妄想小話集
☆劇場版「純黒の悪夢」より②
二輪式大観覧車。それぞれのホイールのレールの上に2人の男が立っていた。
1人はFBIの赤井秀一。
もう1人は公安警察の安室透。
観覧車が動いている為対峙する2人の距離が縮まっていく。
が、その空気はピリピリしたものだった。
見学に来てたコナンは思わず緊張な面持ちとなる。
「あんな危険を侵さなくても、奴らの情報を盗み聞く事は出来た筈ですよね?」
「わざわざこんな所まで、お喋りに来たのかな?」
問い掛ける安室に、赤井が挑発的な口調で問い返す。
「ええ。手を引けと言いに来たんです・・・
コナン君は僕が貰い受けるとね!」
「(・・あれ?今安室さん、セリフ間違えなかった?え?)」
「嫌だ、と言ったら?」
「力づくで、奪うまで」
安室のセリフにコナンは疑問を抱くが、2人共そのまま進めるので自分の聞き間違いだと思い込む。
「引けー!赤井秀一ィィ!!」
安室がレールの上を走る。
赤井は截拳道で迎え撃とうとする。
安室が大きくジャンプして赤井が乗るホイールに飛び移る。
「コナン君は僕のものだーー!!」
「Σ安室さん!?何言ってるの!?」
どうやらさっきのは聞き間違いではなかったようだ。
コナンのツッコミを聞いてないのかスルーしてるのか、赤井と安室は闘う。
安室が後ろによろけるもすぐボクシングのポーズを取る。
赤井がレールで足場を確かめた後、再び截拳道の構えを取る。
「言った筈だぞ、安室君。好意を持つ相手を見誤るなと。
ボウヤを渡す気などさらさらない!」
「Σ赤井さんも何言ってるの!?それだと僕、赤井さんのものみたいに聞こえるよ!」
「見誤ってないさ。貴様を倒せばコナン君は僕に振り向いてくれる筈さ!」
「ねえさっきから何言ってるの2人共!?このシーンは映画の見所の1つなのに台無しだよ!NGだよ!!
だいたいそんな事言ってたら観る人達ドン引きするよ!それでもいいの!?」
安室の左ストレートを赤井が左手で捕まえ、赤井の右肘打ちを安室が右手で受け止める。
コナンのツッコミに2人共真剣な表情で応えた。
「構わん。例え観客に引かれようが周囲の人間に軽蔑されようが、ボウヤへの愛は変わらん」
「NGだろうが知った事ではない。僕は本当に君の事が好きなんだ、それを今この男を倒して証明してみせる!」
「言ってる事はカッコイイかもしれないけど中身がくだらないって事に気付いてる!?
ねえちょっとやめて!ストップストップ!!なんかこっちが恥ずかしくなってきた!!」
NGになってしまったものの、あの迫力のあるバトルシーンを撮り直す事なんて勿体無いと結論が出た為、声当てして上映する事となった。
「待て。その戦い俺も交ぜさせろ」
「やめろ!もっとややこしくなる!!」
終わり
後書き
赤井さんと安室さんのガチバトルシーンから。(以前日記に書いたものを編集して)
これがキュラソーではなくコナン君の奪い愛だったらを妄想したものです。
コナン君が鈍感な故ツッコミ役になってしまったが後悔してません。
NGストーリーなのでこちらの小話集に書かせて頂きました。
最後のセリフは銀長髪の人です。(笑)
二輪式大観覧車。それぞれのホイールのレールの上に2人の男が立っていた。
1人はFBIの赤井秀一。
もう1人は公安警察の安室透。
観覧車が動いている為対峙する2人の距離が縮まっていく。
が、その空気はピリピリしたものだった。
見学に来てたコナンは思わず緊張な面持ちとなる。
「あんな危険を侵さなくても、奴らの情報を盗み聞く事は出来た筈ですよね?」
「わざわざこんな所まで、お喋りに来たのかな?」
問い掛ける安室に、赤井が挑発的な口調で問い返す。
「ええ。手を引けと言いに来たんです・・・
コナン君は僕が貰い受けるとね!」
「(・・あれ?今安室さん、セリフ間違えなかった?え?)」
「嫌だ、と言ったら?」
「力づくで、奪うまで」
安室のセリフにコナンは疑問を抱くが、2人共そのまま進めるので自分の聞き間違いだと思い込む。
「引けー!赤井秀一ィィ!!」
安室がレールの上を走る。
赤井は截拳道で迎え撃とうとする。
安室が大きくジャンプして赤井が乗るホイールに飛び移る。
「コナン君は僕のものだーー!!」
「Σ安室さん!?何言ってるの!?」
どうやらさっきのは聞き間違いではなかったようだ。
コナンのツッコミを聞いてないのかスルーしてるのか、赤井と安室は闘う。
安室が後ろによろけるもすぐボクシングのポーズを取る。
赤井がレールで足場を確かめた後、再び截拳道の構えを取る。
「言った筈だぞ、安室君。好意を持つ相手を見誤るなと。
ボウヤを渡す気などさらさらない!」
「Σ赤井さんも何言ってるの!?それだと僕、赤井さんのものみたいに聞こえるよ!」
「見誤ってないさ。貴様を倒せばコナン君は僕に振り向いてくれる筈さ!」
「ねえさっきから何言ってるの2人共!?このシーンは映画の見所の1つなのに台無しだよ!NGだよ!!
だいたいそんな事言ってたら観る人達ドン引きするよ!それでもいいの!?」
安室の左ストレートを赤井が左手で捕まえ、赤井の右肘打ちを安室が右手で受け止める。
コナンのツッコミに2人共真剣な表情で応えた。
「構わん。例え観客に引かれようが周囲の人間に軽蔑されようが、ボウヤへの愛は変わらん」
「NGだろうが知った事ではない。僕は本当に君の事が好きなんだ、それを今この男を倒して証明してみせる!」
「言ってる事はカッコイイかもしれないけど中身がくだらないって事に気付いてる!?
ねえちょっとやめて!ストップストップ!!なんかこっちが恥ずかしくなってきた!!」
NGになってしまったものの、あの迫力のあるバトルシーンを撮り直す事なんて勿体無いと結論が出た為、声当てして上映する事となった。
「待て。その戦い俺も交ぜさせろ」
「やめろ!もっとややこしくなる!!」
終わり
後書き
赤井さんと安室さんのガチバトルシーンから。(以前日記に書いたものを編集して)
これがキュラソーではなくコナン君の奪い愛だったらを妄想したものです。
コナン君が鈍感な故ツッコミ役になってしまったが後悔してません。
NGストーリーなのでこちらの小話集に書かせて頂きました。
最後のセリフは銀長髪の人です。(笑)