イタズラから始まる気持ち
もっと君の事を調べてみよう・・・。
〈イタズラから始まる気持ち〉
今日も小学生らしく小学校に通ったコナン。
居候してる探偵事務所の扉を開け、そこにいる小五郎や蘭に帰りの報せをする。
「ただいまー・・・」
「おかえり、コナン君」
「Σっ!?」
だがそこにいたのは小五郎の弟子、その正体は黒ずくめの仲間、コードネーム・バーボンこと安室透。
予想外の人物にコナンは驚き、思わず固まる。
「・・・あ、安室の兄ちゃん・・・何でここに?おじさんは?」
「毛利先生は浮気調査で外へ。蘭さんは買い物に出掛けてます。それで蘭さんに留守番を頼まれたので、ここに」
「そ、そうなんだ・・・。あーっ!ボク宿題あったんだ!早くやっちゃおー・・・」
あまり関わらないように、自分の正体がこの男にバレないようにさっさとその場から立ち去ろうとドアを閉めようとする。
ガッ
だがいつの間に移動したのか安室がドアに手をかけ止められた。
「だったらここでやればいい。分からないところがあったら僕が教えるよ」
「い、いいよ。そんな、悪いから・・・」
「遠慮しなくていいですよ。さっ、中に入って」
「あっ」
笑顔でコナンの腕を掴み、探偵事務所の中に入れた。
ここで逃げたら怪しまれると思い、観念し、安室とは向かいのソファに座った。
そして現在、コナンは宿題を、安室は読書をしている。
が、安室の事が気になり先程からチラチラと安室の方を見ている。
そこでバチッと視線が合い、コナンは慌てて宿題の方に視線を戻した。
「どうしたんですか?僕の顔に何か付いてますか?」
「う、ううん、何でもない・・・。
(落ち着け、オレが奴が組織の一員だと知っている事を、奴は気付いてない・・・。このまま平静に・・・)」
「コナン君」
「Σな、何?」
突然話し掛けられ、コナンの心臓が跳ね上がった。
「手が止まっているからそこの問題が分からないのかと」
「そ、そうなの・・。でも頑張ってみるよ・・・」
「言ったでしょ。遠慮しなくていいって」
すると安室がソファから腰を上げ、テーブルを回り、コナンの隣に座ってきた。
コナンは思わず離れようと横に移動するが、それを見越してか安室が腕を伸ばして肩を掴み、自分の方に抱き寄せた。
思わぬ安室の行動にコナンの体がビクッと跳ねた。
コナンの心臓がバクバク鳴り、安室が解説しているがそれどころではなく聞いてない。
「(な、何だコイツ・・・何がしてぇんだ・・・!?)」
「理解していただけたかな?コナン君」
「・・・ぁ、う、うん。ありがと、安室の兄ちゃん・・・」
「おや?顔色が悪いけど、どうしました?」
「な、なんでもないよ」
「それに、震えてる」
「だ、大丈夫。何でもないから・・・」
「ふーん・・・」
信じてるのか信じてないのか分からない笑みをする安室にコナンの緊張が高まる。
.
〈イタズラから始まる気持ち〉
今日も小学生らしく小学校に通ったコナン。
居候してる探偵事務所の扉を開け、そこにいる小五郎や蘭に帰りの報せをする。
「ただいまー・・・」
「おかえり、コナン君」
「Σっ!?」
だがそこにいたのは小五郎の弟子、その正体は黒ずくめの仲間、コードネーム・バーボンこと安室透。
予想外の人物にコナンは驚き、思わず固まる。
「・・・あ、安室の兄ちゃん・・・何でここに?おじさんは?」
「毛利先生は浮気調査で外へ。蘭さんは買い物に出掛けてます。それで蘭さんに留守番を頼まれたので、ここに」
「そ、そうなんだ・・・。あーっ!ボク宿題あったんだ!早くやっちゃおー・・・」
あまり関わらないように、自分の正体がこの男にバレないようにさっさとその場から立ち去ろうとドアを閉めようとする。
ガッ
だがいつの間に移動したのか安室がドアに手をかけ止められた。
「だったらここでやればいい。分からないところがあったら僕が教えるよ」
「い、いいよ。そんな、悪いから・・・」
「遠慮しなくていいですよ。さっ、中に入って」
「あっ」
笑顔でコナンの腕を掴み、探偵事務所の中に入れた。
ここで逃げたら怪しまれると思い、観念し、安室とは向かいのソファに座った。
そして現在、コナンは宿題を、安室は読書をしている。
が、安室の事が気になり先程からチラチラと安室の方を見ている。
そこでバチッと視線が合い、コナンは慌てて宿題の方に視線を戻した。
「どうしたんですか?僕の顔に何か付いてますか?」
「う、ううん、何でもない・・・。
(落ち着け、オレが奴が組織の一員だと知っている事を、奴は気付いてない・・・。このまま平静に・・・)」
「コナン君」
「Σな、何?」
突然話し掛けられ、コナンの心臓が跳ね上がった。
「手が止まっているからそこの問題が分からないのかと」
「そ、そうなの・・。でも頑張ってみるよ・・・」
「言ったでしょ。遠慮しなくていいって」
すると安室がソファから腰を上げ、テーブルを回り、コナンの隣に座ってきた。
コナンは思わず離れようと横に移動するが、それを見越してか安室が腕を伸ばして肩を掴み、自分の方に抱き寄せた。
思わぬ安室の行動にコナンの体がビクッと跳ねた。
コナンの心臓がバクバク鳴り、安室が解説しているがそれどころではなく聞いてない。
「(な、何だコイツ・・・何がしてぇんだ・・・!?)」
「理解していただけたかな?コナン君」
「・・・ぁ、う、うん。ありがと、安室の兄ちゃん・・・」
「おや?顔色が悪いけど、どうしました?」
「な、なんでもないよ」
「それに、震えてる」
「だ、大丈夫。何でもないから・・・」
「ふーん・・・」
信じてるのか信じてないのか分からない笑みをする安室にコナンの緊張が高まる。
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