魔界で教師始めました
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⦅第3話 膨らむ疑問、波乱のクラス分け⦆
カルエゴ先生不在。その穴は大きく、バビルスの教師達は新入生のクラス分け会議が行われる日に間に合うよう準備に追われていた。
あたしも微力ながら他の先生方のお手伝いをしてます。
入間君に訊きたい事があるけどなかなか彼と接触出来ずあたしの疑問が日に日に増す。
あたしが抱えてる疑問。それは入間君が人間であるかどうか。
もし、入間君があたしと同じ人間であれば彼に出来る限りのフォローが出来る筈。
でももし、彼が本当に悪魔で、逆にあたしの正体がバレてしまったら危ない。
どうしようか考えながら廊下を歩いていたら、曲がり角で誰かと接触しそうになり立ち止まる。
「あッ、すみませ――――ッ!!」
「あッ」
向こうが謝りかけるが息を吸う音が聞こえ、見れば今頭の中で考えていた人物―入間君だった。
(※入間視点)
僕は鈴木入間。(アホな)両親によって悪魔に売られた人間です。
僕は悪魔のサリバンさんの孫となり、この悪魔学校バビルスに通うこととなりました。
しかし、人間は珍しい存在みたいで、人間だとバレたらどんな恐ろしい目に遭うか・・・。
だから僕は目立たないようにしてる。
なのに!入学式で首席のアズ君と戦って勝っちゃって、さらに使い魔召喚の儀式で教師のカルエゴ先生を使い魔にしちゃって、それらが新聞の記事にされて逆に目立ってしまった・・・。(泣)
そして、僕はある問題を抱えてる。それは使い魔召喚の儀式でカルエゴ先生と一緒にいた新任の先生。彼女はもしかしたら僕が人間ではないかと疑ってる気がする。
本当は学校に行きたくないけど、最近知り合った女の子の悪魔―クララと遊ぶ約束をしてるためこうして学校に来てます。
今はクララとアズ君と一緒にかくれんぼをして、僕が鬼です。
アズ君が自分が鬼をやると言ってきたのを必死に止め、2人を探してます。
廊下の曲がり角を曲がろうとしたら誰かとぶつかりそうになり立ち止まる。
「あッ、すみませ――――ッ!!」
「あッ」
謝ろうとしたら、ぶつかりそうになったその人物は召喚の儀式に一緒にいた新任の先生だった・・・。
(※入間視点終わり)
どうやって接触しようか悩んでたらこんにあっさり会うなんて、まるで漫画みたいな展開。
入間君はあたしを見て固まり、震えてる。
これじゃああたしイジメてるみたいじゃん。
「あ、あの、すみませんでした。では・・「待った」
入間君が立ち去ろうとするのであたしは後ろ襟を掴んで引き留めた。
入間君は首をギギギと回して緊張した面持ちでこちらを見る。
さて、引き留めたはいいがどう切り出すか・・・。
「そんなに緊張しなくていいよ。
キミに、ちょっと訊きたい事があるだけだから」
「き、訊きたいことって・・・?」
行くか。逆にあたしの正体がバレたら脅せばいい。
周りに他の生徒や教師達がいない事を確認して、意を決して口を開く。
「入間君・・・君は・・・に「入間ちーーーー!!!!」
「Σうわッ!!?」
「Σえ?わぁっ!!?」
前方から女生徒が入間君に抱き付き、バランスを崩した入間君が後ろに倒れ込んできた。
彼の後ろにいたあたしも当然その巻き添えをくらい、尻餅をついてしまった。
「イッタ~」
「す、すみません先生!」
「大丈夫大丈夫。それより・・・」
「入間ち見ーっけ!」
「見ーっけって・・・僕が鬼なんだからクララが僕を見つけちゃダメじゃないかな?」
「Σハッ!そっか」
「この子は・・・」
「私クララ!あのね、今入間ちとアズアズとかくれんぼしてたんだけど、間違えて私が入間ちを見つけちゃった!あっ先生飴あげる!」
彼女は確か・・・ウァラク·クララ。彼女は使い魔召喚の儀式でこれまた珍しい魔獣――ファルファルを召喚した子で、噂で変人と聞いたけど・・・。
クララちゃんはあたしに気付くと凄い勢いで話し掛けてきた。
元気があっていいけど、ちょっと落ち着いてほしいかも・・・。
「先生名前は?」
「あたし?あたしは莉々亜って言うの」
「じゃあリアン先生ね」
いきなりあだ名を付けられた。
「じゃあねリアン先生!入間ち、アズアズを探しに行こ」
「え?うん」
「あ!ちょっと待っ・・・」
クララちゃんは入間君の手を取り、その場を去ってしまった。
彼には訊きたい事があったのに、聞きそびれてしまった。
まぁ授業が始まれば顔を会わすから、その時に捕まえて聞き出せばいいか。
そう考えながらあたしもその場を立ち去った。
だが、そんなに待たずとももっと早く再会する事になるとはこの時のあたしは思ってもいなかった。
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カルエゴ先生不在。その穴は大きく、バビルスの教師達は新入生のクラス分け会議が行われる日に間に合うよう準備に追われていた。
あたしも微力ながら他の先生方のお手伝いをしてます。
入間君に訊きたい事があるけどなかなか彼と接触出来ずあたしの疑問が日に日に増す。
あたしが抱えてる疑問。それは入間君が人間であるかどうか。
もし、入間君があたしと同じ人間であれば彼に出来る限りのフォローが出来る筈。
でももし、彼が本当に悪魔で、逆にあたしの正体がバレてしまったら危ない。
どうしようか考えながら廊下を歩いていたら、曲がり角で誰かと接触しそうになり立ち止まる。
「あッ、すみませ――――ッ!!」
「あッ」
向こうが謝りかけるが息を吸う音が聞こえ、見れば今頭の中で考えていた人物―入間君だった。
(※入間視点)
僕は鈴木入間。(アホな)両親によって悪魔に売られた人間です。
僕は悪魔のサリバンさんの孫となり、この悪魔学校バビルスに通うこととなりました。
しかし、人間は珍しい存在みたいで、人間だとバレたらどんな恐ろしい目に遭うか・・・。
だから僕は目立たないようにしてる。
なのに!入学式で首席のアズ君と戦って勝っちゃって、さらに使い魔召喚の儀式で教師のカルエゴ先生を使い魔にしちゃって、それらが新聞の記事にされて逆に目立ってしまった・・・。(泣)
そして、僕はある問題を抱えてる。それは使い魔召喚の儀式でカルエゴ先生と一緒にいた新任の先生。彼女はもしかしたら僕が人間ではないかと疑ってる気がする。
本当は学校に行きたくないけど、最近知り合った女の子の悪魔―クララと遊ぶ約束をしてるためこうして学校に来てます。
今はクララとアズ君と一緒にかくれんぼをして、僕が鬼です。
アズ君が自分が鬼をやると言ってきたのを必死に止め、2人を探してます。
廊下の曲がり角を曲がろうとしたら誰かとぶつかりそうになり立ち止まる。
「あッ、すみませ――――ッ!!」
「あッ」
謝ろうとしたら、ぶつかりそうになったその人物は召喚の儀式に一緒にいた新任の先生だった・・・。
(※入間視点終わり)
どうやって接触しようか悩んでたらこんにあっさり会うなんて、まるで漫画みたいな展開。
入間君はあたしを見て固まり、震えてる。
これじゃああたしイジメてるみたいじゃん。
「あ、あの、すみませんでした。では・・「待った」
入間君が立ち去ろうとするのであたしは後ろ襟を掴んで引き留めた。
入間君は首をギギギと回して緊張した面持ちでこちらを見る。
さて、引き留めたはいいがどう切り出すか・・・。
「そんなに緊張しなくていいよ。
キミに、ちょっと訊きたい事があるだけだから」
「き、訊きたいことって・・・?」
行くか。逆にあたしの正体がバレたら脅せばいい。
周りに他の生徒や教師達がいない事を確認して、意を決して口を開く。
「入間君・・・君は・・・に「入間ちーーーー!!!!」
「Σうわッ!!?」
「Σえ?わぁっ!!?」
前方から女生徒が入間君に抱き付き、バランスを崩した入間君が後ろに倒れ込んできた。
彼の後ろにいたあたしも当然その巻き添えをくらい、尻餅をついてしまった。
「イッタ~」
「す、すみません先生!」
「大丈夫大丈夫。それより・・・」
「入間ち見ーっけ!」
「見ーっけって・・・僕が鬼なんだからクララが僕を見つけちゃダメじゃないかな?」
「Σハッ!そっか」
「この子は・・・」
「私クララ!あのね、今入間ちとアズアズとかくれんぼしてたんだけど、間違えて私が入間ちを見つけちゃった!あっ先生飴あげる!」
彼女は確か・・・ウァラク·クララ。彼女は使い魔召喚の儀式でこれまた珍しい魔獣――ファルファルを召喚した子で、噂で変人と聞いたけど・・・。
クララちゃんはあたしに気付くと凄い勢いで話し掛けてきた。
元気があっていいけど、ちょっと落ち着いてほしいかも・・・。
「先生名前は?」
「あたし?あたしは莉々亜って言うの」
「じゃあリアン先生ね」
いきなりあだ名を付けられた。
「じゃあねリアン先生!入間ち、アズアズを探しに行こ」
「え?うん」
「あ!ちょっと待っ・・・」
クララちゃんは入間君の手を取り、その場を去ってしまった。
彼には訊きたい事があったのに、聞きそびれてしまった。
まぁ授業が始まれば顔を会わすから、その時に捕まえて聞き出せばいいか。
そう考えながらあたしもその場を立ち去った。
だが、そんなに待たずとももっと早く再会する事になるとはこの時のあたしは思ってもいなかった。
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