次こそは自分一人で・・・！



　　　　　　　　　‡仲良く？調理実習‡



今日は１年Ａ組とＢ組との合同調理実習の日。

普段あまり話したことの無い子と一緒に調理をし、仲良く親睦を深めようと考えたこの授業。

そう、仲良く・・・・・・


「・・・・・・・」(←不機嫌度MAX)

「・・・・・・・」(←不機嫌度MAX)


今まさに一触即発家庭科室が戦場と化そうなくらいの険悪な雰囲気を出し合ってる２人の女子生徒が睨み合っていた。

一人はＡ組の生徒レイ、そしてもう一人はＢ組の生徒でレイのペアのリルカ。

何故睨み合っているのかというと、簡単に言えば仲が悪いから。

とにかく超絶に悪い。

相性最悪と言っても過言ではない。

いつ喧嘩(という名の戦争)になったりしないかＡ組もＢ組の生徒もヒヤヒヤして気が気じゃない。


「・・・なんでテメェなんかとペアなんだよ」

「知らないわよクジで決まっちゃったんだから」

「足引っ張ったらただじゃおかねぇぞ」

「そっちこそあたしの作業の邪魔しないでよね」

「「「「・・・・・・・・・・ (恐)」」」」


静かな言い合いをする２人に生徒達がガダガタと震える。


「アッハッハッ。仲良いなぁ～アイツら」

「どこが！？」

ただ１人、レイと同じクラスの男子生徒スノーを除いて。

そこへ家庭科の先生LOVEが入ってきた為皆視線をそちらに向ける。


「それでは授業を始めるわ。作るものは自分達で考えてきたおかず。もしその中で一番出来の良い奴には私の筋肉コレクションに加えてあげるわ！有り難く思いなさい！！」

「「「「(まったく有り難くねーーー！！！)」」」」


皆そう思ったが口に出したら後が怖い為心の中で拒絶した。


「それでは始めっ！！」


銅鑼が鳴らされ皆各々実習台に付く。




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