クォーター集

映画終了後妄想小話①(コナン総受け(?)→ジンコ落ち)




北ノ沢村から帰ってきたコナン達。

そこに待ち受けていたのは多くのマスコミ。

彼等は真っ先に小五郎が運転する車、もとい、コナンに向かって走り寄ってきた。


「コナン君、先日起きた都営新地下鉄トンネル爆破事件の犯人を1人で突き止めたそうですね!?」

「しかも犯人が仕掛けた爆弾によって決壊したダムの水も1人で止めたとか!?」

「何でも雪崩を起こしてダムの水を食い止めたとか!?」

「怪我の方は大丈夫ですか!?」

「何か一言お願いします!!」

「えっ?えっ??」


どうやら北ノ沢村で起きた事件がマスコミ達の耳に入ったらしい。

沢山のマスコミ達に囲まれてあたふたするコナン。

最初は驚いていたがしっかりとマスコミ達の質問に答えていく。


「あの時雪崩に飲み込まれたけどみんなのお陰で助かりました!」

「雪崩に!?怪我の方は?」

「危なかったけど大丈夫だよ!」

「では皆さんの方にもお話を聞かせて下さい」

「え!?私達も・・・!?」


突然こちらに話を振られた蘭達。

一瞬解放されたコナンだが、突然体が宙に浮いた。

突然の事に混乱するコナン。

するとマスコミから離れたビルの影に入った時に声が降りかかった。


「・・・おい、」

「Σ! ジン・・・!」


知ってる声に驚いて振り向くと明らかに怒ってるジンの顔がそこにあった。


「・・・な、なんだ?どうした?」

「・・・雪崩に、飲み込まれたそうだな?」

「え?あ、あぁ・・・15分経つ前になんとか助かったけど「・・・って」え?」





「あれほど無茶するなって言っただろ・・・!!」

「っ!!・・・ご、ごめん・・・」

「・・・たく、心配かけさせやがって・・・」


本気で怒ってるジンにコナンは申し訳なく謝った。

そしてギュッとコナンを正面から抱き締め、コナンもジンの首に腕を回して抱き締め返した。


「・・・じゃあオレそろそろ戻るよ。
オレがいなくなった事にみんな気付いて騒ぎになってると思うし」

「あぁ、分かった、・・・江戸川コナン」

「なに・・・」


コナンの唇を自分の唇で塞ぎ、離してニヤリと笑った。

カァァと赤くなるコナンの耳元に唇を寄せ何かを話した。

するとさらにコナンの顔が赤くなり、「バーロー!!」と言いジンの腕から抜け出しみんなの元に戻った。

走り去るコナンの後ろ姿を見ながらジンはニヤニヤと笑みを深めていた。



そしてコナンがみんなの所に戻ると、案の定コナンがいなくなった事にちょっとしたプチパニックになっていた。




終わり





後書き


事件解決した時マスコミが村に駆けつけ真っ先にコナン君にインタビューするだろうなぁと期待していたのですが全くそれらしい場面がなかったので書いてみました。

囲まれてちやほやされあたふたするコナン君書きたかったんです。(力説)

心配するジンさんを書きたかったのに最後の最後で変態臭くなってしまった。orz
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