魔界で教師始めました
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⦅第2話 “使い魔”召喚!⦆
昨日入学式を終え、今日は新入生達の使い魔召喚の儀式が行われる。
どうしよう・・・2日目で仕事行きたくないと思ったのは初めてだよ。
だって今日はあの怖い先生(カルエゴ先生)と一緒にいなきゃいけないとか・・・。
まぁそれだけじゃないけど・・・
「莉々亜ちゃんよく眠れた?今日は何をするのかな?」
「今日は新入生達の使い魔召喚儀式が行われ、あたしもそこに立ち会う予定です」
「本当!?もうそんな大役を任されるとはさすが僕の娘!」
「違います違います!その行事を仕切るのは別の教師で、あたしはそのサポートをするだけです」
「そうなの?でも使い魔召喚の儀式も重要な行事の1つだから、サポートをするだけとは言えすごいよ」
「あ、ありがとうございます・・・」
あたしが学校に行きたくない理由、それはこの父にある。
昨日の入学式、お父様が娘自慢したあげくあたしの顔写真を勝手にみんなにバラしたから。
あの時は本当に恥ずかしかった・・・。
「そう言えば使い魔召喚儀式は生徒の位階 の質を計る行事でしたよね?」
「その通りですお嬢様。そしてその位階 を上げていく事がバビルスでの成績に繋がるのです」
メイドのラフレさんが魔茶を出しながら説明をしてくれた。
「召喚って悪魔が魔獣を使役する儀式でしたよね?じゃあ人間のあたしは使い魔召喚出来ませんね」
「むしろ悪魔を召喚しちゃったりして」
「イザリラ様、さすがにそのような事はありえません」
「そーぉ?」
食卓に軽い笑い声が響く。
そんな冗談な事が・・・・・まさか2時間後に起こるとはこの時のあたしはまったく思いもしなかった・・・。
出勤時間が迫り、憂鬱な気持ちを抱えながらあたしは空飛ぶ箒に乗り、お父様達に見送られながらバビルスに向かった。
この空飛ぶ箒はお父様が作ってくれた魔具で、お父様の魔力が込められ、あたしの声で反応、呪文を口にして空を飛ぶ事が出来る。
初めて空を飛んだ時は感動したなぁ。けどこれ、股と腕が痛くなる。
漫画やアニメのキャラは箒に股がって飛んでるけど、実際は痛い。
だからあたしは横向きで箒に乗るようにしてる。
そんな事を思い出していたらバビルスに着いた。
箒から降り、今日は歩いて職員室に向かう。走る事自体駄目だけどね。
職員室に入って自分の机に向かい、箒を横に掛けて座る。
まだ儀式に時間があるし、今日儀式に参加する新入生の確認をしておこう。
昨日あの後、カルエゴ先生から新入生全員の顔と名前を覚えるよう言われ、2時間かけて覚えた。
こういう時記憶力が良くて助かる。
新入生は163名いていくつかのグループに分かれ、授業が始まるまでの準備を行う。
今日の使い魔召喚儀式には首席のアスモデウス君や特待生の入間君が出る。
どういったわけか、アスモデウス君はあの後入間君にすっかり心服したらしい。どうすればそうなったのか知りたい。
「おい新任」
「っ!はいッ」
背後から声をかけられ、振り返るとカルエゴ先生が立っていた。
相変わらず怖い・・。
「新入生の顔と名前は覚えたんだろうな?」
「は、はい。なんとか」
「なら、コイツの名前は?」
「えっと・・アスモデウス·アリス」
「コイツ」
「オロバス·ココ」
「コイツ」
「トケル·フォーリン」
「コイツ」
「クロケル·ケロリ」
カルエゴ先生は試すように次々と新入生の顔を見せ、あたしは名前を言い当てていく。
他の先生方から感嘆の声が聞こえる。
「・・覚えてなければ今日の儀式から外すつもりでいたが、まぁいいだろう。使い魔の間へ行くぞ」
「はい!」
これは、ちょっとは見直してくれたと思っても良いのだろうか・・・。
「言っておくが、この程度で認めてはいないからな」
「お、思ってません!!」
振り返り様睨まれ、慌てて否定した。
やっぱり怖い・・。
職員室を出ていこうとするカルエゴ先生にあたしも急いで準備して慌てて後を追い掛けた。
職員室から出る時、モモノキ先生の視線を感じた気がしたけど、気のせいかな・・?
無言で使い魔の間へ進むあたしとカルエゴ先生。正直気まずい。
特にカルエゴ先生からピリピリした気配を感じてあたしの精神がすり減っていく。
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昨日入学式を終え、今日は新入生達の使い魔召喚の儀式が行われる。
どうしよう・・・2日目で仕事行きたくないと思ったのは初めてだよ。
だって今日はあの怖い先生(カルエゴ先生)と一緒にいなきゃいけないとか・・・。
まぁそれだけじゃないけど・・・
「莉々亜ちゃんよく眠れた?今日は何をするのかな?」
「今日は新入生達の使い魔召喚儀式が行われ、あたしもそこに立ち会う予定です」
「本当!?もうそんな大役を任されるとはさすが僕の娘!」
「違います違います!その行事を仕切るのは別の教師で、あたしはそのサポートをするだけです」
「そうなの?でも使い魔召喚の儀式も重要な行事の1つだから、サポートをするだけとは言えすごいよ」
「あ、ありがとうございます・・・」
あたしが学校に行きたくない理由、それはこの父にある。
昨日の入学式、お父様が娘自慢したあげくあたしの顔写真を勝手にみんなにバラしたから。
あの時は本当に恥ずかしかった・・・。
「そう言えば使い魔召喚儀式は生徒の
「その通りですお嬢様。そしてその
メイドのラフレさんが魔茶を出しながら説明をしてくれた。
「召喚って悪魔が魔獣を使役する儀式でしたよね?じゃあ人間のあたしは使い魔召喚出来ませんね」
「むしろ悪魔を召喚しちゃったりして」
「イザリラ様、さすがにそのような事はありえません」
「そーぉ?」
食卓に軽い笑い声が響く。
そんな冗談な事が・・・・・まさか2時間後に起こるとはこの時のあたしはまったく思いもしなかった・・・。
出勤時間が迫り、憂鬱な気持ちを抱えながらあたしは空飛ぶ箒に乗り、お父様達に見送られながらバビルスに向かった。
この空飛ぶ箒はお父様が作ってくれた魔具で、お父様の魔力が込められ、あたしの声で反応、呪文を口にして空を飛ぶ事が出来る。
初めて空を飛んだ時は感動したなぁ。けどこれ、股と腕が痛くなる。
漫画やアニメのキャラは箒に股がって飛んでるけど、実際は痛い。
だからあたしは横向きで箒に乗るようにしてる。
そんな事を思い出していたらバビルスに着いた。
箒から降り、今日は歩いて職員室に向かう。走る事自体駄目だけどね。
職員室に入って自分の机に向かい、箒を横に掛けて座る。
まだ儀式に時間があるし、今日儀式に参加する新入生の確認をしておこう。
昨日あの後、カルエゴ先生から新入生全員の顔と名前を覚えるよう言われ、2時間かけて覚えた。
こういう時記憶力が良くて助かる。
新入生は163名いていくつかのグループに分かれ、授業が始まるまでの準備を行う。
今日の使い魔召喚儀式には首席のアスモデウス君や特待生の入間君が出る。
どういったわけか、アスモデウス君はあの後入間君にすっかり心服したらしい。どうすればそうなったのか知りたい。
「おい新任」
「っ!はいッ」
背後から声をかけられ、振り返るとカルエゴ先生が立っていた。
相変わらず怖い・・。
「新入生の顔と名前は覚えたんだろうな?」
「は、はい。なんとか」
「なら、コイツの名前は?」
「えっと・・アスモデウス·アリス」
「コイツ」
「オロバス·ココ」
「コイツ」
「トケル·フォーリン」
「コイツ」
「クロケル·ケロリ」
カルエゴ先生は試すように次々と新入生の顔を見せ、あたしは名前を言い当てていく。
他の先生方から感嘆の声が聞こえる。
「・・覚えてなければ今日の儀式から外すつもりでいたが、まぁいいだろう。使い魔の間へ行くぞ」
「はい!」
これは、ちょっとは見直してくれたと思っても良いのだろうか・・・。
「言っておくが、この程度で認めてはいないからな」
「お、思ってません!!」
振り返り様睨まれ、慌てて否定した。
やっぱり怖い・・。
職員室を出ていこうとするカルエゴ先生にあたしも急いで準備して慌てて後を追い掛けた。
職員室から出る時、モモノキ先生の視線を感じた気がしたけど、気のせいかな・・?
無言で使い魔の間へ進むあたしとカルエゴ先生。正直気まずい。
特にカルエゴ先生からピリピリした気配を感じてあたしの精神がすり減っていく。
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