腐男子コナン君のお気に入り
「ごめんねコナン君。嫌な思いをしたから帰ろうとしたんだよね?でもお願いだ。もうちょっとだけここにいてくれないかな?
(もっとコナン君と居たいし、何よりコイツと2人っきりとか絶対にヤダッ!!)」
「彼の言う通りだボウヤ。こうやってボウヤといる時間が俺にとって楽しみで仕方無いんだ。だから帰るなんて言わないでほしい」
「Σ貴方はそうやってサラッと・・・」
・・・・・Σハッ!そうかそう言う事か!
2人はああ言っているが、オレがいなくなり2人っきりになった途端赤井さんの理性が揺らぎしかし我慢が出来ず安室さんに襲い掛かるんだな!
それを知ってる安室さんはそれを阻止する為、または赤井さんに流されないようにする為にオレをここに居させようとしている。
つまり、オレは2人にとって抑止力なんだ!
くっそーますますこの場から離れて盗聴器で2人のイチャイチャっぷりを聴きてぇ~。
けどここは喫茶店。公共の場でそれはさすがにマズイな。
「わかった。ボクもうちょっとここに居るね」
「本当かい?」
わぁー安室さん、ここで赤井さんに犯されなくて済むから嬉しそう。それはそれで赤井さん可哀想だけど。
「うん。でも2人共、ここは喫茶店だから、(イチャイチャは)ほどほどにね」
「う、うん・・・?(あれ?気のせいかな?今死語が聞こえたような・・・)」
「(喫茶店だから喧嘩は程々に、と言う事、だよな?)」
「ところでコナン君、そのケーキどうかな?美味しい?」
「うん!とってもおいしいよ!」
「良かった。コナン君に喜んで貰えて嬉しいよ。あっ、コナン君ほっぺ」
「ボウヤ、クリームが付いてるぞ」
安室さんが手を伸ばしてくる前に赤井さんがオレの頬に付いていたらしいクリームを指で拭い取り、そのクリームを舐めた。
赤井さんの仕草に一瞬ドキッとなってしまった。
だが、
「赤井!おま、何してんだ!?」
「何とは?俺はただボウヤの頬に付いてたクリームを取ってあげただけだが?」
「そう言う事を聞いてるんじゃない!!大体それは僕がやろうと」
「早い者勝ちだ」
「赤井ィィイイイイイ!!!」
まずい!!いくら見た目が子供とは言え他の男に手を出した事で安室さんがすごい嫉妬して怒ってる!!
やっぱりなんやかんや言って安室さん赤井さんの事すごく好きなんだね!すごく萌える・・・・って言ってる場合じゃねぇ!!
このまま2人の仲が拗れて別れてしまったら2人が可哀想だ!
「ごめん安室さん!ボクそんなつもりじゃなかったんだ!ホント、偶然クリームが付いちゃって」
「Σえ、あ、うん?分かってるよ、コナン君は何も悪くないよ。悪いのはこのニット帽野郎だ!」
「で、でも気付かなかったボクにも非があるから、赤井さんの事許してあげて」
「うぐっ、・・・コナン君、君はなんて優しいんだっ」
「Σぅわっ!?」
カウンターを飛び越えてきた安室さんに驚いたが、そのままオレを抱き締めてきたからもっと驚いた。
「赤井、コナン君に免じて今回だけは見逃してあげましょう」
「・・・そうか。ところで、ボウヤを抱き締める意味はあるのか?」
「コナン君の心の広さに感動してるんですよ!抱き締めたい衝動に駆られるでしょう!!」
「ホォー・・・」
Σ!! まずい!!今度は赤井さんが嫉妬して怒ってる!!
いくら見た目(以下略)とは言え恋人の目の前で他の男に抱き着いたらそりゃあ怒るよな。
ヤバイ。今夜安室さんは赤井さんにお仕置きされる!!(もちろん性的な意味で)
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