妄想小話集

☆劇場版「漆黒の追跡者」より




突如夜の探偵事務所に現れたジンとウォッカ。

コナンはジンに口を塞がれ捕まってしまう。

物音に気付いた蘭が、こっちに来ようとしている。

コナンが必死に叫ぶがジンに口を塞がれたままで伝える事が出来ない。

ジンとウォッカが目を合わせ、ウォッカが拳銃を取り出し、ドアの前に立つ。

蘭がドアを開け、顔を覗かせたその瞬間を撃つ為に。

ジンは後ろに移動し、コナンの体をドアに向ける。


「よーく見ておけ。貴様に関係した人間がどういう運命を辿る事になるのかをな」

「ン゙ー!!ン゙ー!!」


口を塞がれるも叫ぶ事をやめない。


「ン゙ー!!ン゙ーーΣン゙ン゙ッ!?」


突然お腹に大きくて冷たいものが触れ、別の叫び声が上がった。

視線を落とせばジンが空いてる左手をコナンの服の中に滑り込ませ体を撫で回していた。


「(何やってんだお前!!!?そんなシーン台本に無かっただろ!!?ちょ、やめろ!!!)」


慌てて両手を自分の口を塞いでるジンの右手から左手に移動し、叩いたり押さえようとするが子供の力では敵わず、ジンのセクハラは止まらない。

左手の指がコナンの胸の突起に触れた途端コナンの体がビクッと震えた。


「ンふ!!」


それが快感で震えた事に気付いたジンはますます笑みを深め、指で摘まんだり指の先でグリグリしたりと刺激を与える。


「ん、ふっ・・ンンっ!」


コナンが首を横に振って快感から逃れようとするがジンは執拗にそこを攻めた。

声を漏らさないようにとするがどうしてもくぐもった喘ぎ声が出てしまう。

そんなコナンをジンは愉快そうに笑う。

そして左手をズボンの中に入れようとしたその時、


Stopストーップ!そこまでよジン!」

「チッ。ベルモット、何故お前がここにいる?」

「私の可愛いシルバーブレットに危険を察知したから飛んできたのよ。
それより、いい加減私のシルバーブレットから離れてちょうだい」

「いつからお前のになった。コイツは俺のだ」

「(いやお前のでもねーから!!)」


コナンの主張は届かず、2人の口論は続く。

コナンが視線をウォッカに向ければ、どうすればいいのだという顔をされていた。


「(誰か・・・助けて・・・)」



終わり




後書き


映画の冒頭シーン、ジンコに目覚めた瞬間でした。(正確にはそのシーンが予告に流れた瞬間に目覚めました)

見返してる時に思い付いたのがコレです。(笑)

だってジンさんの右手は映っていたのに利き手の左手が映されてないっておかしくないですか?

セクハラしてたからなら納得出来ますが。(オイッ)
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