当たって砕けて・・・
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違うんだ華蓮・・・僕が好きなのは・・・。(泣)
〔当たって砕けて・・・〕
僕が委員を務める図書室。
放課後には彼女がやって来て本を読む。
彼女の名前は華蓮。
大人しくて優しくて、何より可愛い。
本を読む姿は絵に描いたようで思わず見とれてしまう。
話したくて、声をかけようとしたが本を読んでる最中に邪魔しちゃ悪いと思い声をかけず、けどそうしてる内に下校時刻が迫り彼女は帰ってしまう。
そんな日々がどんどん過ぎてしまい、このままじゃ駄目だと最近気付いた。
「レイ、僕華蓮に告白しようと思う」
「うん、すれば?」
「Σあっさり!?」
放課後、委員の仕事が無い詩人は友人のレイに告白宣言をするが、驚く事無くあっさり返された。
「てかそんな事いちいち俺に言わずさっさと告白すればいいじゃねぇか」
「で、でももし断られたらどうしよう!?」
「そん時は潔く諦めるか・・・・・諦めずに何度も告白するしかないんじゃない?」
「でもそれでしつこい人だと思われて嫌われしまったら・・・!!・・・Σあっ」
「どうした?」
「・・・実はこの前僕が本を読んでる時、顔を上げたら華蓮と目が合ったんだ。すぐ逸らされちゃったけどね・・・」
頭を掻いて苦笑するようにはにかむ詩人。
「詩人・・・お前・・あまりにも好きすぎてそんな思い込みまで・・・!」
「Σいやこれ僕の気のせいかもしれないけど!!ちょっとその可哀想なものを見るような目やめて!!!」
レイは本気で詩人を哀れんだ目で見ていた。
「Σああ!そう言えば彼女に好きな人がいるのかどうかすら知らないっ!!もし好きな人がいて断られたらどうしよう!!??」
「あああもう鬱陶しい!!!うだうだ悩む暇があるんならさっさと告白しちまえ!!!」
もんもんと悩む詩人に痺れを切らしたレイは、詩人の後ろ襟を掴み廊下を突き進む。
「ちょ、ちょっとレイ!?どこに行くの!?」
「図書室に決まってんだろ!」
***
図書室には予想通り華蓮はいた。
廊下から確認した詩人とレイは近くの曲がり角の所に移動し、打ち合わせをする。
「いいか詩人、華蓮が出てきたらお前が呼び止め、告白するんだ」
「ぼ、僕が!?レイが伝えてくれないの!?」
「何で関係の無い俺がそんな事しなきゃいけねぇんだ?これはお前の告白だろ?」
「そうだけど・・・」
「大丈夫。ありのままの気持ちを伝えればきっと伝わる筈だ。多分」
「Σ多分?」
「当たって砕けて散ってこい」
「Σ散るの!?それってフラれろってこと!?ねえ!応援してるのしてないのどっち!?」
.
〔当たって砕けて・・・〕
僕が委員を務める図書室。
放課後には彼女がやって来て本を読む。
彼女の名前は華蓮。
大人しくて優しくて、何より可愛い。
本を読む姿は絵に描いたようで思わず見とれてしまう。
話したくて、声をかけようとしたが本を読んでる最中に邪魔しちゃ悪いと思い声をかけず、けどそうしてる内に下校時刻が迫り彼女は帰ってしまう。
そんな日々がどんどん過ぎてしまい、このままじゃ駄目だと最近気付いた。
「レイ、僕華蓮に告白しようと思う」
「うん、すれば?」
「Σあっさり!?」
放課後、委員の仕事が無い詩人は友人のレイに告白宣言をするが、驚く事無くあっさり返された。
「てかそんな事いちいち俺に言わずさっさと告白すればいいじゃねぇか」
「で、でももし断られたらどうしよう!?」
「そん時は潔く諦めるか・・・・・諦めずに何度も告白するしかないんじゃない?」
「でもそれでしつこい人だと思われて嫌われしまったら・・・!!・・・Σあっ」
「どうした?」
「・・・実はこの前僕が本を読んでる時、顔を上げたら華蓮と目が合ったんだ。すぐ逸らされちゃったけどね・・・」
頭を掻いて苦笑するようにはにかむ詩人。
「詩人・・・お前・・あまりにも好きすぎてそんな思い込みまで・・・!」
「Σいやこれ僕の気のせいかもしれないけど!!ちょっとその可哀想なものを見るような目やめて!!!」
レイは本気で詩人を哀れんだ目で見ていた。
「Σああ!そう言えば彼女に好きな人がいるのかどうかすら知らないっ!!もし好きな人がいて断られたらどうしよう!!??」
「あああもう鬱陶しい!!!うだうだ悩む暇があるんならさっさと告白しちまえ!!!」
もんもんと悩む詩人に痺れを切らしたレイは、詩人の後ろ襟を掴み廊下を突き進む。
「ちょ、ちょっとレイ!?どこに行くの!?」
「図書室に決まってんだろ!」
***
図書室には予想通り華蓮はいた。
廊下から確認した詩人とレイは近くの曲がり角の所に移動し、打ち合わせをする。
「いいか詩人、華蓮が出てきたらお前が呼び止め、告白するんだ」
「ぼ、僕が!?レイが伝えてくれないの!?」
「何で関係の無い俺がそんな事しなきゃいけねぇんだ?これはお前の告白だろ?」
「そうだけど・・・」
「大丈夫。ありのままの気持ちを伝えればきっと伝わる筈だ。多分」
「Σ多分?」
「当たって砕けて散ってこい」
「Σ散るの!?それってフラれろってこと!?ねえ!応援してるのしてないのどっち!?」
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