犯罪者の眼にご注意
「・・・・・・??」
「やっぱり視線感じるの?」
「あぁ・・・なんか不気味っつーか、危機感が有りすぎるっつーか・・・」
「あれ?工藤の奴、顔青ざめてキョロキョロしてへんか?」
「もしかしてオレ達の存在に気付かれたんじゃ?」
「やばっ、こっから離れた方が良いか?」
「ああ、でももうちょっと撮っておきたい・・・」
「先輩、なんかあの子不安そうな顔して辺り見回してませんか?」
「まさか、辺りに不審者でもいるんじゃ」
「あり得ますね。あの子の水着姿+笑顔に厭らしく見ない不審者なんていませんからね」
「ちょっと、辺りを探して見るか?」
「先輩、その前に鼻血拭いた方が良いかと」
「・・・おい、プールから50m離れた所に高校生らしきガキがコソコソしてねぇか?」
「してるな。しかもそこから100m離れた所に大の大人がいるが、あれって日本の警察じゃないか?」
「知らん。てか、そこにいるアイツら全員鼻血出してないか?」
「あぁ。・・・・・・おいジン、そういうお前も鼻血出てるぞ」
「お前もな赤井秀一」
数分後、鼻血を出してニヤニヤしてる不審者数名がいるという通報を受け、向かってみれば見知った顔ぶれがそこにいて、事情を知った上司や父親や幼馴染みが大激怒して説教+減給(小遣いゼロ)+撮った(盗撮)写真を没収した。
被疑者(?)達はかなり凹んだとか。
そんな様子を屋上から望遠鏡でチラチラと見ていた宿敵2人は嘲笑いながらも相変わらずカメラはコナンを捉えて写真を撮っていた。
ちなみにこの2人は気付かれていない為通報されてない。
「フッ、何やってるんだが」
「ざまぁねぇな」
こうして嫌な視線を感じながらも(途中視線の数が減って少し安心した)プールの授業を終えたコナン。
そしてプールの授業(というか水着姿)のコナンの姿をたくさん撮った2人は大満足。
その反対に頭からキノコが生えてそうな程落ち込んでるのが数名。
これで叱られた彼らが懲りたかどうかは神のみぞ知る。
終わり