ナイトメア集
予告妄想小話②(WF組vs黒の組織)
キュラソー奪還に軍用ヘリに搭乗してるのはジン、ウォッカ、キャンティ、コルン。
ベルモットが東都水族館のほぼ全体を停電にさせてくれたおかげでスムーズに計画が進む。
・・筈だった。
なんとキュラソーがゴンドラから逃げ出したのだ。
キュラソーが裏切ったと悟ったジンは始末しようとヘリを観覧車から遠ざけるようにと、重機関銃を出すようにと指示を出す。
風見を安全な場所へ運び終えたコナンは、どうやってジン達を追い払うか考える。
しかし相手は今軍用ヘリに乗っている。
とても自分1人ではどうする事も出来ない。
「クソッ、どうすれば・・・」
「コナン君!」
「Σっ! この声は・・」
キョロキョロ探していると、腕にハンカチを巻いたキールこと水無怜奈がこちらにやって来る事に気付く。
「水無さん!どうしてここに!?」
「彼らがキュラソーを奪還するって聞いたから、思い通りにさせないよう阻止しにきたの」
「怪我してるけど、大丈夫?」
「ええ。痛みは引いたから今のところはなんとも。
それより今どういう事になってるかわかる?」
「キュラソーが逃げ出したんだ」
「ええっ!?」
「恐らく奴らはキュラソーが裏切ったと思ってる筈。
だから多分次に奴らがしてくる行動は・・・」
「この観覧車への攻撃か爆破でしょうね」
「まだか!?まだキュラソーは見つからねぇのか!?」
「観覧車内部に動く影・・・・・コイツは・・!?
兄貴!これを!」
ウォッカの焦った声にジンはパソコンに近寄る。
「何だ?」
「このフォルム、キールとバーボンに似てませんかい?」
「何!?」
パソコンに映し出されてるのは熱反応の影だが、よくよく見れば水無と安室のシルエットに見えなくもない。
「しかもバーボンがいるこの位置には確か起爆装置が仕掛けられてた筈・・!」
「チッ!やはりバーボンは裏切り者だったか・・!」
さらに
「Σ! コイツは!ジン!今観覧車の上に赤井らしき奴を見たよ!」
「何!?」
赤外線カメラで観覧車を見ていたキャンティが声を上げる。
「確かか!?」
「一瞬しか見えなかったけど、間違いないよ!」
「赤井が生きてるって事は・・・じゃあやはりキールも!」
「それにしても、何で子供になったの?シェリーちゃん」
「今そんなことを訊いてる場合?こんな状況じゃなくても教える気はないけどね」
「まぁ大体予想はつくけど・・・確かにそれどころではないわね。一刻も早く子供達を助け出さないと」
「ええ。・・!あれよ!」
「ん?」
「見つけたか?」
「はい。キュラソーらしきフォルムを見つけやしたが、隣にガキが」
パソコンの画面を見つめるジン。
見覚えのあるフォルムにジッと画面を凝視する。
そしてハッとした表情で声を上げる。
「シェリー!」
「ええ!?けど兄貴、このフォルムはどう見てもガキですぜ?」
「恐らく体を縮める薬を作っていたのだろう。それぐらいシェリーなら造作もない事だ。どうりで見つからねぇ筈だ!」
ジンの表情・声が怒りで溢れているのがその場にいる全員が覚っていた。
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キュラソー奪還に軍用ヘリに搭乗してるのはジン、ウォッカ、キャンティ、コルン。
ベルモットが東都水族館のほぼ全体を停電にさせてくれたおかげでスムーズに計画が進む。
・・筈だった。
なんとキュラソーがゴンドラから逃げ出したのだ。
キュラソーが裏切ったと悟ったジンは始末しようとヘリを観覧車から遠ざけるようにと、重機関銃を出すようにと指示を出す。
風見を安全な場所へ運び終えたコナンは、どうやってジン達を追い払うか考える。
しかし相手は今軍用ヘリに乗っている。
とても自分1人ではどうする事も出来ない。
「クソッ、どうすれば・・・」
「コナン君!」
「Σっ! この声は・・」
キョロキョロ探していると、腕にハンカチを巻いたキールこと水無怜奈がこちらにやって来る事に気付く。
「水無さん!どうしてここに!?」
「彼らがキュラソーを奪還するって聞いたから、思い通りにさせないよう阻止しにきたの」
「怪我してるけど、大丈夫?」
「ええ。痛みは引いたから今のところはなんとも。
それより今どういう事になってるかわかる?」
「キュラソーが逃げ出したんだ」
「ええっ!?」
「恐らく奴らはキュラソーが裏切ったと思ってる筈。
だから多分次に奴らがしてくる行動は・・・」
「この観覧車への攻撃か爆破でしょうね」
「まだか!?まだキュラソーは見つからねぇのか!?」
「観覧車内部に動く影・・・・・コイツは・・!?
兄貴!これを!」
ウォッカの焦った声にジンはパソコンに近寄る。
「何だ?」
「このフォルム、キールとバーボンに似てませんかい?」
「何!?」
パソコンに映し出されてるのは熱反応の影だが、よくよく見れば水無と安室のシルエットに見えなくもない。
「しかもバーボンがいるこの位置には確か起爆装置が仕掛けられてた筈・・!」
「チッ!やはりバーボンは裏切り者だったか・・!」
さらに
「Σ! コイツは!ジン!今観覧車の上に赤井らしき奴を見たよ!」
「何!?」
赤外線カメラで観覧車を見ていたキャンティが声を上げる。
「確かか!?」
「一瞬しか見えなかったけど、間違いないよ!」
「赤井が生きてるって事は・・・じゃあやはりキールも!」
「それにしても、何で子供になったの?シェリーちゃん」
「今そんなことを訊いてる場合?こんな状況じゃなくても教える気はないけどね」
「まぁ大体予想はつくけど・・・確かにそれどころではないわね。一刻も早く子供達を助け出さないと」
「ええ。・・!あれよ!」
「ん?」
「見つけたか?」
「はい。キュラソーらしきフォルムを見つけやしたが、隣にガキが」
パソコンの画面を見つめるジン。
見覚えのあるフォルムにジッと画面を凝視する。
そしてハッとした表情で声を上げる。
「シェリー!」
「ええ!?けど兄貴、このフォルムはどう見てもガキですぜ?」
「恐らく体を縮める薬を作っていたのだろう。それぐらいシェリーなら造作もない事だ。どうりで見つからねぇ筈だ!」
ジンの表情・声が怒りで溢れているのがその場にいる全員が覚っていた。
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