犯罪者の眼にご注意

これからの季節が楽しみだ。



        §犯罪者の眼にご注意§



今日は待ちに待った小学校のプール開き。

暑い気温にぐったりしていた子供達はこの日を楽しみにしていた。

もちろん小学1年生である彼らも例外無く。


「はいみんな!今日の体育はプールです。はしゃぐ気持ちもわかりますがしっかり準備運動をして安全に泳ぎましょう!でないと溺れてしまい大変な事になりますからね。わかりましたか?」

「「「はーい!」」」


子供達は元気に返事をする。

しかし子供達は早く早くとうずうずしてしょうが無い。

ここに、中身が高校生でも早くプールに入りたくてしょうが無い少年がいた。


「あー早く入りてぇ~」

「あら、高校生探偵でもプールに入りたくてしょうが無いのかしら?」

「あったりめぇだろ。こんな暑い日にはプールに入って涼しみたい・・・・・・っ!?(ゾクッ)」

「? どうしたの?」

「いや、何か視線を感じるような・・・」


キョロキョロと首を動かしたり後ろを見たりとするが誰もいない。

隣にいる灰原も連れるように後ろを見る。


「・・・誰もいないわよ。気のせいじゃない?」

「う~ん・・・なら良いんだけど・・・・・・な~んか視線を感じるんだよなぁ・・・・・それも複数」


首を傾げて視線を前に戻す2人。

だがコナンの予想は当たり、たくさんの(残念な)人達がプール場を、むしろコナンの水着姿に凝視していた。




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