モンスター達のハロウィン
悪戯・・したかったな・・。
☆モンスター達のハロウィン☆
人間界の裏の世界にはモンスター達が住まう。
しかし10月31日の今日はモンスター達もどこか浮かれていた。
そしてここにも数名・・・。
「赤井さーん!安室さーん!」
吸血鬼が狼男に突っ掛かっている所に1人の少年が元気にこちらに駆け寄ってきた。
少年の名前は江戸川コナン。子供のゾンビだ。
「「ボウヤ/コナン君」」
「2人共、今日は一体どうしたの?」
「聞いてくれよコナン君。赤井が僕が大切に取っていた赤ワインを勝手に飲んだんだ!」
「いいではないか、今日ぐらい」
「何で貴方にあげなくてはいけないんですか!?あのワインは血によく似ていて飲むの楽しみにしていたんだぞ!」
「まだ残っているから飲もう」
「お前が言うな!!」
「赤井さん、勝手に人のものを飲んじゃいけないよ」
「コナン君・・・!!」
コナンが味方してくれて感激を受ける吸血鬼の安室透。
「・・・すまなかった」
コナンにも咎められ、謝罪する狼男の赤井秀一。
「赤井さんも反省してるし、許してあげて」
「・・・今回はコナン君に免じて許します。けど2度とこんな事はしないで下さいよ」
「善処する。お詫びと言ってはなんだが・・・ウチに高級白ワインがある。それをあげよう」
「・・・・まぁ、貴方がそこまで言うのであれば貰ってあげますよ」
「2人共本当に仲良いね」
「・・・・・コナン君、こんな事言いたくはないんだけど、君は一体どこに目を付けているんだい?僕と赤井が仲良いわけ無いでしょ!!」
「でもよく一緒にいたりするよね?」
「コイツが勝手に僕の後を付いてくるだけだよ」
「そんな事よりボウヤ、俺達に何か用があったんじゃないのか?」
引きつった笑みでコナンに誤解を解く安室を遮り赤井が問い掛ける。
遮られた事に安室が怒ろうとしたがコナンがいる為何とか耐えた。
「そうだった。あのね、今日って10月31日ハロウィンの日でしょ?
で、人間界じゃその日僕達モンスターに変装して、“trick or treat”って言ってお菓子をもらったり悪戯をしたりするみたい」
「ホー」
「人間界は面白い事をするんだね」
「それで、元太達がそれに便乗しちゃって・・・誰が一番多くお菓子を手に入れるか競争しようと言い出して・・・」
「それで僕達からお菓子をもらおうと?」
「うん」
「参ったな・・・今お菓子持ってないんだよね・・・。あ、でも時間をくれれば急いでレモンパイを作ってあげるよ」
「本当!?ありがとう安室さん」
ニパッと笑うコナンの笑顔に安室が歓喜に震える。
.
☆モンスター達のハロウィン☆
人間界の裏の世界にはモンスター達が住まう。
しかし10月31日の今日はモンスター達もどこか浮かれていた。
そしてここにも数名・・・。
「赤井さーん!安室さーん!」
吸血鬼が狼男に突っ掛かっている所に1人の少年が元気にこちらに駆け寄ってきた。
少年の名前は江戸川コナン。子供のゾンビだ。
「「ボウヤ/コナン君」」
「2人共、今日は一体どうしたの?」
「聞いてくれよコナン君。赤井が僕が大切に取っていた赤ワインを勝手に飲んだんだ!」
「いいではないか、今日ぐらい」
「何で貴方にあげなくてはいけないんですか!?あのワインは血によく似ていて飲むの楽しみにしていたんだぞ!」
「まだ残っているから飲もう」
「お前が言うな!!」
「赤井さん、勝手に人のものを飲んじゃいけないよ」
「コナン君・・・!!」
コナンが味方してくれて感激を受ける吸血鬼の安室透。
「・・・すまなかった」
コナンにも咎められ、謝罪する狼男の赤井秀一。
「赤井さんも反省してるし、許してあげて」
「・・・今回はコナン君に免じて許します。けど2度とこんな事はしないで下さいよ」
「善処する。お詫びと言ってはなんだが・・・ウチに高級白ワインがある。それをあげよう」
「・・・・まぁ、貴方がそこまで言うのであれば貰ってあげますよ」
「2人共本当に仲良いね」
「・・・・・コナン君、こんな事言いたくはないんだけど、君は一体どこに目を付けているんだい?僕と赤井が仲良いわけ無いでしょ!!」
「でもよく一緒にいたりするよね?」
「コイツが勝手に僕の後を付いてくるだけだよ」
「そんな事よりボウヤ、俺達に何か用があったんじゃないのか?」
引きつった笑みでコナンに誤解を解く安室を遮り赤井が問い掛ける。
遮られた事に安室が怒ろうとしたがコナンがいる為何とか耐えた。
「そうだった。あのね、今日って10月31日ハロウィンの日でしょ?
で、人間界じゃその日僕達モンスターに変装して、“trick or treat”って言ってお菓子をもらったり悪戯をしたりするみたい」
「ホー」
「人間界は面白い事をするんだね」
「それで、元太達がそれに便乗しちゃって・・・誰が一番多くお菓子を手に入れるか競争しようと言い出して・・・」
「それで僕達からお菓子をもらおうと?」
「うん」
「参ったな・・・今お菓子持ってないんだよね・・・。あ、でも時間をくれれば急いでレモンパイを作ってあげるよ」
「本当!?ありがとう安室さん」
ニパッと笑うコナンの笑顔に安室が歓喜に震える。
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