クォーター集

雪崩の中での妄想捏造小話(黒の組織(ジン)←コナン(?))




ダムの水から村を救う為雪崩を起こし、なんとか村の被害を免れた。

しかしコナンが雪崩に埋もれてしまった。

コナンの意識がだんだん薄れていく。


「(・・俺は・・・このまま死ぬ、の、か?
・・・はっ、なんか、俺の人生散々だったな・・・
突然身体は小さくなるわ、力は入らねぇわ、怪我はよくするわ・・・このまま終わるのも、良いかもな・・・)」


自嘲気味に笑い、そのままそっと眼を閉じようとする。


その時、ふとある男がコナンの脳内を掠めた。


銀髪の長髪に全身を黒ずくめで覆った、自分の身体を小さくした男を。


「(・・・そうだ。俺は・・奴らを・・・奴を捕まえて、奴らを、ぶっ潰すまで、・・・死ぬわけには、いかないんだ・・・!!)」


凍えて動けそうもない腕を無理矢理動かし、ボール射出ベルトからサッカーボールを雪の中から放出した。


そしてコナンは雪崩の中から無事救出された。


今コナンは病室のベッドに寝かされていた。

蘭達は何か暖かいものを持ってこようと病室から出ていき、灰原はコナンに話し掛ける。


「よくまだそんな力があったわね。何か彼女に言いたい事でもあったの?」

「バーロ、そんなんじゃねぇよ。まっ、言うとしたら蘭じゃなくて奴に、だがな」

「奴?」


そう奴だ。俺の身体を小さくした奴に、








俺が生き残る為に思い出してくれた奴に、礼を、な。




終わり




後書き


・・・あれ?何が書きたかったんだろ自分?


ただコナン君が雪崩に埋もれた時ふとジンのことを思い出してくれたら良いなぁと思い書いた妄想です。


弱気なコナン君を書いてみたかったんです。
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