弾丸集

映画終盤妄想小話(コ+アラン)




元FBI長官にして現国際WSG協会会長のアラン・マッケンジー。

15年前のWSGスポンサー連続拉致事件の犯人の親族に拉致されるが、駆けつけたコナンと世良に救助された。


アランはコナンに疑問を生じている。

リニア乗客者全員と関係者のスマホや携帯に一斉に電話がかかってきたその時自分にだけコナンからメールが届くが、その内容が自分を拉致した犯人の肩に狙撃が当たるよう誘導してほしいと全文英語で書かれていた。

小学生が完璧な英文で書いたのも驚くが、狙撃で犯人を仕留めるのを知っていた事、そしてその犯人を殺さず肩に当たるようにしてほしいとお願いしてきた事に。


犯人の肩に弾が貫かれ、これで終わりかと思いきや共犯者によりリニアが暴走。

だがこれも世良とコナンの活躍により怪我を負うが無事に至る。(リニアは無事ではないが)

世良はともかく、コナンの行動力と推理力にアランは度肝を抜かれた。


手当てを終えたコナンと世良が芝浜駅に行こうとして、アランは思っていた疑問をコナンにぶつける。


「Please wait(待ってくれ)」

「ん?」

「Which person are you?(君は何者なんだ?)」


アランの質問に、コナンは小さくフッと笑い、こう答える。


「江戸川コナン。探偵さ」

「・・タン、テイ・・・」


戸惑いを見せるアランにコナンはニコッと笑い、背中を向けて今度こそ歩きだした。

世良もニッと笑い、コナンと一緒に歩きだした。


暫し2人の背中を呆然と見つめていたアランだが、気が抜けたようにフッと笑った。


「Thanks,little detective(ありがとう、小さな探偵)」



終わり




後書き


お馴染みの「江戸川コナン、探偵さ」の台詞が出てこなかったので書きました。まさか哀ちゃんver.(「科学が大好きなただの小学生よ」)が出てくるとは。

それ以降アランさんがコナン君に興味持ってくれたら嬉しい。
2/5ページ
スキ