容赦なき話し合い
哀「全員集まったみたいね」
平「あぁ。そのようやな」
ジ「
赤「望むところさ、ジン」
安「まぁ結果は目に見えてると思いますけど」
K「ほぅ。それは楽しみですね」
哀「これより!『第1回江戸川コナンの隣に相応しいのは誰だ!?』の話し合いを始めるわ」
✜容赦なき話し合い✜
哀「初めに聞くけど、江戸川君の隣に相応しいのは自分だと思う人は手を上げなさい」
ビシッ!×6
平「・・・全員か。まっ、当然やな。でなきゃ誰もここに来ぃへんわな」
K「そうですね。けど、名探偵の隣に相応しいのはこの私ですけど!(ドヤァ)」
ジャキ
ジ「ふざけるのはそのふざけた格好だけにしろ」
K「Σちょっと!拳銃向けるな・・向けないでください!それと服装については失礼じゃないですか!」
赤「ジン、発言については大目に見てやれ。相手は子供なんだから何言ってもいいと思ってる可哀想な相手なんだ」
K「貴方も失礼だな!というか服装については貴方もそう思ってるのですか!?!」
安「まぁそんな事は置いといて、何故そんな馬鹿げt・・・おっと失礼、何故コナン君の隣に相応しいのは自分なのか彼の口から直接聞こうではありませんか」
K「今馬鹿げたって言おうとした!?・・・ま、まぁいいでしょう。私と名探偵は付き合いが長いんです。時に敵対関係、時に協力関係を築いてるんです。グッズとかでも私と名探偵がペアになってるものだってあるんです。
つまり名探偵の隣に相応しいのは私なんですっ!」
平「ちょお待て!それやったらオレの方が工ど・・ボウズとの付き合いが長いで!それに一緒に推理したりバイクに乗って犯人を追いかけたり、まぁ時に推理対決したりするライバル関係だったりするがな。
それにボウズとは秘密の共有をしとるからな!つまりや、ボウズの隣に相応しいんはオレや!」
哀「フッ、秘密の共有ねぇ・・・。それだったら私にも当てはまるわ。それに私はアナタ達と違って毎日と言っていいほど江戸川君と会っているし彼の考えていることは大抵わかるの。そして、私は彼の口から直々に『相棒』って言われたのよ。(※「紺碧の棺」より)
よって、江戸川君の隣に相応しいのは誰がどう見ても私だと思うけど?(ドヤ)」
赤「ホォーー。それを言うなら俺はボウヤにワトソンの称号を貰った事がある。ホームズであるボウヤが作戦を練り立て、そのボウヤの助手的立ち位置にいる俺が実行する。まさにベストコンビだと思うんだが?」
安「フッ、甘いな赤井。僕はコナン君に協力者になってもらうよと言われたんです。(※「ゼロの執行人」より)
協力者は互いに信頼が無いと成り立たない。つまり!コナン君は誰よりも僕の事を信頼してるという証拠だ!!」
哀「江戸川君はアナタのこと信頼してるなんて一言も言ってないわよ」
安「協力者になってもらう=信頼してるという事だよ」
平「どんな解釈やねん」
ジ「フッ。どいつもこいつも考えが単純だな」
平「なんやとオッサン」
ジ「相棒だの助手だの、それが江戸川コナンの隣に相応しいと本当に思ってるのか?本当に隣に相応しいのは江戸川コナンが常に頭の中を占めてる存在、そう!つまり俺だ!!
運命の悪戯のせいでなかなか逢瀬する事が出来ない俺と江戸川コナン」
平「いきなり何
ジ「江戸川コナンが四六時中俺の事を考えているのは明白している!」
哀「どこからくるのよその自信」
ジ「アニメのオープニングでは江戸川コナンは俺にいつも熱い視線を向け、「RAISE INSIGHT」では恋しさのあまり俺の後を追いかける健気さが出てる!」
赤「ボウヤのあの目は敵を見る目だと思うんだが」
安「そもそも、あのオープニングで貴方が出てたのはサビからで、コナン君は貴方の後を追いかけていないのでは?」
ジ「テメェの目は節穴かバーボン。28秒と29秒の間をコマ送りで観てみろ」
安「・・・たしかに映っていますね・・・後ろ姿だけがチラリと」
平「(よぅこんな一瞬の映像を見つけたな・・・)」
ジ「極めつけはコナプラ2023の俺の衣装がジェームズ·モリアーティだということ、そう、シャーロック·ホームズの最大の敵だ。
ホームズとモリアーティのように俺と江戸川コナンは公式が認めたベストマッチな組み合わせだということつまり!江戸川コナンの隣に相応しいのはこの俺だ!!!」
K「ちょっと待ったー!それを言うなら怪盗と探偵もおいしい組み合わせのはずです!
それに私が仕掛けたマジックのタネを名探偵はあれこれ考える、つまり!この時ばかりは名探偵は私のことしか考えてないんですよ!!」
ジャキ
ジ「ならば、今この場で貴様を消して江戸川コナンが俺しか考えないようにするしかないな」
K「何でいちいち拳銃を向ける!?」
哀「ちょっと待ちなさい。アナタ達、この話し合いのお題わかってる?江戸川君の隣に相応しいってことは江戸川君が落ち着ける人のことを指すのよ。江戸川君がアナタ達を隣に置いて落ち着けると思う?」
K「Σうっ」
ジ「・・・・・・」(←目をそらしてる)
哀「むしろアナタ達は江戸川君にとってまったく心休めない気の緩めない警戒すべき存在なのよ!!嫌がってるのよ!!そんな人達が江戸川君の隣に相応しいと思う!?」
ジ&K「「ぐっ/ぐはっ!!」」
バタンッ×2
赤「2人脱落したな」
平「まぁなんとなくわかっとったがな」
安「まぁ僕はこの2人と違って、コナン君は僕が作ったご飯をおいしく食べますし、僕が身動き出来なくて事件の捜査を彼にお願いをした時は見返りも求めず快く手伝ってくれました。(※「ハロウィンの花嫁」より)
それにエンディングの「神風エクスプレス」は僕とコナン君の為の歌と言っても過言ではありません。
コナン君は僕の事を誰よりも信頼してるという事つまり!僕こそコナン君の隣に相応しいという事ですよ!!」
哀「でもたしかアナタ、毛利探偵を騙して部下に逮捕させて蘭姉ちゃんを泣かしてたわよね?(※「ゼロの執行人」より)」
安「Σッ!!(ギクッ)」
平「うわーきたなーー」
哀「江戸川君、そのことを許してないし、敵と認識されてなかったかしら?」
安「Σッッ!!(ギクッグサッ)」
哀「それに江戸川君はアナタのことを警戒したり気を緩めてないんじゃい?」
安「Σッ!!(グサッグサッ)」
哀「つまり、江戸川君はアナタのこと信頼してるかもしれないけど、信用はゼロなんじゃないかしら?(ニヤァ)」
安「ぐはぁっ!!」(←吐血した)
バタン!
平「(この姉ちゃん容赦ないわー・・・ι
まぁこの男の場合自業自得やけど)」
赤「あとは俺達だけとなったわけだが・・・さっきも言ったが俺はボウヤからワトソンと任命された事があるんだ。
それにコナプラ2021でボウヤは俺が座ってる椅子の俺の足の間に座ってる。信頼も信用もされてる証拠だ。
そして原作コミックの表紙ではボウヤは俺の衣装を何回も真似して着て飾っている。これは公式も俺とボウヤがベストコンビだと認めてるという事だ。これ以上ないくらいボウヤの隣に相応しい人物はいないと思うんだが?(ドヤ)」
平「言ってくれるやんけ」
哀「ふぅーん・・・・・たしか、江戸川君が観覧車に仕掛けられていた爆弾を何とかしようと奔走していた頃、アナタ、そこの金髪の彼と観覧車の上でケンカしていたと風の噂で聞いたんだけど?(※「純黒の悪夢」より)」
赤「Σ!(ギクッ)」
平「えぇーーー・・・何しとんねんこのオッサン2人」
哀「否定しないということは本当みたいね」
赤「あ、アレは、安室君からふっかけてきて・・・」
哀「乗ったアナタもアナタよ。それに、江戸川君と出会う前アナタ、二股してたみたいね」
平「Σはあ!?」
赤「いや、二股ではない・・・」
哀「でも女性2人と付き合っていたのよね?しかもその1人が私のお姉ちゃん」
赤「Σぅっ」
哀「巷では、そこの金髪の彼とも親密な関係にあるとか」
赤「それは断じて無いっ!」
哀「そうかしら?一部の人達からはそう見えてるみたいだけど。
まあ、誰彼構わず人を誑かして付き合ったり別れたりする薄情なアナタが、本当に江戸川君の隣に相応しいのかしらぁ?(ニヤァ)」(←悪魔の笑みを浮かべてます)
赤「ぅぐっ・・!!」
平「おぉ・・・倒れはせぇへんけどこれは戦意喪失やな・・・」
哀「さて、残るは私とアナタだけだけど・・・」
平「ゅ、
哀「まぁ、たしかに、アナタにはないわね」
平「せやろ」
哀「でも江戸川君から聞いたんだけどアナタ、そこの泥棒にキスしようとしてたみたいじゃない?」
平「ΣΣブーーーーッ!!!ゲホッ!ゲホッ!ちゃ、ちゃうで!!俺はコイツに騙されて、」
哀「そう言えば、劇場版25弾と26弾ではキスシーンが続いてあったわね」
平「い、いきなり何
哀「27弾ではアナタとそこの泥棒が出るわよね?」
平「おいこれ以上何も
哀「今度こそアナタとそこの泥棒さん、27弾でキスすんじゃないかしら?(ニヤァ)」
平「
哀「あら?最近はBL作品のドラマや映画だってやってるのよ。もしかしたら本当に・・・」
平「やめろーーー!!!」
哀「そんな誰彼構わずキスしまくるアナタが江戸川君の隣に相応しいと?」
平「人をキス魔みたいに
ジ「そうだ・・・まだ、終わってねぇ・・・!」
平「ぅお!復活しよった!」
哀「チッ。何よジン、まだ何か言いたいの?」
ジ「そこの大阪のガキがそこのコソ泥と公式でキスしたんだ」
平「してへんって
ジ「ならば!(公式では)冷酷非道で通してる俺が江戸川コナンと無理矢理S●Xして既成事実を作っても何の問題は無いという事だ!!」
平「問題大有りじゃボケーーーー!!!」
ジ「俺と江戸川コナンは結ばれてまさにベストカップルとなり江戸川コナンの隣に永遠にいられる!!そうと決まれば!!」
平「待て待て待てっ!!そんなんホンマにやったらクレーム殺到に炎上騒ぎになって原作もアニメも即打ち切られるのがオチや!!」
赤「待てジン・・・そんな事はさせない」
平「おぉ、そこはやっぱ大人・・」
赤「ボウヤと結ばれるのは俺だ!!」
平「お前もかい!!?」
安「引け赤井、ジン。コナン君は僕のものだーーー!!」
平「ダメやこの大人3人・・!」
哀「うすうす気付いていたけど、江戸川君が関わると頭のネジが数本抜けるみたいね・・・」
平「数本どころか全部とちゃうか?」
哀「仕方ないわね、アレを使うしかないわ。手伝いなさい」
平「お、おぉ・・・。(アレ・・・?)」
赤「お前みたいな強面の怪しさしかない奴がボウヤを幸せにできると思っているのか?」
安「貴方も目つきの悪さは劣っていませんよ」
ジ「どけ赤井秀一!バーボン!江戸川コナンの貞操はいたd」
バシャァ!
バタン!×3
哀「しばらく寝てなさい」
平「この液体、なんや?」
哀「麻酔針を作るのに使われる液体よ。麻酔針そのものを打ち込んでも眠らなかったから、原液そのものをかけてやったわ」
K「よ、容赦ありませんね・・・」
平「おっ、こっちも復活しよった」
哀「さて、残念な大人達は静かになったことだし、話し合いを再開させましょ」
平「(マ、マズイ、この姉ちゃんに口で勝てる気が・・・)」
ジ「ま、まだ、だ・・・」
平「Σぅおお!?起きよった!!」
哀「まさか・・・麻酔液をぶっかけられても起きるなんて・・・博士にもっと強力なものを作ってもらわないとっ」
K「コレが愛の力というものか・・!」
赤「ぉ、お前の好きには・・・」
安「コナン君は・・僕が・・!」
平「2人も起きよった!」
哀「止めるわよ!!」
(残念な)大人3人組を止めるのに未成年3人組の体力が消耗した為、これにてお開き!
終わり