのポケモン達が襲いかかってきたが、俺は無我夢中でステージを目指していたから気にしてる余裕なんてなかった。
だけどピカチュウやミニリュウ、それにタケシ達のポケモン達が助けてくれたからなんとか無事でいられた。
エスパータイプのポケモンの数が少ないのも助かった。
待ってろ##NAME2##!絶対に助けるからな!!
「Σうわあっ!?」
「Σっ!エレブー‘かみなり’!」
「レェブーー!!」
ユンゲラーの‘ねんりき’で俺とピカチュウとミニリュウが浮かび身動きが取れなくなってしまった。
だけどシンジがエレブーに技の指示を出し、ユンゲラーに命中したためすぐに解放できた。
「サンキューシンジ!」
「もっと周りをよく見ろ!使えないっ」
「何ぃっ!?」
「サトシ!今は##NAME2##のところに行くんだ!」
「〜〜わかってるよ!!」
「シンジも、苛立つ気持ちはわかるが今は抑えるんだ」
「・・・チッ」
何だよシンジのヤツ、あんな言い方しなくても・・・・・いや、##NAME2##も似たようなことを言って注意するか。
俺はすぐに反省して、今度は周りを気にしながらステージに向かった。
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