仲良く?調理実習
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肉じゃがを作るレイはまず野菜を水洗いし、皮を向き、食べやすいよう一口サイズに切っていく。
パッパッとあまりの手際の良さに皆自然とレイの作業に見とれる。
その時レイの隣からパサァアという音が聞こえ、手を止めてそちらに眼を向ける。
映ったのは計量カップからはみ出たパン粉を見てクエスチョンマークを浮かべてるリルカ。
「? あれ?」
「・・・お前、何してる?」
「な、何って、ただパン粉を計ってるだけよ」
「どれぐらい計るつもりだ?」
「2分の1」
「おまっ、2分の1ならひと袋丸々いらねぇだろ!何やってんだ!?」
「う、うっさいわね!分かってるよちょっと手が滑っちゃっただけよ!!」
「(ったく)」
気を取り直して自分の作業に戻ろうとリルカから視線を離した次の瞬間今度はグシャッと明らかに何かが潰れた音と「Σあっ!?」という驚いた声が聞こえた。
再び視線を向けると手に割れた卵を持ってアタフタしてるリルカが。
「・・・・・・お前、料理作ったことあんのか?」
「・・・ない」
「何作ろうとしてる?」
「ハンバーグ」
「何で料理も作ったこともねぇ奴がハンバーグ作ろうと思ったんだよ!?せめて野菜炒めにしとけよ!!」
「い、良いでしょ!!あたしが何作ろうと!?」
開始早々もめ始めたレイとレイ。
皆いつ包丁とか鍋とか飛んでくるかヒヤヒヤしながら自分の作業に取り組んだ。
野菜を切り終えたレイは次にお肉を一口サイズに切り、次に糸コンニャクを切る。
「・・・・ずいぶん手慣れてるね」
「ん?あぁ、俺とOVER兄と二人暮らしだかんな。
替わり替わりでメシを作ってて・・・」
ふと視線をリルカに向けた途端まな板の上に悲惨な状態の野菜が目に入った。
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