デキてる?デキてない?どっち?
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「大丈夫か?血が出てるぞ」
「大丈夫だよ。絆創膏持ってきたから貼って・・・」
すると破天荒がいきなりメイの手を掴み、切ったその指をパクッと自らの口に入れた。
「Σギャアッ!!???
な、ななな!な、何してんの!!!??//////」
「何っへ、舐めれは治るかなーっへ」
「指食えたまま喋らないで!!!ちょっ、と、やめ・・て・・・///」
破天荒の口から指を引き抜こうとするが破天荒が手をガッシリ掴んで離してくれない。
舌で傷口から出る血を舐め取り、さらに指先を丹念に舐め出す。
メイの顔は真っ赤っかで、今の現状に追い付けない。
もう少しで頭が爆発しそうなところで、破天荒がようやく解放した。
「んっ。こんなもんか?玉ねぎは俺が切っといてやるから、お前はバンソーコーを貼ってろ」
「う、うん・・・///」
舐められた指と破天荒を交互に見るメイの顔はまだ真っ赤だ。
「えっと、その、あ、ありが・・」
「あ、そうそう」
「・・?」
「顔真っ赤っかのお前、可愛かったぞ」
「ΣΣ///!!!?」
一応感謝の気持ちを込めてお礼を言おうとしたメイを遮り、ニヤリと笑い確信犯なセリフを言った破天荒。
当然その事にメイは・・・
「は、破天荒君のバカーーーー!!!!!!」
バシィッ!
「イッテーーー!!?おま、あぶねーだろ!!包丁で切ってる時に頭叩きやがって!!?」
「破天荒君が悪いんでしょ!!!」
ギャーギャーと喧嘩を始めてしまった。
なんやかんやとあったが、何とか時間通りに無事にオムライスを完成し、実食する。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「「「・・・・・・ (汗)」」」
あれからメイと破天荒は一切口を開く事無く、険悪な雰囲気に。
2人と同じテーブルのクラスメイト達は気まずげに黙々と自分達が作ったオムライスを口に運ぶ。
正直味が分からない。
「・・・・さっきは、その・・・悪かったな・・・」
先に口を開いたのは破天荒だ。
「よくよく考えたら、唾付けたからって治るわけでもねえよな」
「・・私も、ごめんなさい・・・。せっかく私の代わりに玉ねぎ切ってくれてるのに、頭叩いちゃって・・・」
「まあ・・・気にしてねぇって言ったら嘘になるが・・・・・おあいこって事で」
「うん」
雰囲気が和らいだ事にクラスメイト達がホッと安堵する。
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