別世界でも歌は素晴らしい
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「何言ってんだよ!?あそこにいるのはお前の双子の##NAME1##だろ!?」
「そうだけどっ、なんとなくだけど俺にはわかる!アイツは##NAME2##だけど##NAME2##じゃない!!だいたい##NAME2##がポケモンを操るとかそんなひどいことするか!!」
「リュウ!!」
俺は2人に否定すればミニリュウも頷いて肯定してくれた。
「お前は誰だ!?俺の双子をどうした!?」
「・・・何だ人間。気安く私に話しかけるな」
「「Σ!!?」」
放送機の時は気づかなかったけど、声は##NAME2##だけど、別の声も混じってる・・?
だが##NAME2##の口から出た冷たい言葉に俺達は驚きを隠せない。
やっぱり##NAME2##じゃない!!
「・・っ、##NAME2##をどうしたんだ!?ポケモン達を元に戻せ!!」
「・・・何を勘違いしてるの?私はポケモン達を操ってなどいない。解放させてるの」
「解放?解放ってどういうことだよ!?」
「うるさい人間・・・・・・次はこの歌にしよう」
ソイツは片手を後ろにあるピアノに向けると、手とピアノが黒く光り、ピアノが勝手に動き演奏を始めた。
「気をつけろ!またポケモンを操る気だ!」
「そんなことさせるか、ハヤシガメキミにきめた!」
「<div style="font-style:italic">桜色♪舞うーこーろぉ♪私はひっとりー♪</div>」
「ハヤシガメ!‘エナジーボール’で歌を止めるんだ!」
「ハガッ」
「<div style="font-style:italic">立ちつくしぃってたー♪ 若葉色♪萌ゆーれーばー♪想いあふっれてー♪</div>」
「――!ハ、ガ、」
「どうした?ハヤシガメ」
「・・・まさかこの歌は・・!」
「<div style="font-style:italic">アナターへーー♪流れーたーー♪
めぐる木々達だけがー♪2人を見ていーたのー? ひとどころにはぁとどまれないぃーっと♪</div>」
「ハ・・ハガーーー!!」
「うわぁ!!」
ハヤシガメが突然俺に突進してきた。
吹き飛ばされた俺はすぐに立ち上がろうとするがハヤシガメの前足で腹を押さえつけられてしまう。
「がっ!・・ハ、ハヤシガメ・・・」
「ハガァァーー」
「ハヤシガメのやつ、サトシを襲った!?」
「今度はくさタイプかっ!」
「リュウーー!!」
退かそうとしても重くて、だけどミニリュウが‘アクアテール’でハヤシガメを退かしくれた。
「ゲホッ!ゲホッ!はぁ・・はぁ・・サンキューミニリュウ」
「リュウ」
「ハヤシガメ!俺だ!サトシだ!目を覚ましてくれ!!」
「ハガーー!!」
「うわっ!」
「サトシ!」
「ロズァーー」
「ロズレイド!?」
「ロッズァーーー!!」
「ぅわぁあ!!やめろロズレイド!!」
ハヤシガメに声をかけるが聞いてくれないっ。
それにジュンのロズレイドも、他のトレーナー達のくさタイプのポケモン達がモンスターボールから出てきてトレーナー達に攻撃してきた。
「マズイ!なんとかしないと!」
「ハヤシガメ!やめてくれ!」
俺とミニリュウはもう一度ステージに駆け上がろうとする。
が、体が急にしびれて動けずその場に立ち止まってしまう。
「か、体が・・・、なんで・・?」
「ぐっ・・俺も・・・・・っ!アレだっ」
タケシの声に目を向けると、スボミーやロゼリア、それにモンジャラにナゾノクサにハネッコが‘しびれごな’をこちらに向かって放っていた。
だから体がしびれて・・・
「‘ストーンエッジ’!」
「ガブァーーー!」
「!」
‘しびれごな’を出してたポケモン達に‘ストーンエッジ’が命中。
振り向けばシロナさんとガブリアスがこっちに来てくれた。
「サトシ君!みんな!大丈夫?」
「シロナさん・・・」
「しびれが残ってるのね。サトシ君ひこうタイプのポケモンを持ってたわよね?そのポケモンに体に付着してるしびれごなを吹き飛ばしてもらうの」
「それが・・ムクホークは今別行動をとってて・・・」
「ひこうタイプなら持ってるぜ・・・ムクホーク!風を起こしてしびれごなを払ってくれっ」
「ムクホーー」
ジュンがムクホークを出してしびれごなを払ってくれた。
多少しびれは残るが動くことに問題はない。
「サンキュージュン、ムクホーク」
「いいってことよ」
「ところでサトシ君、あそこにいるのってアナタの双子の##NAME1##さんよね?これはいったい・・・」
「シロナさん信じてください!あそこにいるのは##NAME2##ですけど##NAME2##ではありませんっ!!##NAME2##は何かに操られてるんです!!でなきゃこんなことしませんっ!!」
「えぇわかってるわ。##NAME1##さん、いいえ、人間がポケモン達を歌で操るなんて聞いたことないわ。彼女の身に、何かが起こってる」
*****
放送機から流れた歌で今度はくさタイプのポケモン達が暴れだした。
それは俺のドダイトスも例外ではなかった。
一般人に攻撃しようとするドダイトスをアイツのピカチュウが‘アイアンテール’でドダイトスを攻撃して止めた。
だがドダイトスは何事もなかったかのように‘リーフストーム’を繰り出し、対してピカチュウは‘10まんボルト’で応戦した。
技と技がぶつかり、小さな爆発が起こる。ピカチュウは飛ばされないよう踏ん張っていたが、爆煙から‘ストーンエッジ’が飛んできてピカチュウに命中した。
ムクホークもドダイトスに‘つばめがえし’で止めようとしてくれたが、ドダイトスの‘ハードプラント’で逆にやられてしまう。
さらに俺や街の人達にも‘ハードプラント’で襲いかかろうとする。
「ドダーーー!」
「フワライド‘おにび’!」
「フワッワッ、フワーー!」
「ドダ!?ドダーー!」
そこに、メリッサさんがフワライドに‘おにび’を指示して‘ハードプラント’を焼き払ってくれた。
おかげで無事にすんだ。
さらにドダイトスにも‘おにび’を当ててひるませた。
「大丈夫デスカ?」
「はい、ありがとうございます」
「このポケモンはアナタのデスカ?」
「はい」
「手荒なコトをしてゴーメンナサーイ。バット、今は緊急事態デスので許してクダサイ」
「わかってます。むしろ止めていただきありがとうございます」
「サァ今のうちに避難を」
<<<div style="font-style:italic">音無ーきーー♪いたずーーらーーー♪どうか木々達だけはぁー♪この想いを守ーーってーー♪</div>>>
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