執行人集

映画終了後妄想小話(安コ)




毛利家にて蘭の母で小五郎の妻の英理がいる。

久しぶりに家族が揃った毛利家に邪魔をしないようコナンは外に出る。

階段を降り、曲がるとポアロから安室が出てきた。


「安室さん!」

「コナン君」

「もうポアロに出て大丈夫なの?」

「あぁ」

「・・怪我、大丈夫?」

「このぐらいどうって事ないよ。コナン君は?怪我大丈夫?」

「うん。安室さんが守ってくれたから僕は平気だよ」

「それは良かった」

「あんまり無茶しちゃダメだよ?」

「君に言われたくないな。 (苦笑)
コナン君はこれからお出かけかい?」

「うん。今おじさんの家に英理おばさんがいるから。邪魔しちゃ悪いと思って」

「そう」

「あ、それはそうと」

「ん?」

「ボク、安室さんを許したわけじゃないから」


突然コナンが真剣な顔で安室に言う。

安室は、コナンは小五郎を巻き込んだ事をまだ怒っているんだと考える。


「・・・そうだね。強引な手段とは言え彼には、君には迷惑をかけてしまった。ごめんね」

「本当に反省してる?」

「あぁ」

「じゃあ証拠見せて」

「証拠?」


これまたコナンの突然な発言にポカンとしてしまう。


「小五郎のおじさんを巻き込んだお詫びに、おじさんにご飯作ってよ」

「ご飯?それまた何で?」

「その、英理おばさんの料理が、味が個性的と言うか・・・」

「・・あぁ、そういう事か」


何を言いたいのか理解した安室が納得した表情をする。

そしてすぐに了承した。


「それぐらいお安いご用さ」

「僕が言った事は内緒だよ」

「あぁ」

「じゃあ僕行くね」

「気を付けてね」

「・・・・・安室さん!」


店に戻ろうとする安室をコナンが呼び止める。


「安室さん言ってたよね。僕には命に代えても守らなければならないものがあるって。
初めは何かは分からなかったけど、この国の為なんだと、この日本が好きなんだと言う事が分かったよ。
手を抜かずこの国の為に戦う安室さんを、僕は尊敬してるし、好きだよ。じゃあね」


思った事を口にすると笑顔で手を振り走って行った。

安室は暫くその場に立ちすくみ、しゃがみこんだ。


「ハァ~・・・まったく、あの子は・・・////」


顔を手で覆う安室。

その顔は赤くなっていた。

それから彼は、小五郎にお詫びのご飯を差し出そうと、コナンとの約束を守ろうと厨房に入っていく。



終わり




後書き


これは・・映画終了後と言うより主題歌中の妄想ですね。(言う事それ?)

安室さんが差し出したご飯は小五郎のお詫びのご飯だと思う。

またいつかコナン君と安室さんがタッグを組む日が来る事を祈ってます。

安コと言うよりコ+安ですね。


ありがとうございました。
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