妄想小話集
☆劇場版「純黒の悪夢」より
ノックリストを守ろうとコナンは二輪観覧車を登る。
組織のメンバー、キュラソーが乗ってるゴンドラに目を向けると、キュラソーがゴンドラから抜け出すのが見えた。
まさかと思い、コナンは扉が開いたゴンドラに向かう。
中を覗けば公安の1人が気絶して倒れてるのが見えた。
コナンもゴンドラの中に入り急いで起こそうとする。
すると突然観覧車とその周辺の電気が停電した。
何が起こったのか、すると今度は大きな音がこちらに近付いてくる事に気付き上を見上げる。
ジン達が仕掛けてきたんだと気付いたコナンはどうにかして脱出しなければと考える。
視線を下げた途端、何かがゴンドラに落ちてきた。
顔を上げた途端、ギョッと目を見開き固まってしまう。
何故なら目の前にこの場にいてはならない人物がいたから。
「久しぶりだな江戸川コナン。迎えに来たぞ」
ニヤリと笑うジン。
「・・・な、・・で・・・」
「どうした?俺のカッコイイ登場に惚れ直して言葉が出ないか?」
「なんでお前が出てくるんだーーー!!?
このシーンもう5回は撮り直ししてんだぞ!!いい加減アドリブ入れるのやめろよ!!なんで出てきた!?」
「言っただろ。お前を迎えに来たと」
「来んなっ!どうすんだよまたNGだぞ!」
「問題無い。このまま続ければ良い」
するとジンはコナンをお姫様だっこしだした。
「Σは!?何して・・てか下ろせ!!」
「ゴンドラを落として俺とお前が会わずに終わらすより、俺に拐われて結ばれてハッピーエンドにした方が観客達も喜ぶだろ」
「喜ばねーよっ!何勝手にシナリオ変えよーとしてんだ!!」
「・・・まずはその口を黙らせるか」
「え?」
ジンが顔を近付け、コナンにキスしようと・・・
バンッ!
と思ったらジンの頭上スレスレに銃弾が飛んだ。
これには止まらざるを得ないジンは、撃ってきた方向に人を殺すような睨みを向けた。
ゴンドラの上、ライフルの銃口をジンに向けてる赤井がそこに立っていた。
「・・・邪魔をするな赤井秀一。消されたいのか」
「NG出すなと何度言ってもわからない誘拐犯で強姦魔のカラスを撃ち殺そうとしただけだ」
「キスしようとしただけだ。まだ襲ってねぇ」
「(Σする気だったのか!?やっぱコイツサイテーだ!!)」
「とりあえずボウヤを離してもらおうか。頭を撃ち抜かれたくなければな」
「それはこっちのセリフだ。今すぐこの場を去れ。頭を撃ち抜いて今度こそ息の根を止めるぞ」
ジンも懐から銃を取り出し赤井に向ける。(コナンを抱き抱えたまま)
「(もう・・勝手にやってくれ・・・)」
殺気を飛ばし睨み合う両者にコナンは心の中で諦めた。
その頃安室はと言えば・・・
「くそっ!コナン君がピンチだというのに・・!」
またNGになったというのにそちらに気にせず、むしろ自分もコナンを助けに行きたいのに中断された爆弾解体のせいで行けず悔しがっていた。
終わり
後書き
ジン達がゴンドラごとかっさらおうとした時、ジンが直接降りてこないかなーと期待してたのになかったので書きました。
NGストーリーで書きたかったのでこちらの小話集に書かせて頂きました。
ノックリストを守ろうとコナンは二輪観覧車を登る。
組織のメンバー、キュラソーが乗ってるゴンドラに目を向けると、キュラソーがゴンドラから抜け出すのが見えた。
まさかと思い、コナンは扉が開いたゴンドラに向かう。
中を覗けば公安の1人が気絶して倒れてるのが見えた。
コナンもゴンドラの中に入り急いで起こそうとする。
すると突然観覧車とその周辺の電気が停電した。
何が起こったのか、すると今度は大きな音がこちらに近付いてくる事に気付き上を見上げる。
ジン達が仕掛けてきたんだと気付いたコナンはどうにかして脱出しなければと考える。
視線を下げた途端、何かがゴンドラに落ちてきた。
顔を上げた途端、ギョッと目を見開き固まってしまう。
何故なら目の前にこの場にいてはならない人物がいたから。
「久しぶりだな江戸川コナン。迎えに来たぞ」
ニヤリと笑うジン。
「・・・な、・・で・・・」
「どうした?俺のカッコイイ登場に惚れ直して言葉が出ないか?」
「なんでお前が出てくるんだーーー!!?
このシーンもう5回は撮り直ししてんだぞ!!いい加減アドリブ入れるのやめろよ!!なんで出てきた!?」
「言っただろ。お前を迎えに来たと」
「来んなっ!どうすんだよまたNGだぞ!」
「問題無い。このまま続ければ良い」
するとジンはコナンをお姫様だっこしだした。
「Σは!?何して・・てか下ろせ!!」
「ゴンドラを落として俺とお前が会わずに終わらすより、俺に拐われて結ばれてハッピーエンドにした方が観客達も喜ぶだろ」
「喜ばねーよっ!何勝手にシナリオ変えよーとしてんだ!!」
「・・・まずはその口を黙らせるか」
「え?」
ジンが顔を近付け、コナンにキスしようと・・・
バンッ!
と思ったらジンの頭上スレスレに銃弾が飛んだ。
これには止まらざるを得ないジンは、撃ってきた方向に人を殺すような睨みを向けた。
ゴンドラの上、ライフルの銃口をジンに向けてる赤井がそこに立っていた。
「・・・邪魔をするな赤井秀一。消されたいのか」
「NG出すなと何度言ってもわからない誘拐犯で強姦魔のカラスを撃ち殺そうとしただけだ」
「キスしようとしただけだ。まだ襲ってねぇ」
「(Σする気だったのか!?やっぱコイツサイテーだ!!)」
「とりあえずボウヤを離してもらおうか。頭を撃ち抜かれたくなければな」
「それはこっちのセリフだ。今すぐこの場を去れ。頭を撃ち抜いて今度こそ息の根を止めるぞ」
ジンも懐から銃を取り出し赤井に向ける。(コナンを抱き抱えたまま)
「(もう・・勝手にやってくれ・・・)」
殺気を飛ばし睨み合う両者にコナンは心の中で諦めた。
その頃安室はと言えば・・・
「くそっ!コナン君がピンチだというのに・・!」
またNGになったというのにそちらに気にせず、むしろ自分もコナンを助けに行きたいのに中断された爆弾解体のせいで行けず悔しがっていた。
終わり
後書き
ジン達がゴンドラごとかっさらおうとした時、ジンが直接降りてこないかなーと期待してたのになかったので書きました。
NGストーリーで書きたかったのでこちらの小話集に書かせて頂きました。