1日早い誕生日



食後の後渋るコナンを説得して一緒に風呂に入る事に。

ふと初めて見る安室の引き締まった身体を見て思わず見とれてしまう。


「ん?どうしたんだい?」

「Σ!! な、なんでもないよ!!///」


まさか見とれていたなんて言えず視線を外す。

だが外したその先、安室の腕に巻かれてる包帯を見て心配する。


「・・・腕、まだ痛む?」

「ん?ああこれ?まぁ確かに違和感は感じるけど、日常生活に支障はないよ」

「・・・・・・」


途端申し訳ない顔をするコナン。

その怪我は一昨日、カジノタワーに墜落しそうになったカプセルの軌道を見事変えた後、安室がコナンを庇いながら拳銃をぶっ放したガラスを突き破った時、その破片で切ってしまった怪我だ。

自分のせいで怪我を負ってしまったものだと罪悪感を感じるコナン。

そんなコナンを安室はそっと抱き締めた。


「そんな顔しないでよ。これは僕が勝手に負った傷であって、君が責任を感じる事じゃない」

「でも・・・」

「大丈夫。大丈夫だから。ね。
僕はコナン君の悲しむ顔より、笑った顔が好きだな」

「・・サラリと言うね」


冗談だろう安室の言葉にコナンはついいつもの調子で返す。

まさか本気だと言う事も知らずに。




真夜中。安室がふと目を覚める。時計を見れば間もなく日付が変わろうとしたいた。

腕の中にはコナンが小さな寝息を立てて眠ってる。


「君と2人っきりでお祝いしたいというのは本当だよ。
だけどもう1つあってね。こっちが本音。君に1番におめでとうって言いたいから」


スマホに表示されてる時間を見ると丁度日付が変わった。


「誕生日おめでとうコナン君。生まれてきてくれてありがとう」


眠るコナンの頬にキスを落とし、目を閉じた。




終わり
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