別世界でも歌は素晴らしい
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「やめろモウカザル!!」
「ブーースターー!!」
「ピカピ!ピカヂューーー!!」
俺はモウカザルに近付こうとするがブースターが‘かえんほうしゃ’を出してきた。
でもピカチュウが‘10まんボルト’をぶつけてくれたおかげで‘かえんほうしゃ’の直撃はよけた。
でも技と技のぶつかりで爆発が起き、俺はその爆風を受けた。
「くっ・・!サンキューピカチュウ!」
「ピカッ!」
「ブーバーーン!!」
「よけろっ!!」
「Σ!!?」
「リュウゥーーー!!」
地面が割れる音とシンジの慌てた声にハッと振り向く。
‘がんせきふうじ’がこちらに迫ってきていて、けどミニリュウが‘アクアテール’で防いでくれた。
「ピカチュウ‘アイアンテール’で援護だ!」
「ピカッ!チューーピッカ!」
ピカチュウに技の指示を出して‘がんせきふうじ’はなんとか免れた。
ブーバーンも暴れてるようで、俺達はシンジに近づいた。
「シンジっ!シンジのブーバーンも?」
「やはりモウカザルもか」
「やはり?」
「暴れてるのがブーバーンやモウカザルだけじゃない、ほのおタイプのポケモン全員が暴れ、人を襲ってる」
「何!?」
「ウキャァアーー!!」
「きゃあああーー!!」
「「Σ!!」」
悲鳴が聞こえて目を向けると、モウカザルが小さな女の子に向かって‘かえんぐるま’で襲おうとしてる。
このままじゃまずい!
「ピカチュウ‘10まんボルト’!」
「ピィカヂュウーーー!」
しかたなく俺はピカチュウに技の指示を出してモウカザルに攻撃をする。
‘10まんボルト’は当たりモウカザルは止まり、女の子はケガをせずに済んだ。
「今のうちに逃げろっ」
「ぅん」
「モウカザル!!」
シンジが女の子を逃してる間に俺はモウカザルを抱きしめ必死に声をかける。
「モウカザル!!やめるんだ!!こんなのお前らしくない!!俺の知ってるお前は心の優しい、仲間思いのイイヤツだ!!目を覚ましてくれモウカザルーー!!!」
「――!・・ゥ・・ゥキャ・・・」
しっぽの炎が弱まろうとしてる。俺の声が届いたんだ・・!
「モウカザ」
<<生きーてんだ♪泣いーてんだ♪みーんな知ってることーだろう?負ーけそぉぅになーったらー♪キミーがっ背中ーっ押しーてくれっよーーーぅ♪
レットミハーイァー!ゲットミハーイァー!燃えるー身の熱ーさはー!>>
「―――!ヴキャァア゛ーー!!」
「うわあ!!?」
「ピカピ!!」
安堵しかけたらまたしっぽの炎が大きくなり、俺は吹き飛ばされた。
おさまろうとしていたのに、なんで・・!?
「まさか・・・」
「え?」
「ヴキャーーー!!」
「あ!モウカザル!!ブイゼル!‘みずてっぽう’で火を消すんだ!」
シンジが何かに気づいたみたいだが、モウカザルがどこかに行こうとしてるのに気づく。
モウカザルだけじゃなくブーバーンや他のほのおタイプのポケモン達もどこかに行こうとしてる。
だけどこのままにするわけにもいかない。俺はモンスターボールからブイゼルを出して消火するよう指示を出す。
「キャアアアーー!!」
「Σ! エレブー‘まもる’だ!」
「レッブ!」
「シンジ!」
「お前は追いかけろ!」
「・・っ!わかった!ありがとう!」
この場をブイゼルとシンジに任せ、ピカチュウとミニリュウを連れてモウカザル達を追いかけた。
*****
「ユウ!!やめるんだ!!」
ほのおタイプのポケモン達が暴れてる中、ユウは何事もないかのように平然と歌い続けてる。
いや、この状況に嬉しそうにも見える・・。
何度声をかけても俺の声が届かないのか、それとも無視をしてるのかわからないが歌うのをやめない。
暫くして歌い終わり、曲も終わった。
これでポケモン達も・・・
そう思っていたが、ポケモン達は暴れるのをやめない。
もちろんこのままにするわけにいかず、俺とジュンはポケモン達を出して救助・消火活動に動く。
ジュンはエンペルトを出して火を消して貢献してる。
「エンペルト‘ハイドロカノン’!」
「ポォ!」
「いいぞエンペルト!」
*****
「ポッチャマは‘うずしお’!ミミロルは‘れいとうビーム’!」
「「ポォチャァアアア/ミーーー!」」
「カラナクシ‘みずのはどう’!」
「ナァアアーー!」
私とノゾミのポケモン達が火を消してるのを見て他のトレーナー達もみずタイプのポケモンを出して協力してくれてる。
ヒノアラシ達はどこかに行ってしまった。
もちろんほっとくわけにはいかない!
「ノゾミ!ココお願いしてもいい?」
「ああ!ヒノアラシを連れ戻しに行くんだろ?」
「うん!」
「気をつけるんだよ!」
「大丈夫!」
*****
「邪魔はさせない。・・・次はコレにしよう」
別の音楽が流れ、ステージに目を向けるとユウが縛ってる髪を解いた。
「ほらぁ、きょーぅも風が走るー♪光が波をつき抜けー♪ そのぉ♪手グッと伸ばーしたらー空に届く気ーがしたーー♪
自分の知らないキーミをー♪」
「・・!!ポ・・ポ・・・」
「エンペルト?どうした?」
「Σ! まさか!」
*****
「ポ、ポチャ・・・」
「ポッチャマ?」
ヒノアラシの後を追おうとしたらまたユウが別の歌を歌ってるのが放送機から流れ出した。
そしたらポッチャマの様子が変・・?
ううん、ポッチャマだけじゃない。ノゾミのカラナクシや他のみずポケモン達も、なんか苦しそう・・・。
<<こんなにもー♪キミが好きでー♪言ー葉がもーどーかーしーいーーー♪夏を待つセイルのよーぅにー♪キミのーことをーずーっとー♪>>
「ポ、ポチャマーーー!!」
「「「ぅわあああーー!!?」」」
「Σポッチャマ!?」
「ナァアアアーー!!」
「カラナクシ!?ケイコウオ!?」
ポッチャマが突然‘うずしお’を人に向けて投げた。
それにノゾミのカラナクシもケイコウオもモンスターボールから飛び出し、人に向けて攻撃し始めた。
他のみずタイプのポケモン達もポッチャマ達みたいに暴れてる。
ヒノアラシ達と同じ・・!?
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