別世界でも歌は素晴らしい
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「サトシ!俺に構わず指示を出すんだ!グレッグルも、ポケモン達もこんなこと望んでないっ!!」
「ヌゥゥゥ!!」
「うわ!!」
「タケシ!」
「ピカピ!」
「くっ、・・グレッグルごめん!ムクホーク‘ブレイブバード’!」
「ムクホーー!!」
グレッグルがタケシを突きとばし、タケシを攻撃しようとするので俺はムクホークに技の指示を出して止めた。
だが効果バツグンのはずが、グレッグルはすぐに立ち上がり俺達に攻撃してきた。
「ワンリキーやめぐはっ!」
「ガハッ!サ、サワムラ・・・」
「げほっ、だ、だれか・・助けて・・!」
ポケモン達に痛めつけられるトレーナー達に、トレーナーを攻撃するポケモン達に、俺は、悲しくて、胸が痛くなって、怒りでどうにかなりそうになった。
「ちょっとちょっと!これマズいんじゃないの!?」
「ジャリガールの歌でポケモン達がどんどん操られていくぞ!ニャース!コイツらの言葉わからないのか!?」
「だめニャ、みんな怒りの声しか聞こえニャいニャ。「人間を許すニャ」と。だけど・・・」
「なんだ?」
「無理やり言わされてるようにも聞こえるのニャ」
「そんな・・!」
「散漫な視界ほどっ美ーしさがわかるほどぉーーぅ♪焼き付ける光を背に受ける赤ーにぃー♪」
「キィパーーー!!」
「「うわぁあーーー!!?」」
「マ、マスキッパ!?なんで?今操られてるのかくとうタイプのポケモンだけのじゃないのか!?」
「ちがうニャ!他のポケモン達もあばれだしたのニャ!」
「ウキャァァー!!」
「Σ!! エレブー‘まもる’だ!」
「レッブ!」
「モウカザル!?シンジ!!」
「これは・・!」
「操られてるポケモン達もまた暴れだした・・!」
「ポォーチャーーー!!」
「きゃああ!!ポッチャマやめて!!」
「ニャルマー‘シャドークロー’!」
「ニャルーー!」
「ウキャァァー!!」
「モウカザルやめろ!!」
モウカザルはエレブーの‘まもる’を破ろうと‘マッハパンチ’を繰り出し、俺はモウカザルを後ろから羽交い締めして止める。
だがしっぽの炎で俺は吹きとばされてしまった。
「リュウーー!」
「ゥキャア!」
ミニリュウが‘でんじは’でモウカザルをしびれさせる。
「ゥゥゥ・・・ウキャキャキャーー!!」
「モウカザル!!目を覚ましてくれーー!!」
だがそれでもモウカザルは攻撃の手を止めない。
俺は今度は正面からモウカザルを抱きしめて止めようとする。
「ピカチュウ!俺に構わず‘10まんボルト’だ!!」
「ピカッ!?」
「ピカチュウ!!」
「・・ピカ!ピィカァーー「ブーバーー!!」
「Σ!!? うわあ!!」
「ピカピッ!」
「ブーバーン!やめろ!!」
ピカチュウが‘10まんボルト’を放ってくれようとしたが今度はシンジのブーバーンの‘ほのおのパンチ’を受けてしまい、モウカザルを離してしまった。
だけど、こんなことで諦めてたまるかっ!!
俺はモウカザルを抱きしめ、声をかける。
「モウカザル!!お願いだ!目を覚ましてくれ!!マシュリナの歌に負けるな!!」
「「「「ォオオオーーー!!」」」」
「サトシ危ない!」
「「「ピカヂュ/リュウ/ムクホーーー!!」」」
他のポケモン達が俺に攻撃しようとしてきたが、ピカチュウ達が技で防いでくれてなんとか助かってる。
「<div style="font-style:italic">もぅ♪怒り願ったこーと葉はー♪崩れへたってしまったぁ♪今ーでもぉ♪未練たらぁしくぅしてーーいるーー♪あぁなーん度もー♪</div>」
この時、俺はイヤな感じがした。この歌の歌詞は知らないし、##NAME2##が作ったのかそうでないかも知らない。
だけど、マズい!
「みんな気をつけろ!!」
「サトシ!?」
「<div style="font-style:italic">苦ーしいーからー♪
もぅ怒りよぉっ!またぁ!悪党ぶっ飛ばしてー!そりゃあ♪愛ある罰だもぅ眠くはないや♪</div>」
「ウキャァアアーー!!」
「がはっ!!」
「ピカピ!!」
「うっ・・・・・Σ!モウカザル!!シンジ!!」
マシュリナはさらに怒りを込めたように
歌い、それでモウカザル達はさらに凶暴したかのように強くなった。
「<div style="font-style:italic">そぅ怒りよぉ!さあ!悪党ぶっ飛ばしてー!</div>」
「「「ォオオオーー!!」」」
「ムクホーーー!!」
「ウキャァ゛ァアーー!!」
「レッブーー!!」
かくとうポケモン達が襲ってきたが、ムクホークの‘ブレイブバード’がぶつかり、だけどムクホークが吹きとばされた。
それにモウカザルが‘まもる’を打ち破り、こっちもエレブーの‘かみなりパンチ’と‘マッハパンチ’がぶつかり、エレブーが打ち負かされシンジにぶつかる。
「ムクホーク!!」
「うわっ!!」
「シンジィ!!」
「<div style="font-style:italic">逆光よーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぅ♪</div>」
俺やタケシ、他のトレーナー達、それにピカチュウや操られていないポケモン達の疲労やダメージが大きいのがひと目でわかった。
歌が終わり、ポケモン達は暴れるのをやめ、いったん落ち着いた。
「ピカピ!ピカピカ」
「ピ、ピカチュウ・・俺は大丈夫・・・・・Σハッ!ムクホーク!!」
ムクホークは屋台にぶつかったようで、屋台は潰れ、ムクホークは崩れた屋台の上に倒れていた。
「ムクホーク!大丈夫か!?」
「ム、ムクホー・・・」
「ムクホーク、かばってくれてありがとう。戻ってくれ」
俺はムクホークをモンスターボールに戻し、次にシンジの方に駆け寄る。
「シンジ!大丈夫か?」
「なんともない・・・・・それより、お前今の歌を知っていたのか?」
シンジの睨んだような視線に俺は反射で否定した。
「え?あっ、いや、知らない、けど、あの時はなんか、イヤな感じがして、それで・・・」
「サトシ君!シンジ君!」
「シロナさん」
「2人共無事?」
「「はいっ」」
「シロナさん」
「ギルドさん、ご無事で」
「はい。私のポリゴンZが守ってくださいました。しかし、それでも私もポリゴンZもタダではすみませんでしたが」
ギルドさんもポリゴンZもダメージを負っていた。
俺は思わず、歯を食いしばった。
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