魔界で教師始めました
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あたしと入間君は慌ててカルエゴ先生に駆けつける。
煙が晴れ、そこにはカルエゴ先生・・・ではなくヒヨコにコウモリの羽が生えた生き物が飛んでいた。
その生き物(多分カルエゴ先生)は自分の手を見て体を触り、あたしは無言で手鏡を出して(どこから出したとかは気にしない)先生に自身の姿を見せた。
暫く自分の姿に凝視してたカルエゴ先生は、落ちて倒れた。
「先生ーーッ!!」
「バカな・・こんな・・こんな・・・」
「先生大丈夫ですか!?というか先生なんですかッ!?」
「多分カルエゴ先生」
「せ、先生どうしましょ!?」
入間君が焦って問いかけてくるが、今はそれどころじゃない。
このカルエゴ先生・・・すごいモフモフしてて触り心地が良い。
あの怖かった先生がこんな可愛い生き物になるなんて・・!!これがギャップ萌えと言うやつなのか!!ちょっと違うか。
「入間様」
「アズ君!大変なことに・・」
「感服しましたッ!!」
「何がッ!??」
「まさかカルエゴ卿を使い魔にしてしまわれるとは」
「Σえっ!?」
「悪魔が悪魔を召喚ッ!?」
「前代未聞だぞッ!?」
「やはり内心ではカルエゴ卿の態度にお怒りだったのですね!素晴らしい見せしめです!!」
「ちがうちがうちがう!!」
“悪魔を召喚”。その言葉を聞きあたしは今朝の会話を思い出す。
まさか、入間君って・・・
「・・・入間君・・・キミ、もしかして・・・」
「!!」
入間君の顔が青ざめ、秘密がバレたというそんな表情をした。
さらに問いかけようとすると、手に乗せてたカルエゴ先生が起きた。
「ありえぬ・・・この・・・この私が使い魔などと・・・ふッ
ふざけるな貴様ぁああ!!今すぐ契約を解除しろッ!!さもなくば・・・」
あの可愛い生き物から禍々しい変貌となったカルエゴ先生は入間君に襲おうとする。
・・・あれ?今のカルエゴ先生は入間君の使い魔で、入間君は主人になるから・・・・・っ!
「カルエゴ先生待っ」
バリリリリ
「ああああぁ!!!」
「先生ーーッ!!!」
黒焦げとなったカルエゴ先生はまたも床に落ちて倒れた。生きてるのかな?
こんな事思ってる場合じゃないんだけど、使い魔は本当に主人に刃向かえないんだなと思った。
一先ず他の先生方を呼んで事情を説明して生徒達を任せ、あたしと入間君とカルエゴ先生はサリバン理事長の所へ。
事情を聞いたサリバン理事長は盛大に笑った。確かに笑えるかもしれないけど笑い事じゃないよ。
「いや~~ほんと、悪魔を召喚なんて前代未聞だよぉ。
解除?ムリムリ!がっつり1年契約の儀式だし!無理に解除したら多分君ら死ぬよ」
「・・・っ」
バターン
「せ、先生ーーーー!!!」
契約解除不可だと分かるとカルエゴ先生はヤ●チャみたいな倒れ方で倒れた。
あたしはカルエゴ先生を背負って箒に乗り、カルエゴ先生の自宅へと送った。
カルエゴ先生は余程ショックだったのだろう暫く自宅で寝込んでしまった。
入間君の
それにしても、入間君の事聞きそびえちゃったなぁ・・・。
入間君ってもしかして・・・人間?
3話へ続く