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逃ゲテ。見ツケテ。



安室と女は赤井の行動に驚きつつも後を追いかける。

すると安室も前方にある見覚えのある車を捉えると赤井の考えを悟った。

赤井は躊躇無く、呼び掛けるでもなくその車のドアを勝手に開けた。

その車の運転席に座ってた車の持ち主は勝手にドアが開いた事に驚く。

さらに開けた人物や見覚えのある人物に知らない人物を見てますます驚愕する。


「赤井秀一!?貴様、いきなりなんだ?」

「すまない。緊急事態なんだ」

「は?おい!」

「君も入って」

「え?ええ!?」


赤井は勝手に、女は安室に背中を押されて後部座席へ。

安室も助手席に座りドアを閉める。


「おい!どういうつもりだ!?赤井秀一!バーボン!」

「説明は後にして下さい。今はとにかく車を発進して下さい」

「はぁ?お前、あまり意味がわからねぇ事を言ってんじゃねぇぞ」

「本当に緊急事態なんです!」

「っ!来た!ものすごく怒って来てる!」

「「「!」」」

「お願いします!急いで!」


安室の必死さに面を食らいつつ、車の持ち主のジンはエンジンをかけ発進した。

暫くして、女は前後左右をしっかり見た後ホッと息を吐き肩の力を抜いた。


「・・とりあえずは、大丈夫です」


コナンも恐る恐る顔を上げ、キョロキョロした後こちらも力を緩めた。


「・・・撒けたのか?」

「はい」

「・・・あ。赤井さん、ごめんなさい。ボクずっと赤井さんにしがみついちゃって・・・」

「気にするな。ボウヤを抱える事くらいどうって事無い」


赤井がコナンの顔に手を添え、微笑みかける。

途端女が顔を手で覆いガバッと膝に埋めた。

それは何かを叫びたい衝動を抑えるのと悶えているように見えた。

しかし女の行動は誰も気付かず、むしろコナンと赤井の光景に安室がワザと大きく咳払いをする。


「オホンッ。・・・それで?コナン君や君はいったい何を見たと言うのですか?」


安室の言葉にコナンと女がハッと顔を上げる。


「・・・ぁ、あいつだよ・・・この前の。安室さんが買い出しの帰りに出くわした・・・」

「やはりあの男か・・・。そこの彼女が「デブ」と言うからもしやと思ったが・・・。
けど僕も赤井もアイツは見えなかった」

「何故ボウヤと君には見えたんだ?」

「・・えーと・・・信じてくれるかどうか・・・。まぁ信じられないかと思いますけど実は「おい」


女が話そうとしたところ、ジンが遮った。


「その女、誰だ?」


その言葉にコナンも赤井も安室もそして何故か女も「あ」と声を上げる。




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