別世界でも歌は素晴らしい
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「たしかにそんな人間もいるわ。
だけど、少なくてもここにいるトレーナー達はアナタの言う身勝手な人間ではないわっ。彼らのポケモン達を返しなさい!」
だけどシロナさんが反論してくれた。
こういうところも含めてスゴいと尊敬する。
「フン、それはどうかしら。使えないからってポケモンを平気で捨てる人間や無理やり捕獲する人間がいるのに」
「Σッ」
「「「Σいっ/ニャア!?」」」
マシュリナはシンジやロケット団を見ながら言ってきた。
もしかしてシンジやロケット団のことを知ってるのか・・?
シンジ達も自分のことだと気づいてるようで息を呑んだ。
でもマシュリナはなんで知ってるんだ?
「・・・マシュリナ、あなたの目的はわかったわ。だけどなぜ##NAME1##さんまでも操る必要があるの?そろそろアナタ本来の姿を見せたらどうなの?」
「リュウ!リュウリュリュウリュウ!」
「「ちがう!マシュリナは##NAME1##の体に入ったんだ!」と言ってるニャ」
「なんですって!?」
「「「「「ΣΣええ/っ!!?」」」」」
ミニリュウの言葉をニャースが訳してくれた、が、あまりの衝撃なことで俺達は驚きの声を上げた。
「じゃあ、マシュリナは##NAME1##の体に取りついてるってこと!?」
「・・・もし、マシュリナが##NAME2##の記憶を覗き見しているとしたら・・・!」
「そっか!だからシンジがポケモンを手放したことやロケット団のことを知ったんだ!」
「マシュリナ、なんで##NAME1##さんの体を乗っ取ったの!?」
「この人間が気に食わない歌を歌うからよ!」
シロナさんの問いかけにマシュリナが##NAME2##の顔で怒り、答えた。
「気に食わない歌って・・・まさか昨日のカラオケ大会の時の歌のことか!?あの歌のどこが気に入らないんだ!?あんないい歌をっ!」
「あの歌のせいでポケモン達はお前達人間によって無理やり戦わされ傷つけられたっ!あんな歌で!!」
「ピカ!ピカピカ!ピカピ、ピカピカ!ピッカ!」
「「それはちがう!##NAME1##の歌はすごくよかった!だからサトシ達だけじゃなくボク達もバトルしたくなった!勝手に決めつけるな!」と言ってるのニャ」
「リュウ、リュリュウリュウ!リュウリュウ!」
「「それに、アンタが##NAME1##を乗っ取る前に##NAME1##が歌っていた歌も楽しくてステキだった!なのにアンタが乗っ取ったせいで最後まで聞けなかったじゃない!」と言ってるのニャ」
「可哀相に・・・人間に無理やり言わされてるのね・・・だけどもう大丈夫よ。私が解放させるからっ」
##NAME2##や俺達をけなし、ピカチュウ達の言葉にも聞く耳を持たないマシュリナに怒りがわいてくるのがわかる。
それは他のみんなも同じだった。
「まぁでも、」
「・・?」
「たしかに、おもしろい歌も持ってるからこの人間を乗っ取ったのは正解だったわね」
「持ってる?・・・まさか、今までお前が歌っていた歌は、##NAME2##の・・!!」
「・・さぁ?どうでしょうね」
笑うマシュリナに、それだけで悟った。
そして頭に血が上るのがわかった。
「絶対に許さないっ!!」
「サトシ君待って!」
「離してください!!」
「サトシ落ち着け!!マシュリナは肯定も否定もしてない!!本当に##NAME2##が作った歌かどうか・・」
「どっちみち!##NAME2##を助けないとっ!!」
「シロナさん!!」
ステージに走ろうとするがシロナさんやタケシに止められた。
振り切ろうとすると後ろからシロナさんを呼ぶ声が聞こえた。
市長のギルドさんとメリッサさんだ。
「シロナさん、至急お伝えしたいことがありますっ。実は・・」
「キサマ、生きていたのか・・!!」
ギルドさんに向けて今まで以上に怒りをあらわにするマシュリナ。
ギルドさんも知ってるのか?
「ちょうどいい。ここにいる人間達と共にポケモン達の怒り、思いしれっ」
マシュリナは顔は俺達に向けたまま片手を後ろにある楽器に向け、手と楽器が黒く光り、また楽器を操って演奏を始めた。
「アイツ、またポケモン達を操る気か!」
「止めないとっ!」
「やめろーー!!」
「サトシ危ないっ!」
マシュリナを止めようと俺は今度こそタケシ達を振り切りステージに走る。
「##NAME2##ーーーー!!」
「<div style="font-style:italic">散々な思い出はっ悲しーみを穿つほどーぅ♪やるせない恨みはぁアイツの為ーーにー♪</div>」
「ウキャァァーーー!!」
「うわっ!!」
「「サトシ/ピカピッ!!」」
だが俺は、俺のモウカザルの‘マッハパンチ’を受けてしまい吹き飛ばされた。
「ヌ、ヌゥゥ・・・!」
「グレッグル?・・まさか!」
「<div style="font-style:italic">今だけ箍外ーしてーきてー怒りよぅっ!</div>」
サビだと思われる部分を歌いだした途端トレーナー達のモンスターボールからかくとうタイプのポケモン達が一斉に出てきた。
今度はかくとうタイプか!
ポケモン達は雄叫びを上げるとトレーナー達に攻撃をし始めた。
「ガブリアス‘ドラゴンクロー’!」
「フワライド‘サイコキネシス’!」
「ドンカラス‘ゴッドバード’!」
「ムクホーク‘つばさでうつ’だ!」
シロナさんやメリッサさん、シンジやジュンがポケモンを出して指示を出し、暴れてるポケモン達を抑え込もうとする。
だが##NAME2##の歌を聞いてるせいかガブリアス達の攻撃が効いてるようには見えない。
俺はもう一度ステージに向かおうとするがヒカリに止められた。
「サトシ危ない!」
「だけど!##NAME2##がっ!!」
「ヌゥゥーーー!!」
「「っ!!」」
「やめろグレッグル!!」
タケシのグレッグルが俺達に‘かわらわり’をしかけてきたがタケシが身をていして止めてくれた。
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