弾丸集

映画終盤妄想小話②(コ+世良)





怪我は負うが何とか無事なコナンと世良。

芝浜駅に向かう途中世良が思い出したかのように声をかけてきた。


「そう言えばコナン君。君のスマホ、まだ見せてもらってないよ。見せてくれるかな?2台とも」


コナンが立ち止まると世良も立ち止まり、手を差し出す。

沈黙を貫くコナン。すると口を開いた。


「・・・・・じゃあ世良の姉ちゃんのスマホも見せてくれる?」

「え?」


まさかのコナンからの発言に世良が一瞬狼狽える。


「だってボクだけ見せるなんて不公平だよ。プライベートを見せるわけなんだから世良の姉ちゃんのも見せてよね。
それとも、ボクに見せられない理由が、あるのかな?」


鋭い視線に挑発的な笑みを浮かべるコナンに、今度は世良が黙ってしまう。

困ったように眉を下げ、そして両手を軽く上げ降参のポーズを取る。


「・・・わかった。君のスマホを見るのはひとまず諦めるよ」

「(完全に諦めてほしいけど)」

「というかボクのパクリ?」

「えー?なんのこと?」

「ったく、すぐ子供のフリをする」

「何言ってるの?ボク子供だもん」

「ハイハイ。そう言うことにしてあげるよ」

「ハハハ・・・。(ヤベーどこまでバレてんだ?)」


世良の言動にヒヤヒヤするコナンであった。



終わり




後書き


映画が終わった後に世良ちゃんのスマホ追求はどうなったのかなと思い、書きました。

コナン君があの台詞(「それともボクに~」)を言ったらときめく。(不覚にも世良ちゃんのイケ顔にときめいた)
4/5ページ
スキ