犯罪者の眼にご注意
プール場から50m離れた所、そこに2人の青年が望遠鏡やカメラを持ってコナン(水着姿)を見ていた。
「おおっふ・・・工藤、メチャクチャエロいな・・・こりゃ学校休んだかいあったわ」
「まったくだな。あの未熟な四肢がまた良い」
「そやなぁ・・・って、お前誰や?」
「ん?そんなの良いだろ今は。俺は彼の水着姿見るのに忙しいんだから」
「おいコラ、あんまし工藤に厭らしい眼で見ん…「あっ!ついにプールに入ってく!!」
「なんやて!?」
バッと再びプール場へと望遠鏡越しで視線を向ける。
そしてそこから100m離れたところに10人程の大人がいた。
彼らもまた望遠鏡やカメラを持ってプール場(というか水着姿のコナン)を覗いていた。
「ぐはっ!!お、おい、お前ら、大丈夫か・・・?」
「は、はい。あの子がプールに入った瞬間眩しい笑顔を・・・ぶっ!」
「お、おい、お前鼻血の量すごいが大丈夫か?」
「先輩こそ・・・ぐはっ!」
「おい!!?」
皆さん鼻血を出してもなおコナンを激写していた。
さてさてそんな彼らからさらに200m離れた所に建つビルの屋上にいかにも怪しい雰囲気を纏った2人の大人が長いレンズが付いたカメラを小学校のプール場に向けて水着姿のコナンを覗いては激写していた。
「おい赤井秀一、何故貴様がここにいる?」
「それはもちろんボウヤの笑顔を撮るためだ。お前も同じだろジン」
「お前はあいつの笑顔だけじゃなく水着姿を撮ってるんだろ?FBIが聞いて呆れる」
「お前が人の事言えた義理か?ボウヤの水着姿を撮るなんて落ちたな」
「その言葉、そっくりそのまま返してやるぜ」
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