別世界でも歌は素晴らしい
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「ドダーーー!!」
「Σフワッ!?フワーーー!!」
「フワライド!!」
「ドダイトスやめろ!!」
ドダイトスは‘おにび’をものともせずフワライドに‘ストーンエッジ’を当てた。
「フワライドしっかりしてクダサイ!」
「ジムリーダーのポケモンでもダメなのか・・!マニューラ‘ふぶき’だ!」
「マニュ!マニュァーーー!」
俺はマニューラに技の指示を出した。
攻撃はドダイトスや他のくさタイプのポケモンに直撃した。
効果はバツグンなのだがやはりドダイトス達は暴れるのを止めない。
歌はまだ終わらないのか!?いや、歌が終わってもポケモン達は正気に戻らない。
イラ立ちだけが募っていく。
俺達は少しでも被害をおさえようとドダイトス達に攻撃をする。だが、どちらかと言うとこちらの消耗が早いっ。
<<<div style="font-style:italic">アナタへのー想ーいーをーー♪噛み締めた♪まぁまー♪</div>>>
「・・!終わった」
「フワライドまだイケますか?」
「フワッ」
「アリガトウゴザイマース。フワライド‘さいみんじゅつ’!」
「フッワーーー!」
フワライドの‘さいみんじゅつ’がドダイトス達に命中。
するとドダイトス達は寝てしまった。
「歌が終わった後に‘さいみんじゅつ’をかければポケモン達はしばらく起きまセーン。ちなみニー、歌の最中に‘さいみんじゅつ’をかけてもポケモン達は起きてしまいマース」
「そうですか」
「メリッサさーん!」
俺とメリッサさんが話をしているとこの街の市長だと言ってた男が慌ててこちらにやって来た。
「市長サン」
「メリッサさん、この状況に関係があるかわかりませんが1つ心当たりがあります。この街のすぐ近くの森にある洞窟には墓があるんです。そこに行けばわかるかもしれません」
「ワカリマシタ。ワタシも一緒に行きマス。アナタはどうしますカ?」
「俺はステージの方に行きます。もしかしたら歌ってるのが知ってるヤツかもしれません」
「それは##NAME1##サンですカ?」
「Σ! 気づいてたんですか?」
「イエース。バット、彼女がこんなことをするなんてとても思えまセーン。何かあるに違いありまセーン」
メリッサさんの意見に俺も同意だ。人間が歌でポケモンを操るなんてありえない。
もしかして声が似てるだけでアイツではない・・・?
そんな微かな期待を抱えながら俺はメリッサさんと別れ、マニューラをモンスターボールに戻してステージへと再び向かった。
*****
くさタイプのポケモン達の妨害で##NAME2##のところに行けず、結局歌を止めることができなかった。ハヤシガメやジュンのロズレイドを含めたくさタイプのポケモン達までもが操られてしまった。
そこにはロケット団のマスキッパもいて、ロケット団が俺に詰め寄り問いただしてきた。
「おいジャリボーイ!お前の双子何企んでんだよ!?俺のマスキッパをどうするつもりだ!?」
「違うっ!!アレは##NAME2##じゃない!!##NAME2##は操られてるんだ!!」
「操られてるって、どこにそんな根拠があるんだよ!?」
「そうよ!ジャリガールのせいで私の見せ場(ポケモンコンテスト)がおじゃんになったじゃない!」
「知るかよ!!こっちもどうなってるのかわからないっていうのに!!」
「サトシ落ち着けっ」
「ムサシもコジロウも落ち着くのニャ」
「マネネ、マネネ」
「2人の言う通りよ。こういう時こそ冷静にならなければいけないわ」
「シロナさん」
「サトシー!」
「ピカピ!」
振り向けばヒカリやノゾミ、ピカチュウにムクホークにシンジがこちらにやって来た。
そう言えばヒカリのポケモンと言えば・・・!
「ヒカリ、もしかしてポッチャマは・・・」
「えぇ。ポッチャマだけじゃなくヒノアラシも、ノゾミや他のトレーナー達のほのおタイプとみずタイプ、それにくさタイプのポケモン達が暴れだしたわ」
「そうか・・・」
「・・・ねぇサトシ、今回の騒動の犯人は##NAME2##じゃないよね?」
「当たり前だ!!アイツは##NAME2##じゃない!!!」
「だよね・・・そうだよね!##NAME2##がこんなことするはずないよね!」
「ああ!」
「シロナさん、メリッサさんと市長が近くの森のお墓に向かいました」
「わかったわ」
「墓って・・・もしかして洞窟にある墓のことか?」
「サトシ君知ってるの?」
「昨日俺と##NAME2##は偶然その墓を見つけたんです。そこにモンスターボールみたいな石がそなえられていて」
「もしかしてその石に触ったの?」
「いえ。俺も##NAME2##も触ってません」
「そぅ」
「シロナさん?」
シロナさんは険しい顔付きで##NAME2##ではない何かを睨む。
「これだけのことをして、まさか名乗らないわけじゃないわよね?アナタ、いったい何者なの?」
「・・・・・いいわ。特別に答えてあげる。私の名はマ・・・・・マシュリナ。
ポケモンよ」
*****
「これは・・!」
「石がワレてマスネ」
「ということはこの騒動はやはり・・・・・だが私が聞いた話と違う・・・・・まさか・・!」
「市長サン?」
「メリッサさん!シロナさんは今どこに!?」
「ステージの方にいるはずデース」
「私達もそこに!歌わされてる子が危ない!!」
*****
##NAME2##を操ってるソイツの正体、マシュリナ。
ポケモンが、こんなことを・・・
「マシュリナ?聞いたことないポケモンね」
「え?そうなんですか?」
「シロナさんでも知らないポケモン・・・」
「だが、ポケモンならポケモンを操れる」
「あぁ。エスパータイプか、あるいはゴーストタイプの技を使えばできる」
シロナさんでも知らないポケモンに俺もヒカリも思わず声に出てしまう。
シンジやタケシの言葉には俺もわかるが・・・だからって、なんで##NAME2##まで・・・
「マシュリナ、アナタの目的は何?」
「すべてのポケモン達の解放、そして真の自由を与えるためっ」
「解放?真の自由?」
「そぅ。お前達身勝手な人間達はポケモン達を痛めつけ、見せ物にし、道具のように扱い、強奪して売りさばいて傷つけるっ。
私は人間達からポケモン達を解放させ、恐れも怯えもなく、すべてのポケモン達が楽しく暮らす世の中を創るために立ち上がった!」
マシュリナがこんな事をした目的を話した。
否定したかったが、いろんな場所を旅してきた俺はそういうことをする人間を目の当たりにしてできない。
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