桜並木とウソ
それは、来年も一緒にって事だろ?
▽桜並木とウソ▽
オレは今、ニット帽を被って眼に隈がある味方である筈のFBIの赤井さんに拉致された。
数分前―――
「迎えに来たぞボウヤ」
突然事務所に入ってきたと思いきや意味不明な事を言ってきた赤井さん。
もしここに蘭とおっちゃんがいたら警察に電話していただろう。
取り敢えずオレは断った。
なんとなくだが。
だが、
「実はボウヤが大好きな推理小説を海外より取り寄せたんだ。もちろん新作だ」
「っ!」
その言葉にオレは反応した。
「今ここにはないんだが、ボウヤには英語読めないからいらないか…「いる!欲しい!!」
オレは即受け入れた。
そしてオレは今赤井さんの車に乗って移動している訳なんだが・・・もうあれから1時間ぐらい経っているような。
「・・・赤井さん、まだ?」
「もう少しだ」
・・・てか気のせいか?だんだん街から離れているような・・・。
だんだん車が通らなくなってきたんだが、ここどこ?
あれ?もしかして、オレ危ない?
って、
「わっ!?」
「ボウヤ、一旦降りるぞ」
車が止まったと思ったら、赤井さんにだっ、抱っこされた・・・。
「Σちょ!赤井さん!!降ろして、自分で歩くから!!」
「ダメだ。もう少し待ってろ」
赤井さんは自分の胸にオレの顔を押し付けて歩き出した。
「着いた。見てみな、ボウヤ」
立ち止まって、押さえつけられてた手を退かされて、促された。
そこには見事に咲かれた桜並木があった。
「・・・綺麗・・・」
「だろ?この場所は俺しか知らない。気に入ってくれたかな?」
「うん!ありがと赤井さ・・・」
赤井さんの方を見ようと振り向いたら、赤井さんと桜の花びらが舞っているところが重なって、思わず見とれた。
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▽桜並木とウソ▽
オレは今、ニット帽を被って眼に隈がある味方である筈のFBIの赤井さんに拉致された。
数分前―――
「迎えに来たぞボウヤ」
突然事務所に入ってきたと思いきや意味不明な事を言ってきた赤井さん。
もしここに蘭とおっちゃんがいたら警察に電話していただろう。
取り敢えずオレは断った。
なんとなくだが。
だが、
「実はボウヤが大好きな推理小説を海外より取り寄せたんだ。もちろん新作だ」
「っ!」
その言葉にオレは反応した。
「今ここにはないんだが、ボウヤには英語読めないからいらないか…「いる!欲しい!!」
オレは即受け入れた。
そしてオレは今赤井さんの車に乗って移動している訳なんだが・・・もうあれから1時間ぐらい経っているような。
「・・・赤井さん、まだ?」
「もう少しだ」
・・・てか気のせいか?だんだん街から離れているような・・・。
だんだん車が通らなくなってきたんだが、ここどこ?
あれ?もしかして、オレ危ない?
って、
「わっ!?」
「ボウヤ、一旦降りるぞ」
車が止まったと思ったら、赤井さんにだっ、抱っこされた・・・。
「Σちょ!赤井さん!!降ろして、自分で歩くから!!」
「ダメだ。もう少し待ってろ」
赤井さんは自分の胸にオレの顔を押し付けて歩き出した。
「着いた。見てみな、ボウヤ」
立ち止まって、押さえつけられてた手を退かされて、促された。
そこには見事に咲かれた桜並木があった。
「・・・綺麗・・・」
「だろ?この場所は俺しか知らない。気に入ってくれたかな?」
「うん!ありがと赤井さ・・・」
赤井さんの方を見ようと振り向いたら、赤井さんと桜の花びらが舞っているところが重なって、思わず見とれた。
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